受審後の実務

千葉県柏市の工事の入札参加資格と経審|随時申請の期間・総合評定値の基準日と毎年の見直し(令和8・9年度)

千葉県柏市の建設工事の入札参加資格で、経審の総合評定値がいつの時点の情報で名簿に載るか、随時申請の受付と名簿登載の日程、有効期限、工事で必要な社会保険の確認を、市の案内ページから整理します。

柏市 令和8・9年度 建設工事の入札参加資格
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

柏市の名簿には、経審の総合評定値が建設業情報管理センター(CIIC)経由で自動的に反映されます。柏市はこの評定値を毎年見直すため、新しい経審の結果がいつ名簿に載るかを知っておく必要があります。

この記事は、柏市の「令和8年度柏市入札参加資格の登録(業者登録)」(令和8年7月1日更新)と「令和8・9年度入札参加資格審査申請(当初申請)」を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。等級ごとの点数区分は、確認した案内ページに載っていなかったため扱いません。同じ千葉県内の制度は千葉県の入札参加資格と経審、千葉市、船橋市の各記事で説明しています。

総合評定値が名簿に載る仕組み

柏市が使う「ちば電子調達システム」では、CIICから経営事項審査の情報(工種ごとの総合評定値など)の提供を受け、参加する全団体の名簿に反映しています。市の案内は、同じ事業者なら原則としてどの団体の名簿でも総合評定値は同じ点数になる、と説明しています。

名簿の総合評定値は、申請者が出した通知書ではなく、CIICから提供された情報が反映されます。

ただし、団体によっては、総合評定値(客観点数)に独自の基準(主観点数)を加えて格付けをしています。総合評定値の仕組みは経審のP点の計算の仕組みで説明しています。

基準日と毎年の見直し

柏市は、毎年、総合評定値を見直すとしています。名簿に載る評定値の基準日は、登録の時期で変わります。

名簿に反映される総合評定値の時点(市の案内から)
登録の場合反映される情報の時点
当初申請で令和8年4月1日に登録令和8年1月1日時点でCIICから提供された情報
令和9年4月1日の見直し令和9年1月1日時点でCIICから提供された情報
随時申請(新規・団体追加)で令和8年7月1日以降に登録登録日の前月1日時点の情報

市の案内は、経営事項審査の審査基準日から約半年でCIICの情報が更新され、その情報がシステムに反映されるとしています。このため、1月1日時点の情報は、一律にその期間の審査基準日の情報になるわけではなく、手元の最新の評定値と違う場合があります。

評定値が決まってから名簿に載るまでの流れは、経審の有効期間と逆算と合わせて読むと、受審の時期を決めやすくなります。

随時申請の種類と名簿登載日

当初申請の受付は、令和7年9月16日から11月17日午後5時まででした。当初申請をしなかった場合は、令和8年度になってから随時申請で登録できますが、令和8年4月1日にさかのぼって登録することはできません。

状況ごとの申請の種類(市の案内から)
状況申請の種類
柏市に登録がない随時申請(新規)
柏市以外の団体には登録がある(千葉県内の団体など)随時申請(団体追加)
工事・測量の業種を追加・変更したい随時申請(業種追加)
工事・測量の業種を取り消したい取消申請(業種取消)

登録は毎月1回で、申請から登録まで最短でも1か月半かかります。令和8年度の日程の例は、次のとおりです。

随時申請の受付期間と名簿登載予定日の例(令和8年度)
申請受付期間名簿登載予定日
令和8年7月16日から8月17日令和8年10月1日
令和8年8月18日から9月15日令和8年11月1日
令和8年9月16日から10月15日令和8年12月1日
令和8年10月16日から11月16日令和9年1月1日

