大阪府の建設工事の入札参加資格と経審の結果の使い方|等級区分評点・主観点・受付時期(令和8年度)
大阪府の建設工事の入札参加資格で、経審の総合評定値が等級区分評点と格付にどう使われるか、地元点・福祉点・環境点の加算、土木・建築・電気・管・舗装の等級の点数、令和8年度の受付時期、経審の結果通知書の有効性の条件を、府の公式ページから整理します。
大阪府 建設工事の入札参加資格(令和6・7・8年度)大阪府は、土木一式・建築一式・電気・管・舗装の5業種で、経審の総合評定値(P点)に主観点を足した「等級区分評点」で等級を決めます。それ以外の業種は、経審の点数がそのまま総合点数になります。府は経審の結果を自分で取得するため、等級の判定に使う結果は、毎年1月31日時点で有効な最新のものです。
この記事は、府の「競争入札参加資格要件等」「等級区分及び工事金額」「令和8年建設工事等級区分について」「申請の案内」を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。確認できなかった点は最後の節にまとめています。
等級区分評点の組み立て
府は、次の式で等級区分評点を出します。
- 等級区分評点=経営事項審査点数+地元点+福祉点+環境点
- 経営事項審査点数は、有効な最新の経審結果の総合評定値(P)
- 等級を分けるのは、土木一式、建築一式、電気、管、舗装の5業種
- それ以外の業種は、経審の点数を総合点数として資格を認定する
P点と入札ランクの一般的な関係はP点と入札ランクの関係で説明しています。入札ランク目安ツールは目安であり、大阪府の格付を決めるものではありません。
主観点(地元点・福祉点・環境点)
| 項目 | 点数 | 加算の対象 |
|---|---|---|
| 地元点 | 100点 | 府内業者。大阪府の区域内に、建設業法第3条第1項の営業所(主たる営業所に限る)を置く者 |
| 福祉点 | 8点 | 障害者雇用促進法の法定雇用率を達成している者。2027年6月30日までの申請は2.5%、2027年7月1日以降の申請は2.7%の雇用率を満たす者 |
| 環境点 | 2点または4点 | KES、エコステージ、エコアクション21のいずれかの認証や登録を、府との契約先で取得している者。KESのステップ1とエコステージのステージ1は2点、KESのステップ2、エコステージのステージ2以上、エコアクション21は4点 |
- 主観点は、要件を満たす者が加算を希望した場合だけ加算されます。電子申請の画面で「加算希望する」か「加算希望しない」を選びます。
- 5業種のいずれかで資格の認定を受けた年度は、その年度中は加算希望を変更できません。
- 次の年度に希望を変えるときは「主観点変更届」を出します。令和8年度は2026年1月26日(必着)が期限でした。変えない場合は出す必要がありません。
- 経審でISO14001またはエコアクション21の加点評価を受けている場合は、環境点は加算されません。複数の認証があっても加算は1つだけです。
等級の点数(令和8年度)
令和8年度の等級区分評点と等級の関係は次のとおりです。令和8年度は、物価変動を踏まえて発注工事金額が改正されています。金額の区切りは府の表で確認してください。
| 工事の種類 | 等級と等級区分評点 |
|---|---|
| 土木一式工事 | AA:1,410以上/A:1,150以上1,409以下/B:900以上1,149以下/C:750以上899以下/D:749以下 |
| 建築一式工事 | AA:1,370以上/A:1,120以上1,369以下/B:840以上1,119以下/C:730以上839以下/D:729以下 |
| 電気工事・管工事 | A:1,070以上/B:785以上1,069以下/C:725以上784以下/D:724以下 |
| 舗装工事 | A:900以上/B:780以上899以下/C:779以下 |
認定後は、発注工事ごとに等級に応じた競争入札が行われます。入札参加資格の等級は、毎年1月31日時点の有効な最新の経審結果に基づき、等級区分と総合点数が見直されます。経審を毎年受け続けることが、等級を保つ前提です。
受付時期と有効期間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 資格有効期間 | 2024年4月1日から2027年3月31日まで(令和6・7・8年度の3年間) |
| 定期の受付(終了) | 2023年11月10日から12月8日まで |
| 令和8年度の新規申請 | 2026年4月1日から2027年2月10日まで。有効期間は認定日から2027年3月31日まで |
