入札参加資格の申請書

国交省入札の「希望する工事の内容」コード一覧|10工種・39コードと希望順位の書き方

国土交通省の地方整備局へ競争参加資格を申請するとき、業態調書に書く「希望する工事の内容」のコードを、10工種ごとに整理します。希望工種区分との関係と、書き方の決まりもあわせて確認します。

公式手引きで確認(令和7・8年度版)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

「希望する工事の内容」は、希望工種区分(22区分)を選んだあとに、一部の工種でさらに細かく書き分ける欄です。コードはアルファベット1文字で、工種ごとに意味が変わります。

この記事は、国土交通省地方整備局等の手引き(令和7・8年度版)の「業態調書[様式③-3](道路・河川・官庁営繕・公園関係)」の記載要領だけを整理します。港湾空港関係の様式と、他の発注機関の様式は扱いません。令和9・10年度の手引きでは様式やコードが変わる可能性があります。

コードを書く工種と書き方の決まり

手引きの記載要領によると、次の10工種に登録を希望する場合に、登録を希望する部局の欄へ「希望する工事の内容」に対応するコードを希望順位の順に記載します。

  1. 対象の10工種は、一般土木・電気設備・プレストレスト・コンクリート・法面処理・塗装・維持修繕・杭打・機械設備・通信設備・受変電設備です。
  2. 必ず全部のコードを書く必要はありませんが、少なくとも一つのコードは書きます。
  3. コードを書く工事種別は、様式①-2で書いた希望工種区分と一致させます。希望する工事種別だけを書きます。
注意:手引きは、この記載が「工事希望型競争入札において技術資料の提出を求める者の選択などで勘案されます」と書いています。この記事は手引きの記載を引用するにとどめ、個々の発注での使われ方までは確認していません。

10工種のコード数と希望順位の欄数

コードの数は工種によって2個から8個まで異なります。手引きが示す希望順位の欄数は、どの工種でもコードの数と同じです。

工種別のコード数(手引きの記載要領から集計)
工種コードコード数(希望順位の欄数)
一般土木A〜H8
電気設備A〜B2
プレストレスト・コンクリートA〜B2
法面処理A〜B2
塗装A〜D4
維持修繕A〜E5
杭打A〜B2
機械設備A〜G7
通信設備A〜D4
受変電設備A〜C3
合計―39

合計の39は、手引きの各表を数え上げた値です。手引き自体は合計を示していません。

一般土木のコードA〜H

一般土木は、一般土木工事を希望する人が必ず書く欄です。登録を希望する地方整備局すべてに、1から8までの希望順位を書きます。

一般土木のコードと工事の具体例(手引きの表から抜粋)
コード希望する工事の内容工事の具体例(抜粋)
A河川・海岸築堤、護岸、根固・水制、海岸構造物等
B道路擁壁・カルバート等のコンクリート構造物、道路土工、情報ボックス(IRN)等
C構造物RC橋・橋梁下部等のコンクリート構造物、橋梁の床版工、堰・水門、樋管、揚排水機場、ケーソン、地中連続壁、構造物撤去工事等
D砂防・地すべり防止砂防、砂防ダム、地すべり防止、落石防止、なだれ防止等
Eトンネルトンネル工事(共同溝、下水道用トンネルを除く)
Fダムダム工事
G軟弱地盤軟弱地盤処理工事(グラウトを除く)
H都市土木共同溝、下水道等

手引きの記載例では、北陸地方整備局の一般土木について、第1希望が「構造物」、第2希望が「道路」、第3希望が「トンネル」、第4希望が「軟弱地盤」、第5希望が「河川・海岸」です。この例は、「砂防・地すべり防止」「ダム」「都市土木」を希望しないことを意味すると説明されています。

設備系の工種のコード

電気設備、機械設備、通信設備、受変電設備のコードは次のとおりです。

設備系4工種のコード(手引きの表から抜粋)
工種コードと希望する工事の内容
電気設備A 建設電気設備/B 建築電気設備
機械設備A 水門設備/B ポンプ設備/C 換気設備/D ダム施工機械設備/E 昇降機設備/F 消・融雪設備/G その他
通信設備A 監視制御・情報通信設備/B 防災・情報表示設備/C 有線通信線路/D 鉄塔・反射板
受変電設備A 受変電設備/B 発電設備/C その他の電源設備

電気設備のAは道路・河川・公園等の照明設備や配電設備など、Bは建築物の電灯・コンセントや火災報知などの電気設備工事が具体例です。機械設備の「水門設備」から「消・融雪設備」までの具体例には、監視操作制御設備工事を含むと書かれています。

塗装・維持修繕・杭打などのコード

残りの工種のコード(手引きの表から抜粋)
工種コードと希望する工事の内容
プレストレスト・コンクリートA プレテンション/B ポストテンション
法面処理A アンカー工/B その他
塗装A 建物塗装/B 橋梁塗装・水門扉塗装/C 区画線/D その他
維持修繕A 舗装維持/B 舗装以外の道路維持/C 河川維持/D 道路清掃作業/E その他の補修
杭打A 既製杭/B 場所打ちコンクリート杭

維持修繕には、道路清掃・水面清掃・除草・除雪の作業のみの場合は、建設業の許可を持たない人でも希望できるという注記があります。ほかの工種にはこの注記はありません。

希望工種区分との関係

順序としては、先に希望工種区分(22区分)を選び、そのうち上の10工種を希望する場合にだけ、工種の内側の細かい区分としてコードを書きます。たとえば希望工種区分で塗装を選んでいない人が、塗装のコードを書く必要はありません。

22区分の一覧と建設業許可との対応は『国交省入札の希望工種区分22種』にあります。申請の条件は『令和9・10年度入札参加資格審査の審査・認定の流れ』、認定後に名簿へ載る項目は『有資格業者名簿の見方』で整理しています。

コードは希望工種区分と一致させ、少なくとも一つを希望順位の順に書きます。

確認した一次資料

本記事は公表されている記載要領の紹介です。申請書の作成の代行や、個別の相談は行っていません。正式な取扱いは申請先の案内と審査結果が優先します。

まとめ

  1. 「希望する工事の内容」のコードは、10工種(一般土木・電気設備など)でだけ書く。
  2. コードは合計39個。一般土木が8個で最も多く、電気設備や杭打などは2個。
  3. 全部のコードを書く必要はないが、少なくとも一つは書く。
  4. 書く工種は、様式①-2の希望工種区分と一致させる。
  5. 手引きは、この記載を工事希望型競争入札で技術資料の提出を求める者の選択などで勘案するとしている。

よくある質問

「希望する工事の内容」のコードはどの工種で書きますか?
一般土木・電気設備・プレストレスト・コンクリート・法面処理・塗装・維持修繕・杭打・機械設備・通信設備・受変電設備の10工種です。登録を希望する工種についてだけ書きます。
コードは全部書かないといけませんか?
いいえ。手引きは、必ず全部のコードを記入する必要はないが、少なくとも一つのコードは記入するとしています。コードは希望する順番に書きます。
一般土木のコードはいくつありますか?
AからHまでの8つです。河川・海岸、道路、構造物、砂防・地すべり防止、トンネル、ダム、軟弱地盤、都市土木が割り当てられています。
希望工種区分とコードの関係はどうなっていますか?
コードを記入する工事種別は、様式①-2で記入した希望工種区分と一致させ、希望する工事種別のみ記入します。
この欄は何に使われますか?
手引きは、工事希望型競争入札において技術資料の提出を求める者の選択などで勘案されると説明しています。個々の発注での使われ方は、発注者の案内で確認してください。

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