受審後の実務

愛媛県松山市の工事の入札参加資格と経審|等級の決め方・通知書の期限・申請期間(令和9・10年度)

愛媛県松山市の建設工事の入札参加資格で、経審の評点がどう等級に使われるか、申請に出す通知書の期限、主観点数の主な加点、令和9・10年度の郵送受付の期間を、市の案内ページと提出要領から整理します。

松山市 令和9・10年度 建設工事の入札参加資格
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

松山市の建設工事の等級は、経審の評点を客観点数とし、市の主観点数を加えて決まります。令和9・10年度の受付は、松山市役所 契約課への郵送で、令和8年10月1日から10月31日までです。

この記事は、松山市の「令和9・10年度 入札参加資格審査申請」のページ(2026年9月14日更新)、提出要領、建設工事の記載要領、資格審査等に関する要綱、等級の要領、令和8年度名簿の「点数と格付」を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。愛媛県の制度は愛媛県の入札参加資格と経審で説明しています。

等級の決め方:経審の評点と主観点数

松山市の等級及び選定基準に関する要領は、建設工事の客観点数を、経営事項審査の項目及び基準を定める件(平成6年6月建設省告示第1461号)で定められた審査によるとしています。客観点数は経審の評点で行い、客観点数について市独自の計算式は示されていません。

客観点数は経審の評点、主観点数は市の加点・減点です。主観点数のうち、ISOやCPD学習単位などは松山市内に本店または本社を持つ者が対象とされています。

要領の別記第1にある主観点数の主な項目は、次のとおりです。

建設工事の主観点数の主な項目(等級の要領 別記第1から)
項目点数
工事成績(過去2年度の平均)85点以上+60、80点以上85点未満+40、75点以上80点未満+20、70点以上75点未満+10、60点以上70点未満0、55点以上60点未満−20、55点未満−40
ISO9000全業種で+10
ISO14000/エコアクション21+5/+3(重複は不可)
CPD学習単位(土木一式・建築一式)150単位以上で+10(30単位以上60単位未満は+2まで)
障害者雇用・育児介護休業制度・次世代法の行動計画・協力雇用主各+10
資格停止(審査基準日から過去2年間の停止)12か月以上−20、6か月以上12か月未満−15、3か月以上6か月未満−10、3か月未満−5

経審の総合評定値そのものの仕組みは経審のP点の計算の仕組みで説明しています。P点と入札ランクの一般的な関係はP点と入札ランクの関係を参照してください。

令和8年度名簿の等級表

要領の別記第2の等級表は、令和8年度名簿の「点数と格付」と同じ内容です。区分は決定数値で、設計金額の上限は工事1件ごとです。土木と建築を示します。

土木・建築の等級表(令和8年度名簿の「点数と格付」から)
等級土木(決定数値/設計金額)建築(決定数値/設計金額)
A750点以上/全工事750点以上/全工事
B610〜749点/6000万円未満660〜749点/6000万円未満
C520〜609点/3000万円未満540〜659点/3000万円未満
D520点未満/1000万円未満540点未満/1500万円未満

電気、管、舗装、水道施設、その他専門工事の閾値も同じ表に載っています。令和9・10年度の等級表に改定があるかは、受付ページからは確認できませんでした。

申請に出す通知書と期限

申請の基準日は令和8年10月1日です。提出するのは、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の写しで、審査基準日から1年7か月以内の最新のものを出します。

申請時に出した通知書で格付けされ、申請後に最新の通知書を取得しても、格付の再計算は行われません。
  • 令和8年7月1日以降の新基準の通知書には雇用保険等の加入状況の欄がないため、加入確認書類は不要です。
  • 通知書がまだ届かない場合は、許可行政庁の受付印がある経営規模等評価申請書の写しを出します。ただし通知書が出るまでは、正式な受付になりません。

1年7か月の数え方は経審の有効期間と逆算、通知書の読み方は経審の結果通知書の見方で説明しています。

申請方法・期間・有効期間

令和9・10年度の受付(市の案内ページと提出要領から)
項目内容
受付方式市の案内は、松山市役所 契約課への郵送受付だけを示している(共同受付の記載はない)
提出方法一般書留・簡易書留などの郵送、または特定信書便。宛先は松山市役所 契約課
受付期間令和8年10月1日から10月31日まで(郵便は当日消印有効)。期間前・期間後の提出は受け付けない
審査結果令和9年2月下旬に市のホームページへ掲載(通知の代わり)
有効期間令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間

申請できない者

資格審査等に関する要綱は、建設工事の要件として、建設業者であることと、経営事項審査を受けて総合評定値の通知を受けていることを定めています。「経営状態が著しく不健全であると認められる者」は参加できません。

提出要領は、次のいずれかに当たる者は申請できないとしています。

  • 地方自治法施行令第167条の4第1項に該当する者
  • 消費税・地方消費税、法人税または所得税、松山市税を滞納している者
  • 暴力団員等に関係する者
  • 健康保険、厚生年金、雇用保険の加入義務に違反している者

この記事で確認できなかった点

  • 決定数値を「客観点数+主観点数」と明記した条文。要領は客観点数と主観点数の二本立てで定めている。
  • 令和9・10年度に向けた等級要領の改定の有無。要領のPDFは令和5年3月施行分までの付則で、令和8年度名簿の等級表と同じ内容を確認した。
  • 申請書類ごとの細かい様式の一覧。

確認した一次資料

この記事は、松山市の案内と要領を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 建設工事の客観点数は経審の評点。市の主観点数(工事成績・ISO・CPDなど)を加えて等級が決まる。
  2. 申請には審査基準日から1年7か月以内の最新の通知書を出す。申請後に新しい通知書を取っても格付は再計算されない。
  3. 令和9・10年度は契約課への郵送受付で、令和8年10月1日から10月31日まで。有効期間は令和9年4月1日から令和11年3月31日。

よくある質問

松山市の建設工事の等級は、何で決まりますか?
経営事項審査の評点を客観点数とし、市の主観点数(工事成績・ISO・CPD学習単位など)を加えて決まります。客観点数について市独自の計算式は示されていません。
松山市の申請に出す経審の通知書は、いつのものですか?
審査基準日から1年7か月以内の最新の通知書の写しです。申請後に最新の通知書を取得しても、格付の再計算は行われません。
松山市の令和9・10年度の受付期間はいつですか?
令和8年10月1日から10月31日までです。郵送で、郵便は当日消印有効です。期間前・期間後の提出は受け付けません。
松山市の入札参加資格は、どこへ申請しますか?
令和9・10年度は、一般書留・簡易書留などの郵送か特定信書便で松山市役所の契約課へ提出します。市の案内に共同受付の記載はありません。
松山市の令和9・10年度の入札参加資格は、いつまで有効ですか?
令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間です。審査結果は令和9年2月下旬に市のホームページへ掲載されます。

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