愛知県豊田市の工事の入札参加資格と経審|市内に本店があると加わる豊田市総合点・等級の基準・定時受付と随時受付
愛知県豊田市の建設工事の入札参加資格で、経審の結果がどう使われるかを、申請に必要な経審の審査基準日、定時受付と随時受付の期間、市内に本店がある場合の豊田市総合点、土木一式の等級の基準、社会保険の確認の順に、市の申請要領と要綱から整理します。
豊田市 建設工事の入札参加資格・等級豊田市は、経審の総合評定値を等級の基準にします。市内に建設業法上の本店がある業者は、総合評定値に市の発注者別評価点を足した「豊田市総合点」で等級が決まります。申請は、あいち電子調達共同システムの電子申請です。
この記事は、豊田市の「令和8・9年度 入札参加資格 審査申請要領(建設工事)」と、「工事等競争入札参加者の資格審査及び指名等に関する要綱」(令和8年4月1日施行)を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。資料の確認日は2026年10月11日です。愛知県の制度は愛知県の入札参加資格と経審、名古屋市は名古屋市の入札参加資格と経審で説明しています。
申請で求められる経審の審査基準日
申請の要件は、希望する業種の建設業許可(更新申請中を含む)を受けていることと、その業種の経営事項審査の総合評定値の通知を受けていることです。通知の審査基準日(決算日)の範囲は、受付の種類で変わります。
| 受付 | 求められる審査基準日 |
|---|---|
| 定時受付 | 令和6年7月1日から令和7年6月30日の間にあるもの |
| 随時受付 | 申請日の直前に受けたもので、申請データの送信日からさかのぼって1年7か月以内の日が審査基準日のもの |
定時受付で、令和7年7月1日以降の審査基準日で合併・分割・事業譲渡などによる経審を受けた場合や、決算期を変えた場合は、申請時に変更後の審査基準日の通知があれば要件を満たすと書かれています。通知書が切れる時期から逆算して受審日を決める考え方は、経審の有効期間と逆算で説明しています。
定時受付と随時受付の期間
名簿は2会計年度ごとに作り、その間に、定時受付と随時受付があります。令和8・9年度の期間は次のとおりです。
| 受付 | 期間 | 別送書類の期限 |
|---|---|---|
| 定時受付 | 令和8年1月5日から令和8年2月16日(平日の午前8時から午後8時) | 申請日から7日以内必着。最終は令和8年2月24日必着 |
| 随時受付 | 令和8年4月1日から令和10年1月31日(平日の午前8時から午後8時。12月29日から1月3日を除く) | 申請日から7日以内 |
電子申請は、本店(建設業法上の主たる営業所)の代表者名義のICカードで行います。契約を締結する営業所は、1自治体に対して1営業所です。
市内に本店がある業者の豊田市総合点
要綱は、豊田市内に建設業法上の主たる営業所があり、その営業所を建設工事の名簿に登録した者について、豊田市総合点を算定すると定めています。算定の基準日は、原則として毎年3月1日で、同年4月1日から翌年3月31日まで適用します。
豊田市総合点は、経審の総合評定値に、市の発注者別評価点を足したものです。要綱の別表は、評価点の項目として、工事成績、優良業者などの認定、環境や社会貢献の取組み、災害時の協定の締結、ISO9001の認証取得などを載せています。社会貢献の項目には、建設業退職金共済制度への加入や、退職一時金制度・企業年金制度の導入があり、確認は経審の結果通知書で行います。
市内業者には、このほかに別送書類として、専任技術者証明書の写し、誓約書及び同意書、豊田市総合点の算定に必要な書類が求められます。市内に本店または支店がある者は、市が立入調査をすることがあるため、誓約書及び同意書の提出が必要です。
要綱は、指名の運用で、特別な理由がある場合を除き市内業者を優先して指名すると書いています。また、市内業者で施工できる土木一式・建築一式の工事で、設計金額が5億円以上のもの(その他の工事は3億円以上)は、特定建設工事共同企業体に発注する工事の対象です。P点の仕組みは経審のP点の計算の仕組みで説明しています。
土木一式・建築一式などの等級の基準
指名競争入札の等級は、豊田市総合点(市外の業者は総合評定値)と、工事の種類ごとの2年または3年の平均完成工事高の両方を満たすことで決まります。
| 工事の種類 | 等級 | 豊田市総合点または総合評定値 | 平均完工高 |
|---|---|---|---|
| 土木一式工事 | A | 800点以上 | 8,000万円以上 |
| B | 700点以上 | 4,000万円以上 | |
| C | 700点未満 | 設定なし | |
| 建築一式・電気・管・造園工事 | A | 700点以上 | 4,000万円以上 |