登録日の前月1日時点の情報が反映されるため、たとえば令和8年10月1日に登録される場合は、令和8年9月1日時点の経審の情報が基準になります。

有効期限と申請先

随時申請で登録された場合の有効期限は、一律で令和10年3月31日です。名簿は2年ごとに見直され、有効期間は最大2年間とされています。

申請は「ちば電子調達システム」で電子申請し、必要書類は千葉県電子自治体共同運営協議会の共同受付窓口(千葉市中央区市場町1-1)へ送ります。送付先は柏市契約課ではありません。柏市内に本店または契約権限を委任した支店等がある場合は、市税の納税証明書と第26号様式(その1・その3)が追加で必要です。

工事の登録に必要な社会保険の確認

工事で登録するには、雇用保険・健康保険・厚生年金保険に加入していることが条件です。加入は、最新の経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書で確認されます。

  • 通知書で3つの保険のうち1つでも「無」と表記され、システム上も未加入と表示される場合は、加入を証明する書類(保険料の申告書や領収証書など)を提出します。
  • 通知書で「除外」となっていれば、加入しているとみなされ、提出は不要です。
  • 「無」でも実際は適用除外にあたる場合は、社会保険等適用除外申告書を出します。

通知書の社会保険の欄の見方は、経審の結果通知書の見方で説明しています。

この記事で確認できなかった点

  • 令和9・10年度の当初申請の公式ページ。確認できなかったため、現行の令和8・9年度を扱った。
  • 等級ごとの点数区分と発注の目安。確認した案内ページに載っていない。
  • 柏市独自の主観点数の有無。確認した案内ページに記載がなかった。

確認した一次資料

この記事は、柏市の案内ページを整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市と共同受付の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 柏市の名簿の総合評定値は、CIICから提供された情報が反映され、柏市は毎年見直す。
  2. 随時申請で登録される場合は、登録日の前月1日時点の情報が反映される。
  3. 随時申請は、新規・団体追加・業種追加に分かれ、登録は毎月1回、最短1か月半かかる。
  4. 有効期限は令和10年3月31日。通知書で社会保険に「無」があれば、加入を証明する書類が要る。

よくある質問

柏市の名簿の総合評定値は、どう決まりますか?
建設業情報管理センター(CIIC)から提供された経営事項審査の情報が、ちば電子調達システム経由で名簿に反映されます。柏市は、この総合評定値を毎年見直すとしています。
柏市で随時申請をすると、いつの時点の評定値が反映されますか?
随時申請(新規・団体追加)で令和8年7月1日以降に登録された場合は、登録日の前月1日時点の情報が反映されます。当初申請で令和8年4月1日に登録された場合は、令和8年1月1日時点の情報です。
柏市の随時申請は、申請してからどのくらいで登録されますか?
登録は毎月1回で、書類を提出してから最短でも1か月半かかります。たとえば令和8年7月16日から8月17日の受付分は、令和8年10月1日が名簿登載予定日です。
柏市の随時申請で登録された場合、いつまで有効ですか?
有効期限は一律で令和10年3月31日です。令和8年4月1日にさかのぼって登録することはできません。
柏市の工事の登録で、社会保険の証明書類が必要になるのはどんな場合ですか?
最新の経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書で、雇用保険・健康保険・厚生年金保険のいずれかが「無」で、システム上も未加入と表示される場合です。通知書が「除外」なら、提出は要りません。

P点から国交省・関東地方整備局の等級目安を確認(無料・登録不要):入札参加資格ランクの目安計算を使う

他の都道府県・政令指定都市のガイドを探す(地域別ガイド一覧)

専門書で詳しく確認したい場合

広告

下記書籍の紹介による報酬の有無は、記事の内容に影響しません。制度の背景や申請実務を書籍でまとめて確認したい方向けです。

本ツールは事業者ご自身が入力・利用する試算です(申請の代行・作成支援は行っていません)。個別のご相談は承っておりません。正式な評点は登録経営状況分析機関・審査行政庁の審査結果が優先します。数値は概算であり、実際の申請前に専門家へご確認ください。算定方法・出典・免責