受審後の実務

いわき市の工事の入札参加資格と経審|令和8年11月の新規受付(市内業者)と格付

いわき市の建設工事の入札参加資格は、令和8年11月1日から11月30日まで、市内に本店がある事業者の新規登録を郵送で受け付けます。提出する経審の通知書の条件、登録期間、経審の点数に市独自の点を足す格付の仕組みを、市の提出要領から整理します。

いわき市 入札参加資格審査申請書提出要領(建設工事の部-市内)令和8年11月
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

いわき市は、建設工事の資格申請を「建設工事の部」として受け付けます。申請は郵送のみで、経審の総合評定値通知書に総合評定値(P点)が載っている工種だけ登録できます。

この記事は、いわき市の「入札参加資格審査申請書提出要領(建設工事の部-市内)」(令和8年11月版)を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。市外に本店がある事業者向けには、別の提出要領が用意されています。経審の有効期間の数え方は経審の有効期間と逆算で説明しています。

受付期間・提出方法・登録期間

令和8年11月の受付(市内事業者・建設工事の部)
項目内容
受付期間令和8年11月1日(日)から11月30日(月)まで(受付期間末日の消印有効)
提出方法書留郵便(一般または簡易)かレターパックプラス(赤色)による郵送
記載事項の基準日令和8年10月1日現在
不備書類の再提出期限令和8年12月11日(金)必着
登録期間登録の日から令和10年3月31日まで
審査結果の通知令和9年3月中旬に申請者へ通知
指定された期間の外の申請は受け付けられず、受付期間が終わると、受理した申請内容は変えられません。提出前に書類を十分に確認する必要があります。

この登録期間のあと、令和10年4月1日以降も名簿への登録を希望する場合は、市内事業者の定時受付(令和9年11月予定)で更新の申請が必要です。市の受付ページには、市外に本店がある事業者の新規登録と業種追加を、別の要領で受け付けることも書かれています。

送付先は、いわき市財政部契約課工事契約係(電話0246-22-7419)です。封筒の表側に「入札参加資格審査申請書在中(建設工事の部)」と書きます。登録通知の送付用に、登録部門ごとに110円切手を1枚付けます。

提出する経審の通知書の条件

様式1の入札参加資格審査申請書には、登録できる工種について、次の条件が書かれています。

  • 登録できる工種は、経営事項審査を受け、総合評定値通知書に総合評定値(P点)が記載されているものに限ります。
  • 通知書は、申請日現在で有効であること。要領には「審査基準日から1年7か月以内」と書かれています。
  • 審査の手続き中で通知書がまだ手元にない場合は、更新前の通知書と、所管官庁の受理印がある総合評定値請求書の写しを出します。
  • 審査後の通知書は、不備書類の提出期限(令和8年12月11日)までに出します。期限までに出せないと、申請書は受理されません。

通知書と一緒に、技術職員名簿と様式2の技術者経歴書を出します。経歴書の技術者数と資格は、申請書と技術職員名簿の内容に合わせる決まりです。経審の通知書の見方は経審の結果通知書の見方で説明しています。

経審の点数に市の点を足す等級別格付

いわき市は、建設工事の種類ごとに等級別格付を行います。総合点数は、経審の点数(客観点)に、市が独自に付ける発注者別評価点を足して出します。

格付の仕組み(提出要領から)
項目内容
格付を行う工種土木一式工事、建築一式工事、電気工事、管工事、舗装工事の5工種
総合点数客観点+発注者別評価点
客観点経営事項審査による総合評点(最高2136点)
発注者別評価点市独自の付与点(最高910点)
格付の要件総合点数のほかに、等級ごとに特定建設業許可の有無や技術者数などの要件があり、適合するかを確認