| B | 700点未満 | 設定なし |
要綱の備考には、工事の難易度や、対象となる業者数が足りない場合に、点数を増減できる扱いがあります。優良業者(業種別の工事成績の平均が80点以上の者)は、必要な資格要件を緩和できるとも書かれています。等級の見方は経審のP点と入札の等級で説明しています。
社会保険の確認と別送書類
申請の要件に、健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入していること(適用除外を除く)があります。確認は、最新の経審の結果通知書で行い、通知書の各欄が「有」または「適用除外」の場合は、別の書類は不要です。欄が「無」の場合は、直近の保険料の領収書の写しなどを別送します。届出の義務がない場合は、申出書を出します。
別送書類には、国税・愛知県税の納税証明書があります。証明書類は、申請日の時点で発行日から3か月以内のものです。令和8・9年度の定時受付からは、技術職員名簿や経歴書などの提出が不要になっています。
資格の有効期限と決定の時期
定時受付の資格は、令和8年4月1日から令和10年3月31日まで有効です。随時受付は、資格を決定した日から令和10年3月31日までです。令和10年4月1日以降も、新しい名簿が決まるまでは、従前の資格が有効です。
決定は、申請データを受け取った日を含む週から数えて3週間後の月曜日です。申請内容や別送書類に不備があると、補正が終わった日を含む週から3週間後の月曜日以降になります。経審は、入札参加資格の申請とは別に毎年受ける必要があり、受けていないと資格の取消しの対象になると、申請要領に書かれています。
この記事で確認できなかった点
- 豊田市総合点の発注者別評価点の配点の全体。算定の資料が、読み取れる形で確認できなかったため、項目の種類だけを紹介しています。
- 等級ごとの発注金額の基準(要綱の別表第5)と、指名の運用基準の数値。
- 令和10年度以降の名簿の受付期間。確認した資料にありませんでした。
確認した一次資料
- 豊田市「令和8・9年度 入札参加資格 審査申請要領(建設工事)」PDF申請者の要件、経審の審査基準日、受付期間、別送書類、有効期限(2026-10-11確認)
- 豊田市「工事等競争入札参加者の資格審査及び指名等に関する要綱」PDF豊田市総合点の算定、等級別格付け基準、指名の運用(令和8年4月1日施行、2026-10-11確認)
- 豊田市「令和8年度・令和9年度建設工事・工事関係委託の入札参加資格」ページ申請要領と別紙の掲載ページ。一覧であり、各条件は上の資料に書かれています(2026-10-11確認)
この記事は、豊田市の公式資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。
まとめ
- 申請には、希望業種の経審の総合評定値が必要。定時受付は審査基準日が令和6年7月1日から令和7年6月30日、随時受付は申請日から1年7か月以内。
- 令和8・9年度の定時受付は令和8年1月5日から2月16日、随時受付は令和8年4月1日から令和10年1月31日。
- 市内に本店があると、総合評定値に発注者別評価点を足した豊田市総合点で等級が決まる。土木一式のAは800点以上かつ平均完工高8,000万円以上。
- 令和10年度以降の受付期間は、確認した資料にはなかった。
よくある質問
- 豊田市の入札参加資格で、経審の審査基準日はいつのものが必要ですか?
- 令和8・9年度の定時受付は、審査基準日が令和6年7月1日から令和7年6月30日の間にある総合評定値の通知が必要です。随時受付は、申請日の直前に受けた経審で、申請データの送信日から1年7か月以内の審査基準日のものです。
- 豊田市の令和8・9年度の受付期間はいつですか?
- 定時受付は令和8年1月5日から2月16日、随時受付は令和8年4月1日から令和10年1月31日です。どちらも平日の午前8時から午後8時で、あいち電子調達共同システムの電子申請です。
- 豊田市の市内業者は、等級の決まり方が違いますか?
- 豊田市内に建設業法上の主たる営業所がある業者は、経審の総合評定値に豊田市発注者別評価点を足した豊田市総合点で等級が決まります。市外の業者は、総合評定値で決まります。
- 豊田市の土木一式のA等級の基準は何ですか?
- 要綱の別表では、豊田市総合点または総合評定値が800点以上で、平均完工高が8,000万円以上です。Bは700点以上かつ4,000万円以上、Cは700点未満です。
- 豊田市の入札参加資格は、いつまで有効ですか?
- 定時受付の資格は令和8年4月1日から令和10年3月31日までです。随時受付は、決定した日から令和10年3月31日までです。
公開日: 2026-10-11
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