受審後の実務

千葉県船橋市の工事の入札参加資格と経審|総合点数と等級・随時申請の期間・審査基準日(令和8・9年度)

千葉県船橋市の建設工事の入札参加資格で、経審の総合評定値と市の主観点数がどう等級に使われるか、等級の点数区分、随時申請の受付と名簿登載日、申請できない者の条件を、市の公告と資格審査基準から整理します。

船橋市 令和8・9年度 建設工事の入札参加資格
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

船橋市の建設工事の等級は、経審の総合評定値(客観点数)に市の主観点数を足した総合点数で決まります。現行の資格は令和8・9年度で、新たに申請する場合は随時申請の受付期間に出します。

この記事は、船橋市の随時申請の案内ページ(令和8年7月14日更新)、公告第96号、公告第116号、資格審査基準、主観点数の算出基準を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。令和9・10年度の定時受付の公式ページは確認できなかったため、現行の令和8・9年度の制度を扱います。千葉県の制度は千葉県の入札参加資格と経審、千葉市は千葉市の入札参加資格と経審で説明しています。

総合点数:経審の評点+主観点数

船橋市の資格審査基準は、客観的事項に対する付与点数(客観点数)を、建設業法第27条の23・第27条の29の経営事項審査の総合評定値によるとしています。等級は、客観点数と主観点数を足した総合点数に基づき、別表第1で決めます。

総合点数=経審の総合評定値(客観点数)+市の主観点数。主観点数の対象は、市内に本店がある業者だけです。

随時申請の業者と、業種を追加した業者は、主観点数を審査から除外します。経審の総合評定値の仕組みは経審のP点の計算の仕組みで説明しています。

等級の点数区分

別表第1の区分は、次のとおりです。土木一式・建築一式と、その他の工種で閾値が分かれます。

等級の総合点数の区分(資格審査基準の別表第1から)
等級土木一式・建築一式その他の工種
A850点以上800点以上
B750点以上850点未満700点以上800点未満
C650点以上750点未満600点以上700点未満
D650点未満600点未満

市内に本店がない業者は主観点数が付かないため、総合点数は経審の評点と同じ値になります。P点と入札ランクの一般的な関係はP点と入札ランクの関係を参照してください。

主観点数の主な加点・減点

主観点数の算出基準が定める主な項目は、次のとおりです。

主観点数の主な項目(主観点数の算出基準から)
項目点数
工事成績の平均74.0点以上で+100、65.0点未満で−20
ISO9000、ISO14001各+10
災害協定団体への加入+20
優良建設業者表彰/優秀現場技術者表彰+30/+20
障害者雇用・子育て支援・協力雇用主・建設業労働災害防止協会への加入・女性活躍・建設キャリアアップシステム登録各+10
指名停止が通算3か月以上−30

工事成績が最も大きく効く項目です。受審後の評点と入札参加の関係は、経審の結果通知書の見方から確認できます。

審査基準日と申請方法

資格審査の基準日は申請日です。経審の客観的事項の基準日は、随時申請では「有資格者名簿登載日の前月の初日」です(公告第96号)。令和8・9年度の当初申請では、客観的事項の基準日は令和8年1月1日でした(公告第116号)。

申請は共同受付で、「ちば電子調達システム」で電子申請し、必要書類を千葉県電子自治体共同運営協議会の共同受付窓口へ提出します。有効期間は、有資格者名簿登載日から令和10年3月31日までです。

随時申請の受付と名簿登載日

当初申請の受付は、令和7年9月16日から11月17日午後5時まででした。現在は随時申請で、令和8年4月9日から令和9年3月31日まで、期間を区切って受け付けます。

随時申請の受付と名簿登載の例(公告第96号と案内ページから)
受付期間名簿登載日
令和8年7月16日から8月17日令和8年10月1日
令和9年3月16日から3月31日令和9年6月1日

有効期間が令和10年3月31日で固定されるため、登載が遅いほど有効な期間は短くなります。通知書の有効期間の数え方は経審の有効期間と逆算で説明しています。

申請できない者

公告第96号は、次のいずれかに当たる者を申請できないとしています。

  • 建設業法第3条第1項の許可を受けていない者
  • 経営事項審査を受けておらず、総合評定値の通知を受けていない者
  • 法人税、消費税・地方消費税、千葉県税(県内に本店や営業所等を持つ者)、船橋市税のいずれかを完納していない者
  • 地方自治法施行令第167条の4に該当する者

経常建設共同企業体は、入札参加資格申請を受け付けないとされています。

この記事で確認できなかった点

  • 令和9・10年度の定時受付の公式ページ。確認できなかったため、現行の令和8・9年度を扱った。
  • 等級ごとの発注金額の上限。設定基準は取得できていない。
  • 経審の通知書の種類や形式の細かい指定。申請マニュアルの本文は取得できていない。

確認した一次資料

この記事は、船橋市の公告と資格審査基準を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市と共同受付の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 総合点数は、経審の総合評定値(客観点数)に市の主観点数を足した値。主観点数は市内に本店がある業者だけが対象。
  2. 等級は、土木一式・建築一式でAが850点以上、Bが750点以上、Cが650点以上。その他の工種はA800・B700・C600点以上。
  3. 新たに申請するときは、令和9年3月31日までの随時申請。経審の基準日は、名簿登載日の前月の初日。
  4. 有効期間は名簿登載日から令和10年3月31日まで。申請は千葉県の共同受付窓口を通す。

よくある質問

船橋市の建設工事の等級は、何で決まりますか?
経営事項審査の総合評定値(客観点数)に市の主観点数を足した総合点数で、別表の区分に当てはめて決まります。主観点数は市内に本店がある業者だけが対象です。
船橋市の土木一式・建築一式のA等級は、何点以上ですか?
総合点数850点以上です。Bは750点以上850点未満、Cは650点以上750点未満、Dは650点未満です。その他の工種はAが800点以上です。
船橋市の経審の基準日は、いつになりますか?
随時申請では、有資格者名簿登載日の前月の初日です。令和8・9年度の当初申請では令和8年1月1日でした。
船橋市の入札参加資格は、いつまで有効ですか?
有資格者名簿登載日から令和10年3月31日までです。現行の令和8・9年度の制度で、随時申請は令和9年3月31日まで受け付けられます。
船橋市で入札参加資格を申請できないのは、どんな場合ですか?
建設業法の許可がない場合、経営事項審査を受けていない場合、法人税・消費税・千葉県税・船橋市税を完納していない場合などです。経常建設共同企業体の申請は受け付けられません。

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