発注者別評価点の審査項目は21あります。最も幅が広いのは工事成績で、プラス700点からマイナス1300点までです。ほかの主な項目の幅は次のとおりです。

発注者別評価点の主な項目(提出要領から)
項目点数の幅
工事実績件数、工事実績金額それぞれ20点から0点
工事施工下請の状況0点からマイナス40点
優良工事、災害への協力状況20点から0点
品質管理、安全管理、環境への配慮、障がい者や新卒者の雇用などそれぞれ10点から0点
建設業法に基づく処分の有無、指名停止期間の有無それぞれ0点からマイナス50点

5工種以外の工種で登録する場合も、現在の建設業者の状況を把握するため、格付の様式(様式3)を出します。商号、所在地、代表者名、登録工種と、5工種の等級は、登録後に契約課の窓口と市のウェブサイトで公表されます。経審の点数がどのように決まるかは経審のP点の計算の仕組みを参照してください。

そのほかの主な提出書類と欠格の条件

経審以外の主な提出書類(提出要領から)
書類要領の条件
履歴事項全部証明書(法人)申請日前3か月以内に発行されたもの
国税の納税証明書税務署様式の「その3の3」(法人)。法人税と消費税及び地方消費税の未納が無いこと。令和8年10月1日以降の発行
いわき市税の納税証明書別紙の請求書で、令和8年10月1日以降に証明されたもの
建設業の許可通知申請日現在で有効であること。更新の手続き中は、更新前の許可通知書と受理印のある申請書の写し
営業所技術者等(専任技術者)一覧表登録を希望する工種について、申請日現在で専任の技術者が示されていること

納税証明書の種類は入札参加資格で求められる納税証明書の種類で説明しています。

要領は、次のような者の申請は受理できないと定めています。

  • 法人税、所得税、消費税及び地方消費税、いわき市の市税を納付していない者。
  • 健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入していない者(適用が除外されている場合を除く)。
  • 申請書などに虚偽の事項を記載した者。
  • 申請期間の末日に、市の指名停止の期間中の者。ただし、停止期間が満了した後30日以内は申請を受け付け、登録期間は登録をした日から終期までとなります。

国の一元受付との違いは国交省の入札参加資格申請の手順を参照してください。

確認した一次資料

この記事は、いわき市の案内を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 受付は令和8年11月1日から11月30日まで(消印有効)。郵送のみで、基準日は令和8年10月1日。
  2. 登録期間は、登録の日から令和10年3月31日まで。審査結果の通知は令和9年3月中旬。
  3. 経審の通知書にP点が載っている工種だけ登録でき、通知書は審査基準日から1年7か月以内のもの。
  4. 5工種の格付は、経審の点数(最高2136点)に市独自の評価点(最高910点)を足して決まる。

よくある質問

いわき市の建設工事の入札参加資格は、いつ申請できますか?
市内に本店がある事業者の新規登録は、令和8年11月1日から11月30日まで受け付けられます。受付期間末日の消印が有効で、申請書類の記載事項の基準日は令和8年10月1日現在です。
いわき市の申請は、オンラインでもできますか?
提出要領では、書留郵便(一般または簡易)かレターパックプラス(赤色)による郵送とされています。送付先は財政部契約課工事契約係で、封筒に「入札参加資格審査申請書在中(建設工事の部)」と書きます。
いわき市の登録期間は、いつまでですか?
提出要領では、登録の日から令和10年3月31日までです。書類審査の結果と審査内容は、令和9年3月中旬に申請者へ通知されます。
申請に使う経審の通知書には、どんな条件がありますか?
登録できる工種は、総合評定値通知書に総合評定値(P点)が記載されているものに限られます。通知書は申請日現在で有効であること、つまり審査基準日から1年7か月以内のものが求められます。
いわき市の等級別格付は、どう決まりますか?
土木一式、建築一式、電気、管、舗装の5工種で、経審の総合評点(最高2136点)に、市独自の発注者別評価点(最高910点)を足した総合点数で評価します。等級ごとに、特定建設業許可の有無や技術者数などの要件も確認されます。

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