受審後の実務

福山市の工事の入札参加資格と経審|令和9・10年度の申請は11月20日まで

福山市の建設工事の入札参加資格を、市の告示と案内ページから整理します。令和9・10年度の当初申請の期間、経営事項審査(経審)の総合評定値通知書に求められる条件、申請できない人、添付書類の出し先を扱います。

福山市ほか共同告示「建設工事入札参加資格」(令和8年9月30日)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

福山市が令和9年度と令和10年度(2027年度・2028年度)に発注する建設工事の入札参加資格は、令和8年11月2日から11月20日までの電子申請で受け付けられます。添付書類は11月27日までに届く必要があります。

この記事は、市の告示と案内ページを原文で確認して整理します。広島県の制度は広島県の入札参加資格と経審で説明しています。

申請期間と資格の有効期間

令和9・10年度の当初申請(告示から)
項目内容
電子申請の期間令和8年11月2日(月)から11月20日(金)まで
添付書類の必着日令和8年11月27日(金)
対象福山市、福山市上下水道局、福山市民病院が発注する建設工事

期日までに電子申請の記録または添付書類の到達がない場合は、申請全体が無効になります。追加申請の期間は、別に告示されます。

資格の有効期間は、認定の日から令和11年3月31日までです。令和11年4月1日になっても次の年度の認定が行われていないときは、その認定の日まで有効です。

経審の総合評定値通知書の条件

告示は、入札参加資格を経審の項目と基準で総合的に審査すると定めています。申請には、経審の総合評定値通知書の写しを添えます。通知書には次の条件があります。

  • 審査基準日が令和7年4月1日以降にあること。
  • 建設業法施行規則が定める有効期間の内のものであること。
  • 最新のものであること。
経審を受けていない業種は申請できず、経審を受けていても工事種類別の年間平均完成工事高がない業種も申請できません。

審査基準日は、経審を申請する日の直前の事業年度が終わった日です。合併や会社分割のあとに経審を受けた場合は、その時点の日になります。考え方は経審の審査基準日と有効期間で説明しています。

主たる営業所が福山市内にある広島県知事許可の業者は、今回の期間に限り、経審を受審中でも申請できます。この場合は、総合評定値請求書の写しで県知事の受付済みであることを示すものと、経営状況分析結果通知書の写しで代えます。国土交通大臣許可の業者は、受審中の申請はできません。

申請できない人

告示は、次のいずれかに当てはまる人は申請できないと定めています。

  • 入札参加資格の制限を受けている人。
  • 希望する工事の種類について、建設業法の許可を受けていない人。
  • 申請する工事の種類の経審を受けていない人、または工事種類別の年間平均完成工事高がない人。
  • 申請のときに、福山市の市税や、国の消費税及び地方消費税の滞納がある人。
  • 雇用保険、健康保険、厚生年金保険の届出の義務を果たしていない人。
  • 経審や入札参加資格の申請で、重要な事項に虚偽の申告をした人、または重要な事実の申告をしなかった人(処分から24か月を過ぎた人を除く)。
  • プレストレストコンクリート工事、法面処理工事、鋼橋上部工事を申請するのに、土木一式工事、とび・土工・コンクリート工事、鋼構造物工事の申請をしていない人。

保険の加入が経審の点数に与える影響は社会保険に未加入のときの経審への影響で説明しています。

添付書類の出し先と書き方

申請は、広島県と県内の市町が共同で運営する電子入札等システムで行います。表の市内業者・市外業者は、主たる営業所が福山市内にあるかどうかで分かれます。添付書類は、書類によって出し先が分かれます。

主な添付書類(告示の別表第2から)
書類市内業者市外業者
送信完了兼受付票必要必要
建設業の許可証明書または許可通知書の写し必要必要
経審の総合評定値通知書の写し必要必要
福山市の市税の完納証明書(原本)必要福山市に納税義務がない人は不要
消費税及び地方消費税の納税証明書(その3)必要必要

このほか、別表には営業所技術者等調書、印鑑証明書、誓約書なども挙げられています。提出先は、書類の種類で広島県土木建築局建設産業課と福山市建設政策課(契約担当)に分かれます。許可証明書、完納証明書、納税証明書、印鑑証明書、登記事項証明書は、申請書を出す日の3か月前の日以降に発行されたものに限られます。

市に出す書類は、A4のファイルに綴ります。市内業者は黄色、市外業者は水色のファイルを使い、表紙と背表紙に会社名を書きます。技術職員名簿は、直近に受けた経審のものに、申請日の状況を朱書きで加除訂正して出します。

通知書の見方は経審の結果通知書の見方で説明しています。ほかの自治体との違いは地域別の経審活用の一覧から見比べられます。

前回からの変更点

市の案内ページは、前回の申請からの変更点として次を挙げています。

  • 申請方法は電子申請に限られ、書面での申請は受け付けられません。
  • 経審を受審中の申請は、主たる営業所が市内にある広島県知事許可の業者に限られます。
  • 組織再編のあとに経審の結果通知を受けていない場合は、建設業許可の承継の認可通知書の写しで代えられます。
  • 工事経歴書と営業用機械器具調書は、提出が不要になりました。
  • 「専任技術者調書」は「営業所技術者等調書」に名前が変わりました(内容は同じです)。
  • 印鑑証明書は、原本でなく写しでも出せます。

確認した一次資料

この記事は、福山市の令和9・10年度の告示と案内ページを整理したものです。個別の判断は、市の審査結果が優先されます。最新の案内と申請の手引は、市の公式ページで確かめてください。

まとめ

  1. 令和9・10年度の当初申請は、令和8年11月2日から11月20日までの電子申請。
  2. 添付書類は11月27日までに、広島県建設産業課と福山市建設政策課へ届ける。
  3. 経審の通知書は、審査基準日が令和7年4月1日以降で、有効期間内の最新のもの。
  4. 経審を受けていない業種や、年間平均完成工事高がない業種は申請できない。
  5. 資格の有効期間は、認定の日から令和11年3月31日まで。

よくある質問

福山市の令和9・10年度の入札参加資格は、いつ申請しますか?
電子申請の期間は、令和8年11月2日から11月20日までです。添付書類は11月27日までに届く必要があり、期日までに届かないと申請全体が無効になります。
福山市の申請に使える経審の通知書は、どのようなものですか?
審査基準日が令和7年4月1日以降で、有効期間内の最新の総合評定値通知書の写しです。経審を受けていない業種や、工事種類別の年間平均完成工事高がない業種は申請できません。
福山市の入札参加資格は、いつまで有効ですか?
認定の日から令和11年3月31日までです。令和11年4月1日になっても次の年度の認定が行われていないときは、その認定の日まで有効です。
経審を受審中でも、福山市に申請できますか?
主たる営業所が福山市内にある広島県知事許可の業者に限り、できます。国土交通大臣許可の業者は、受審中の申請はできません。
前回の申請から、福山市の提出書類はどう変わりましたか?
申請は電子申請に限られ、工事経歴書と営業用機械器具調書は提出が不要になりました。印鑑証明書は写しでも出せます。専任技術者調書は営業所技術者等調書に名前が変わりました。

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