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経審X1(完成工事高)の評点算出表|42区分の算式と、金額別の点数

年間平均完成工事高からX1評点を求める国土交通省の区分表を、42区分すべての算式と1億円・3億円・10億円などの点数で整理します。

令和8年基準・国土交通省の事務取扱通知
編集:建設経営ラボ編集部 / 運営方針・出典

X1の評点は、業種ごとの年間平均完成工事高を42区分の表に当てはめ、区分ごとの算式で求めます。最低は397点、最高は2,309点です。区分の境目で点数が飛ぶことはなく、金額が増えるほどなだらかに上がります。

評点算出表の読み方

国土交通省の事務取扱通知と、各地方整備局の手引きは、X1の評点を「許可を受けた建設業の種類別年間平均完成工事高」に応じて求めると定めています。表の左が金額の区分、右がその区分で使う算式です。

  • 算式の金額の単位は千円です。3億円なら「300,000」を式に入れます。
  • 1,000億円以上は一律2,309点です。この区分だけ算式がありません。
  • 小数点以下は切り捨てます。算式の結果が528.9なら528点です。
入れる金額は、会社全体の売上ではなく、その業種の年間平均完成工事高です。直前2年の平均か直前3年の平均かは、全業種で同じ方法にそろえます。選び方は経審のX1(完成工事高)とはと2年平均と3年平均の比較で確認できます。

手で計算する例

年間平均完成工事高が3億円の業種を例にします。3億円は区分(26)「3億円以上4億円未満」に入ります。

  1. 金額を千円にする3億円は300,000千円です。
  2. 区分(26)の算式に入れる42×300,000÷100,000+716
  3. 計算する42×300,000÷100,000=126、126+716=842。小数点以下はないので、X1は842点です。

X1がP点に入るときは0.25倍されます。842点なら210.5点分ですが、P点はX2・Y・Z・Wを足した後に整数へ四捨五入するため、X1だけで最終のP点の整数差は決まりません。P点全体の組み立ては経審P点の計算方法にまとめています。

金額別のX1評点

区分表に当てはめた代表的な金額の評点です。0.25倍した数字は、P点に入る前の寄与分です。

年間平均完成工事高別のX1評点(令和8年基準)
年間平均完成工事高X1評点0.25倍した値
0円397点99.25
1,000万円528点132
3,000万円602点150.5
5,000万円645点161.25
1億円711点177.75
3億円842点210.5
5億円918点229.5
10億円1,006点251.5
50億円1,310点327.5
100億円1,475点368.75
500億円2,006点501.5
1,000億円以上2,309点577.25

完成工事高が1億円から10億円へ10倍になっても、X1は711点から1,006点へ295点増えるだけです。売上を増やすほど点が伸びにくくなる表の形になっています。金額別のP点そのものは経審P点の早見表で確認できます。