| 認定と名簿登録 | 毎月10日までに電子申請があり、書類が同月15日までに添付されたものを、翌月1日に認定して名簿に登録する |
申請は電子申請だけで、書類の郵送や持参による提出はできません。添付する書類は、府税の納税証明書、消費税及び地方消費税の納税証明書(ともに発行後3か月以内)、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書です。
経審の結果通知書の有効性の条件
- 申請できる業種は、申請の時点で建設業許可を持ち、経審を受けている業種に限られる
- 申請には、最新の経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書が必要で、審査基準日(決算日)から1年7か月以内のものが有効
- 等級を決める経審は、審査基準日が2024年6月30日以降で、2026年1月31日時点で有効な最新のもの
- 経審の結果がなく、評定値(P点)がない業種は、等級区分と総合点数をつけられず、資格が認定されない
- 登録後は、資格の申請手続き以外で経審の結果を報告する必要はない
経審の有効期間の数え方は経審の有効期間と逆算で説明しています。
この記事で確認できなかった点
- 令和9年度以降の資格(2027年4月1日からの次の期間)の受付時期。府の案内にはまだ載っていませんでした。
- 令和8年度の発注工事金額の区切りの全体。この記事では等級区分評点だけを載せています。
- 土木・建築・電気・管・舗装以外の業種での、総合点数の使われ方。
- 入札ごとの参加条件。入札公告で確認してください。
確認した一次資料
- 大阪府「【建設工事】競争入札参加資格要件等」等級区分評点の式、主観点の加算、経審の有効性の条件(2026-10-09確認)
- 大阪府「等級区分及び工事金額」令和8年度の等級区分評点の表(2026-10-09確認)
- 大阪府「令和8年度 建設工事競争入札参加資格の等級区分(ランク付け)」等級判定に使う経審の結果の基準日、主観点変更届の期限(2026-10-09確認)
- 大阪府「令和8年度【建設工事】競争入札参加資格審査申請【新規】」令和8年度の受付期間、添付書類(2026-10-09確認)
- 大阪府「申請受付の概要」資格有効期間、定期の受付期間(一覧ページ。2026-10-09確認)
この記事は、大阪府の公開資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、府の最新の案内と審査結果が優先されます。大阪市の入札参加資格は大阪市の入札参加資格と経審で説明しています。
まとめ
- 土木・建築・電気・管・舗装の等級は、経審のP点に地元点(100点)などの主観点を足した等級区分評点で決まる。
- 等級判定の経審は、府が毎年1月31日時点の最新の結果を取得する。令和8年度は審査基準日が2024年6月30日以降のもの。
- 申請は電子申請のみ。令和8年度の新規申請は2027年2月10日まで、審査基準日から1年7か月以内の通知書が必要。
- 経審を受けていないと、落札しても契約できず、資格の取り消しもある。
よくある質問
- 大阪府の等級区分評点は、どう計算しますか?
- 経審の総合評定値(P)に、地元点(100点)、福祉点(8点)、環境点(2点または4点)を、要件を満たして加算を希望した分だけ足した点数です。
- 大阪府で等級が分かれる業種は、どれですか?
- 土木一式、建築一式、電気、管、舗装の5業種です。それ以外の業種は、経審の点数が総合点数になります。
- 大阪府の土木一式のAは、何点からですか?
- 令和8年度は、等級区分評点が1,150以上1,409以下でA、1,410以上でAAです。
- 大阪府の入札参加資格は、今から申請できますか?
- 令和8年度の新規申請は2027年2月10日までです。電子申請のみで、審査基準日から1年7か月以内の経審の通知書が必要です。
- 大阪府の等級に使う経審の結果は、いつ時点のものですか?
- 令和8年度は、審査基準日が2024年6月30日以降で、2026年1月31日時点で有効な最新の結果です。府がデータを取得するため、通知書を送る必要はありません。
公開日: 2026-10-09
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広告下記書籍の紹介による報酬の有無は、記事の内容に影響しません。制度の背景や申請実務を書籍でまとめて確認したい方向けです。
本ツールは事業者ご自身が入力・利用する試算です(申請の代行・作成支援は行っていません)。個別のご相談は承っておりません。正式な評点は登録経営状況分析機関・審査行政庁の審査結果が優先します。数値は概算であり、実際の申請前に専門家へご確認ください。算定方法・出典・免責
