受審後の実務

福岡県久留米市の工事の入札参加資格と経審|P点に主観点を足す総合評点・随時申請の期間・郵送書類

福岡県久留米市の建設工事の入札参加資格で、経審の結果がどう使われるかを、P点に主観点を足す総合評点、随時申請の期間と有効期間、毎年の更新手続き、申請に必要な書類の順に、市の手続きのページと更新手続要領から整理します。

久留米市 建設工事の入札参加資格
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

久留米市は、建設工事の入札参加資格を「総合評点」で扱います。総合評点は、経審の総合評定値P点に、市内に主たる営業所がある業者だけが加えられる主観点を足したものです。申請は、電子申請で入力して印刷し、書類を郵送する形です。

この記事は、久留米市の「入札参加資格申請手続き(建設工事)」のページと、「建設工事にかかる競争入札参加資格 更新手続要領(令和8年1月)」を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。資料の確認日は2026年10月11日です。福岡県の制度は福岡県の入札参加資格と経審で説明しています。

総合評点はP点と主観点の合計

市の手続きのページは、総合評点を「経営事項審査の総合評定値(P点)+主観点」と書いています。更新手続要領でも、確認するのは、申請日現在で有効な経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書のP点と、主観点の2つです。主観点は、市内に主たる営業所を有する業者だけが対象です。

久留米市の総合評点は、経審のP点に主観点を足したものです。主観点は市内に主たる営業所がある業者だけが付けられます。

P点の仕組みは経審のP点の計算の仕組み、等級の見方は経審のP点と入札の等級で説明しています。

随時申請の期間と有効期間

市のページによると、令和7・8・9年度の入札参加資格は、毎年4月1日から12月28日まで随時申請を受け付けています。定期申請の受付は終了しています。

資格認定日と有効期間(市のページから)
申請の種類資格認定日有効期間の終わり
定期申請者定期申請を行った年の4月1日令和10年3月31日
随時申請者申請日の翌々月の1日令和10年3月31日

市のページには、令和7年4月に随時申請をした場合は令和7年6月1日に資格が認定される、という例が書かれています。申請してから名簿に載るまで、2か月ほどかかります。経審の通知書が切れる時期から逆算して受審日を決める考え方は、経審の有効期間と逆算で説明しています。

毎年の更新手続き

資格の有効期間は令和10年3月31日までですが、総合評点は年度ごとに確認して反映するため、毎年の更新手続きが必要です。希望業種と順位は、この更新手続きのときだけ変えられます。

令和8年度の更新手続きは、次のとおりでした。

令和8年度の更新手続き(更新手続要領から)
項目内容
電子申請の入力期間令和8年1月5日から1月30日
届出書類の提出期限令和8年2月10日消印有効
名簿の公表令和8年3月中旬、市公式ホームページ

期間内に手続きをしなかった場合や、期限内に書類が届かなかった場合は、令和8年4月1日から12月28日までの間にあらためて手続きをします。名簿への反映は、申請日の属する月の翌々月です。令和9年度の更新手続きの日程は、確認した資料に書かれていませんでした。

申請に必要な書類と市内・準市内・市外の区分

更新手続要領は、申請者を3つに分けています。

  • 市内:久留米市内に主たる営業所(建設業法第3条第1項に規定する営業所)がある者。
  • 準市内:市内に主たる営業所以外の営業所があり、その営業所に入札等の権限を委任する者。
  • 市外:市外に主たる営業所があり、準市内に当てはまらない者。

更新手続きの提出書類は、更新手続要領で次のように分かれています。

  • 競争入札参加資格更新届出書:全員が提出。電子申請で印刷して押印し、コピーは不可。
  • 経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の写し:全員が提出。
  • 主観点調査にかかる確認資料:市内の業者で、加点を希望する場合。
  • 営業所一覧表(建設業許可申請時に出した、委任先の営業所を含むもの):入札等の権限を委任する業者。

経審の通知書は、申請日現在で有効なものの写しを出します。使用印は代表者印で、商号と役職が入ったものが原則です。会社名だけの角印は使えません。

主観点の項目

令和8年1月の更新手続要領に載っていた主観点の項目は、次のとおりです。いずれも市内の業者が対象です。

  • ISO9000シリーズ、ISO14000シリーズ、エコアクション21:各5点。ただし、ISO14000シリーズとエコアクション21は、どちらか一方だけが加点されます。
  • 障害者雇用:5点。
  • 福岡県の子育て応援宣言(子育て支援・男女共同参画推進):5点。
  • 久留米市消防団員の雇用:5点。
  • 久留米市消防団協力事業所の認定:5点。
  • 福岡県の介護応援宣言:5点。
  • 健康経営優良法人:5点。書類の提出は不要で、市が登録を確認できたものが対象です。
  • 協力雇用主:登録で5点、さらに保護観察対象者等を通算3か月以上雇用した場合に5点。

市の手続きに関するお知らせの一覧には、令和8年度以降の名簿の主観点項目の見直しが掲載されています(本文は確認できていません)。申請の前に、市の最新の要領で項目と点数を確かめてください。

申請方法と電子入札

申請は、ふくおか電子申請システムで入力し、印刷した申請書に必要書類を添えて郵送します。書面だけの提出は受け付けられません。郵送は、一般書留、簡易書留、レターパックプラスなど、受領の確認ができる方法に限られます。窓口に持参しても、その場での書類審査はありません。

更新手続要領によると、土木、建築、とび、電気、管、舗装、塗装、防水、機械器具設置、造園、水道施設、解体の入札は電子入札で行われます。市の電子入札システムに登録していない業者は、申請とあわせて登録するよう求められています。受審から入札までの流れは経審の流れと費用で説明しています。

この記事で確認できなかった点

  • 総合評点から決まる格付の区分と、その点数の基準。確認した資料には書かれていなかった。
  • 令和9年度の更新手続きの日程。
  • 令和8年度以降の主観点項目の見直しの内容。

確認した一次資料

この記事は、久留米市の公式資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 総合評点は、経審のP点に主観点を足したもの。主観点は市内に主たる営業所がある業者だけが付けられる。
  2. 随時申請は毎年4月1日から12月28日まで。資格認定日は申請日の翌々月の1日で、有効期間は令和10年3月31日まで。
  3. 総合評点は年度ごとに確認するため、毎年の更新手続きが必要。令和8年度は1月5日から30日に入力し、2月10日消印有効で郵送した。
  4. 申請は電子申請で入力して印刷し、書留などで郵送する。経審の通知書は申請日現在で有効なものの写しを出す。

よくある質問

久留米市の総合評点は、どう決まりますか?
経営事項審査の総合評定値P点に、主観点を足したものです。主観点は、市内に主たる営業所を有する業者だけが対象です。
久留米市の入札参加資格は、いつ申請できますか?
市のページによると、毎年4月1日から12月28日まで随時申請を受け付けています。資格認定日は申請日の翌々月の1日で、有効期間は令和10年3月31日までです。
久留米市の入札参加資格は、毎年手続きが必要ですか?
総合評点は年度ごとに確認して反映するため、毎年の更新手続きが必要です。令和8年度は、令和8年1月5日から30日に電子申請で入力し、2月10日消印有効で書類を郵送しました。
久留米市の申請で、経審の通知書はどう使われますか?
申請日現在で有効な経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の写しを提出し、市はそのP点を確認します。
久留米市の入札参加資格は、窓口に持参して申請できますか?
市のページは、電子申請で入力して印刷した申請書に書類を添え、書留などで郵送するよう求めています。窓口に持参しても、その場での書類審査は行いません。

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