42区分の一覧

区分の番号は通知の表1の番号です。右端は、その区分の下限の金額を算式に入れたときの点数で、区分に入った最低点の目安になります。

X1評点の区分と算式(金額は千円単位で算式に入れる)
区分年間平均完成工事高算式区分の下限での点数
(1)1,000億円以上2,309(一定)2,309点
(2)800億円以上1,000億円未満114×(年間平均完成工事高)÷20,000,000+1,7392,195点
(3)600億円以上800億円未満101×(年間平均完成工事高)÷20,000,000+1,7912,094点
(4)500億円以上600億円未満88×(年間平均完成工事高)÷10,000,000+1,5662,006点
(5)400億円以上500億円未満89×(年間平均完成工事高)÷10,000,000+1,5611,917点
(6)300億円以上400億円未満89×(年間平均完成工事高)÷10,000,000+1,5611,828点
(7)250億円以上300億円未満75×(年間平均完成工事高)÷5,000,000+1,3781,753点
(8)200億円以上250億円未満76×(年間平均完成工事高)÷5,000,000+1,3731,677点
(9)150億円以上200億円未満76×(年間平均完成工事高)÷5,000,000+1,3731,601点
(10)120億円以上150億円未満64×(年間平均完成工事高)÷3,000,000+1,2811,537点
(11)100億円以上120億円未満62×(年間平均完成工事高)÷2,000,000+1,1651,475点
(12)80億円以上100億円未満64×(年間平均完成工事高)÷2,000,000+1,1551,411点
(13)60億円以上80億円未満50×(年間平均完成工事高)÷2,000,000+1,2111,361点
(14)50億円以上60億円未満51×(年間平均完成工事高)÷1,000,000+1,0551,310点
(15)40億円以上50億円未満51×(年間平均完成工事高)÷1,000,000+1,0551,259点
(16)30億円以上40億円未満50×(年間平均完成工事高)÷1,000,000+1,0591,209点
(17)25億円以上30億円未満51×(年間平均完成工事高)÷500,000+9031,158点
(18)20億円以上25億円未満39×(年間平均完成工事高)÷500,000+9631,119点
(19)15億円以上20億円未満36×(年間平均完成工事高)÷500,000+9751,083点
(20)12億円以上15億円未満38×(年間平均完成工事高)÷300,000+8931,045点
(21)10億円以上12億円未満39×(年間平均完成工事高)÷200,000+8111,006点
(22)8億円以上10億円未満38×(年間平均完成工事高)÷200,000+816968点
(23)6億円以上8億円未満25×(年間平均完成工事高)÷200,000+868943点
(24)5億円以上6億円未満25×(年間平均完成工事高)÷100,000+793918点
(25)4億円以上5億円未満34×(年間平均完成工事高)÷100,000+748884点
(26)3億円以上4億円未満42×(年間平均完成工事高)÷100,000+716842点
(27)2億円5,000万円以上3億円未満24×(年間平均完成工事高)÷50,000+698818点
(28)2億円以上2億円5,000万円未満28×(年間平均完成工事高)÷50,000+678790点
(29)1億円5,000万円以上2億円未満34×(年間平均完成工事高)÷50,000+654756点
(30)1億円2,000万円以上1億円5,000万円未満26×(年間平均完成工事高)÷30,000+626730点
(31)1億円以上1億円2,000万円未満19×(年間平均完成工事高)÷20,000+616711点
(32)8,000万円以上1億円未満22×(年間平均完成工事高)÷20,000+601689点
(33)6,000万円以上8,000万円未満28×(年間平均完成工事高)÷20,000+577661点
(34)5,000万円以上6,000万円未満16×(年間平均完成工事高)÷10,000+565645点
(35)4,000万円以上5,000万円未満19×(年間平均完成工事高)÷10,000+550626点
(36)3,000万円以上4,000万円未満24×(年間平均完成工事高)÷10,000+530602点
(37)2,500万円以上3,000万円未満13×(年間平均完成工事高)÷5,000+524589点
(38)2,000万円以上2,500万円未満16×(年間平均完成工事高)÷5,000+509573点
(39)1,500万円以上2,000万円未満20×(年間平均完成工事高)÷5,000+493553点
(40)1,200万円以上1,500万円未満14×(年間平均完成工事高)÷3,000+483539点
(41)1,000万円以上1,200万円未満11×(年間平均完成工事高)÷2,000+473528点
(42)1,000万円未満131×(年間平均完成工事高)÷10,000+397397点

表は国土交通省の通知に基づく関東地方整備局の手引き別添(令和8年7月改正版)の表1と照合しています。算式の金額は千円単位です。区分の下限での点数は、本サイトが算式から計算した値です。

表を使うときの注意

  • 審査の対象になった年度の数字を使います。決算書の売上高ではなく、工事経歴書や工事種類別完成工事高の、消費税を含まない金額です。税込みで入れるとX1が実際より高く出ます。実測は完成工事高は税込み・税抜きどちらで書くかにあります。
  • 業種ごとに別々に求めます。複数の業種を受けるときは、業種ごとにX1が出ます。違いが出る理由は経審のP点は業種ごとに算定で説明しています。
  • この表は概算の確認用です。実際の評点は、審査行政庁の審査結果が優先されます。通知書の見方は経営規模等評価結果通知書の見方を参照してください。

自社の金額を入れて確かめるときは、経審P点シミュレーターで、X1を含むP点を新旧の基準で試算できます。

確認した一次資料

まとめ

  • X1は年間平均完成工事高を42区分の表に当てはめ、区分ごとの算式で求める。
  • 算式に入れる金額の単位は千円で、小数点以下は切り捨てる。
  • 範囲は397点から2,309点で、1,000億円以上は一律2,309点。
  • 3億円なら842点、10億円なら1,006点。10倍の売上でも点は約1.4倍にとどまる。

次に確認したいことは、『X1に入れる完成工事高の範囲』『2年平均と3年平均のどちらが有利か』『金額別のP点の早見表』です。

評点表・算式の転記元は一次資料・出典一覧で確認できます。

よくある質問

経審のX1評点は、どうやって計算しますか?
業種ごとの年間平均完成工事高を、42区分の表に当てはめて求めます。区分ごとに「係数×年間平均完成工事高÷基準額+定数」の算式があり、金額は千円単位で入れ、小数点以下は切り捨てます。
X1評点の最低点と最高点は何点ですか?
令和8年基準では、最低が397点、最高が2,309点です。年間平均完成工事高が1,000億円以上の場合は、算式を使わず一律2,309点になります。
年間平均完成工事高が3億円のとき、X1は何点ですか?
3億円は区分(26)「3億円以上4億円未満」に入り、42×300,000÷100,000+716=842で、X1は842点です。算式に入れる金額は千円単位なので、3億円は300,000になります。
完成工事高が10倍になると、X1も10倍になりますか?
なりません。1億円で711点、10億円で1,006点で、売上が10倍でも点数は約1.4倍です。金額が大きくなるほど、点数の伸びはなだらかになります。
区分の境目をまたぐと、X1の点数は飛びますか?
飛びません。隣り合う区分の算式は、境目の金額でほぼ同じ点数になるように作られているため、金額が増えれば点数もなめらかに上がります。

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