受審後の実務

NEXCO中日本の工事の競争参加資格と経審|令和9・10年度の定期受付(令和9年1月15日まで)

中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の令和9・10年度の競争参加資格審査(工事)について、受付の期間、経営事項審査(経審)の審査基準日の条件、同社独自の点数の算式と緊急認定を、同社の案内と手引きから整理します。

NEXCO中日本「令和9・10年度競争参加資格審査(工事・調査等)の実施について」
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

NEXCO中日本の令和9・10年度の定期受付は、国土交通省のインターネット一元受付で、申請用データの受付が令和8年12月1日から令和9年1月15日までです。認定は令和9年4月1日の予定で、資格の有効期間は令和11年3月31日までです。

この記事は、同社が令和8年10月1日に出した詳細公表と、申請書作成の手引き(工事)を原文で確認して整理します。申請の手順は国交省の入札参加資格申請の手順、同じ高速道路会社の案内はNEXCO東日本の入札参加資格と経審にまとめています。

定期受付の期間と認定日

定期受付は、インターネット一元受付方式が原則です。受付専用ホームページは国土交通省のサイト(pqr.mlit.go.jp)で、利用開始は令和8年11月2日です。

工事の定期受付(インターネット一元受付方式)の期間
手続き期間
パスワード発行申請令和8年11月2日(月)から12月28日(月)まで
納税証明書等の送信令和8年11月2日(月)から令和9年1月15日(金)まで
申請書データの入力令和8年11月2日(月)から令和9年1月15日(金)まで
申請用データの受付令和8年12月1日(火)から令和9年1月15日(金)まで
令和8年12月28日の17時までにパスワードを申し込まないと、一元受付では申請できません。同社の案内でも、注意するよう書かれています。

一元受付では原則として1つのデータで参加機関すべてに申請でき、受付期間内であれば申請データの削除と再申請が何度でもできます。一元受付で対応できない申請(経常JVに関する申請など)は電子メール方式になり、受付期間は令和8年12月1日から令和9年1月15日までです。

認定日は令和9年4月1日(木)の予定です。認定の通知書は出さず、同社のホームページに載せる「競争参加資格登録者名簿」で確認します。令和9・10年度に認定された資格の有効期間は、認定の時期にかかわらず令和11年3月31日までです。

工事の申請に必要な経審の条件

工事の申請には、次の条件を満たす経審の結果通知書(総合評定値通知書)が必要です。

経審の条件(同社の詳細公表から)
項目内容
審査基準日申請する日の直前に受けた経審で、申請する日の1年7月前までの間の決算日を審査基準日とするもの
複数ある場合そのうち最新のもの
通知の要件総合評定値(P)の通知を受けていること

手引きでは、経審の審査基準日が令和7年6月16日以降のものでない場合は、インターネット一元受付方式を使えないと書かれています。1年7月の数え方は経審の有効期間の逆算、通知書の読み方は経審の結果通知書の見方で説明しています。

同社の点数の算式(経審の点数との違い)

手引きによると、同社は経審の評点をそのまま使わず、次の算式で工事種別ごとに「経営事項評価点数」を出します。

経営事項評価点数の算式(手引きから)
記号内容係数
X1希望工事種別ごとの年間平均完成工事高の評点0.25
X2自己資本額と利払前税引前償却前利益の評点0.15
Y経営状況分析の評点0.20
Z技術力の評点0.25
Wその他の審査項目(社会性等)の評点0.15

同社の点数は、工事種別20種ごとに算出します。建設業法上の経審の総合評定値は、建設工事の種類ごと(29業種)に出る点数なので、通知書のP点と同じ数字にはなりません。この点数に技術評価点数などを加えて総合点数とし、等級のある工事種別では等級を決めます。

この記事の係数は、同社の手引きに書かれた同社独自の算式です。経審のP点の計算の仕組みの係数とは別物です。

提出書類

手引きでは、申請書類は次の順にクリップでまとめるよう案内されています。

  1. 競争参加資格審査申請書(建設工事):様式1
  2. 工事分割内訳表:様式4
  3. 業態調書1、2:様式2-1、2-2
  4. 営業所一覧表:様式3
  5. 総合評定値通知書の写し
  6. 納税証明書の写し
  7. 委任状(本人以外が申請書を出す場合のみ)

業態調書1は、添付する総合評定値通知書のもとになった経営規模等評価申請書の「技術者名簿」から資格別に人数を集計して転記します。技術者名簿の考え方は技術職員の数え方を参照してください。

随時受付と緊急認定

定期受付が終わったあとは、随時受付になります。令和9・10年度の随時受付は、原則として電子メールでの提出です。

  • 認定日:令和9年5月6日(木)以降で、毎月第一営業日を予定しています。
  • 認定の時期:各月の15日までに受け付けた申請は、翌月の第一営業日に認定されます。書類の不備で15日までに受け付けられなかった場合は、翌々月になることがあります。
  • 経審の条件:定期受付と同じく、直前に受けた経審で、申請日の1年7月前までの間の決算日を審査基準日とするものです。

45日以内に同社の工事の入札に参加する予定があるときは、申請書の様式1の空欄に参加予定の工事件名・開札日・連絡先を朱書きし、「競争参加資格確認申請書」の写しを添付すると、緊急認定の扱いになります。ただし、15日以内の入札への参加を希望する場合は認定できないことがあるため、窓口に問い合わせるよう案内されています。

随時受付の窓口は、同社の契約審査部 発注審査課です。メールの確認と返信は、平日の9時から17時に行われます。

確認した一次資料

この記事は、NEXCO中日本の案内を整理したものです。日程は予定を含むため、申請する前に最新の案内を確かめてください。個別の判断は、同社の審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 定期受付は一元受付で、申請用データの受付は令和8年12月1日から令和9年1月15日まで。パスワード発行申請は12月28日の17時まで。
  2. 認定は令和9年4月1日の予定で、有効期間は令和11年3月31日まで。通知は名簿の公表で代える。
  3. 経審は、直前に受けた最新のもので、申請日の1年7月前までの間に審査基準日があり、P点の通知があること。
  4. 同社は20の工事種別ごとに独自の算式で点数を出すため、通知書のP点とは数字が異なる。
  5. 入札が45日以内に迫るときは、緊急認定の扱いがある。

よくある質問

NEXCO中日本の令和9・10年度の資格は、いつまで申請できますか?
定期受付の申請用データの受付は、令和8年12月1日から令和9年1月15日までです。インターネット方式では、先に令和8年12月28日の17時までにパスワード発行申請をする必要があります。
認定はいつ行われ、有効期間はいつまでですか?
定期受付の認定日は令和9年4月1日の予定です。認定の通知書は出さず、同社のホームページの競争参加資格登録者名簿で確認します。有効期間は令和11年3月31日までです。
工事の申請では、どの経審の通知書が使えますか?
申請する日の直前に受けた経審で、申請日の1年7月前までの間の決算日を審査基準日とするもの(複数あれば最新)です。総合評定値(P)の通知を受けている必要があります。
NEXCO中日本の点数は、経審のP点と同じですか?
同じではありません。同社は0.25X1+0.15X2+0.20Y+0.25Z+0.15Wの算式で、20の工事種別ごとに経営事項評価点数を出します。通知書のP点は29業種ごとの点数なので、数字は異なります。
入札が近いときは、随時受付でも間に合いますか?
随時受付は毎月15日までの申請が翌月の第一営業日に認定されます。45日以内の入札に参加予定なら、様式1に工事件名と開札日を朱書きして緊急認定を求められます。15日以内の入札は認定できないことがあります。

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