受審後の実務

三鷹市の入札参加資格|予定価格1,000万円以上の制限付一般競争の参加要件

東京都三鷹市の建設工事の入札参加資格について、予定価格1,000万円を境にした入札方法、制限付一般競争入札の参加要件(経営事項審査・同種工事の実績など)、地域貢献度による配慮、資格の登録開始日と有効期限を、市の選定基準と公式ページから整理します。

三鷹市競争入札参加者選定基準
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

三鷹市の入札は、予定価格が1,000万円以上の工事では制限付一般競争入札、1,000万円未満では指名競争入札が原則です。制限付一般競争入札に参加するには、入札参加資格者名簿への登載に加えて、同種工事の実績と経営事項審査を受けていることが要件です。入札参加資格の登録は、東京電子自治体共同運営の電子調達サービスで行います。

2026年10月23日に確認した内容です。選定基準は令和2年10月20日付で、令和3年4月1日の改正を含みます。登録開始日と有効期限のページの最終更新日は2023年9月1日です。最新の案内は三鷹市「契約に関する各種基準に関する情報」でご確認ください。

予定価格ごとの入札方法

市の選定基準は、1件の予定価格で入札方法を分けています。

入札方法の原則
予定価格入札方法基準の条文
1,000万円以上制限付一般競争入札第4条
1,000万円未満指名競争入札第11条

金額の区分は工事も委託等も同じです。制限付一般競争入札では、市が案件ごとに参加要件を告示します。

制限付一般競争入札の参加要件

工事の制限付一般競争入札に参加するには、地方自治法施行令第167条の4の定めに加えて、次の要件を満たす必要があります。

工事の参加要件(選定基準第5条)
要件内容
名簿への登載三鷹市競争入札参加資格者名簿に登載されていること
指名停止・経営状況三鷹市で指名停止を受けていないこと。経営不振の状態にないこと
同種工事の実績入札の対象となる業種と同種の工事実績があること
経営事項審査建設業法の経営事項審査を受けていること
工事成績三鷹市発注工事の工事成績が不良でないこと
事業協同組合一の案件に事業協同組合とその組合員が重ねて参加しないこと
参加の申請を出すと、市が要件を審査します。満たしていないと認められたときは、理由を示して通知されます。審査の後でも、指名停止を受けたり申請書類に虚偽が分かったりすると、その入札には参加できません。

参加を希望する人は、制限付一般競争入札参加資格申請書などを市長に提出します。審査が終わって参加資格者が1者以上いれば、入札を実施します。設計図書は、公告の日から入札の日までの間に、貸出しまたは郵送、ファクシミリ、電磁的記録などで受け取れます。疑問点は質疑応答書で質問できます。

経営事項審査の通知書と入札参加資格の関係は経審と入札参加資格の違いで説明しています。自社のP点は経審P点シミュレーターで試算できます(正式な評点は審査結果が優先されます)。

地域貢献度などによる配慮

市長は、参加要件に加えて、次の者に一定の配慮をすることができます。

  • 三鷹市内に本店・支店・営業所などを持ち、告示日に2年以上営業を続けている者。東京都内に本店・支店・営業所などを持ち、告示日に1年以上営業を続けている者など
  • 三鷹市発注工事の工事成績が特に優秀な者
  • 三鷹市と災害時の支援などに関する協定を結び、活動の実績がある者
  • 三鷹市と、市道の維持補修または下水道の維持管理に関する緊急工事の契約を結んでいる者
  • ISO(国際標準化機構)の認証を取得している者など、市長が特に必要と認める者

配慮の具体的な内容は、案件ごとの告示で示されます。同じ東京都内でも、調布市は500万円以上を制限付き一般競争とし、資格の審査を開札後に行うなど、金額と審査の順序が違います。

指名競争入札の選び方

指名競争入札では、市が資格者名簿の登録者の中から、別表第2に定める格付等級区分と予定金額で参加者を選びます。指名業者数が足りないなど市長が特に必要と認めるときは、予定金額に対応する等級の1つ上または1つ下の等級の者を選ぶことがあります。等級を定めない業種は、共同格付の順位などを考慮して選びます。

選ぶときは、指名時の経営と信用の状況、三鷹市での指名と受注の状況、既発注案件の履行状況、技術的な適性、他官公庁や民間での受注実績の有無を審査します。

登録開始日と有効期限

入札参加資格の登録開始日
承認された日資格が発生する日
毎月1日〜25日翌月1日
毎月26日〜末日翌々月1日

承認は、審査を担当する自治体が登録申請に対して行います。有効期限は、登録申請した月の直前の決算月の翌月から1年8か月目の末日です。継続して登録するときは、前回の申請直後の決算月の翌月(申請した月が決算月なら翌月)から有効期限までに申請します。

手続きと電子調達サービスの操作は東京電子自治体共同運営コールセンターに、審査の内容は三鷹市総務部契約管理課契約係に問い合わせる窓口が分かれています。同じ電子調達サービスを使う府中市の考え方は別の記事で説明しています。

この記事で確認していない点

  • 別表第1の格付基準と別表第2の等級区分ごとの予定金額。
  • 案件ごとの告示で示される経営事項審査の点数の下限や、同種工事の実績の範囲。
  • 市内業者・準市内業者の認定の要件の詳細。
  • 入札書の提出方法(電子か郵便か)。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 予定価格1,000万円以上は制限付一般競争入札、1,000万円未満は指名競争入札が原則。
  2. 制限付一般競争入札の参加には、名簿への登載、同種工事の実績、経営事項審査を受けていることなどが必要。市は要件を事前に審査する。
  3. 資格は承認が25日までなら翌月1日、26日以降なら翌々月1日に発生する。有効期限は決算月の翌月から1年8か月目の末日。

都内の自治体は立川市の入札参加資格や東京都の入札参加資格で説明しています。国の手続きはインターネット一元受付の受付期間をご覧ください。自治体を並べて探すときは自治体別の入札参加資格と経審の一覧をご覧ください。

よくある質問

三鷹市の工事は、予定価格いくらから制限付一般競争入札になりますか?
市の選定基準では、1件の予定価格が1,000万円以上の案件は原則として制限付一般競争入札です。1,000万円未満の案件は指名競争入札で実施します。
三鷹市の制限付一般競争入札に参加するには、経営事項審査が必要ですか?
必要です。工事の参加要件に、建設業法の経営事項審査を受けていることが含まれます。このほか、名簿への登載、同種工事の実績、指名停止を受けていないことなどが求められます。
三鷹市の入札で、市内業者は有利になりますか?
市長は参加要件に加えて、市内に本店・支店・営業所などを持ち告示日に2年以上営業している者などに一定の配慮をすることができます。配慮の内容は案件ごとの告示で示されます。
三鷹市の入札参加資格はいつから使えますか?
審査を担当する自治体の承認が毎月1日から25日なら翌月1日、26日から末日なら翌々月1日から資格が発生します。
三鷹市の入札参加資格の有効期限はいつまでですか?
登録申請した月の直前の決算月の翌月から、1年8か月目の末日までです。継続して登録するときは、有効期限までに申請して承認される必要があります。

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