立川市の入札参加資格|経審の総合数値で決まるA・B・C等級と予定価格の範囲・電子調達サービスの登録
東京都立川市の建設工事の入札参加資格について、経営事項審査の総合数値で決まるA・B・C等級の基準点、等級ごとの発注工事の予定価格、指名で見られる点、東京電子自治体共同運営の電子調達サービスでの登録の流れを、市の公式ページと基準の文書から整理します。
立川市 競争入札参加者格付け及び指名基準立川市の建設工事の一般競争入札(見積合せ)に参加するには、東京電子自治体共同運営の「電子調達サービス」への登録が必要です。工事で申請するには、経営事項審査結果通知書の総合評点を取得し、社会保険等に加入している必要があります。市はその総合数値で、建築一式・土木一式は1,000点と750点、その他の建設工事は800点と650点を境に、A・B・Cの3等級に分けています。
2026年10月23日に確認した内容です。市の「格付け及び指名基準」のページの更新日は2024年4月17日で、基準の文書の最後の改正は平成17年8月1日の施行分です。最新の案内は立川市「業者登録」でご確認ください。
電子調達サービスへの登録と申請の条件
立川市が発注する建設工事の一般競争入札(見積合せ)に参加するには、あらかじめ「電子調達サービス」への登録が必要です。都内の市区町村が共同で運営する仕組みで、入札情報の提供、電子入札、資格審査の申請をインターネットで行います。東京都の財務局や水道局が発注する電子入札とは別のものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 新規登録の申込み | 電子調達サービスの資格審査申請(資格審査サービス)で行う |
| 登録される時期 | 毎月1日から25日に審査担当自治体が承認すると翌月1日、26日から末日に承認すると翌々月1日 |
| 必要な環境 | インターネット接続、パソコン、電子証明書(電子認証)、ICカードリーダーなど |
| 申請できない場合 | 申請日時点で確定している決算がないとき。税金の未納があるときは承認されない |
| 工事の条件 | 経営事項審査結果通知書の総合評点を取得していること、社会保険等に加入していること(設計・測量などの種目を除く) |
登録内容に変更があったときは、電子調達サービスで変更申請をします。経営事項審査の通知書の位置づけは経審と入札参加資格の違い、都内の資格の全体像は東京都の入札参加資格で説明しています。
経審の総合数値で決まる等級
市の「競争入札参加者格付け及び指名基準」は、指名競争入札の参加者を、建設業法第27条の23第1項に基づく経営事項審査の総合数値で、契約の種類ごとにA・B・Cの3等級に格付けすると定めています。
| 等級 | 建築一式工事・土木一式工事 | その他の建設工事 |
|---|---|---|
| A | 1,000点以上 | 800点以上 |
| B | 750点以上1,000点未満 | 650点以上800点未満 |
| C | 750点未満 | 650点未満 |
自社の総合評定値がどの等級にあたるかは、入札参加資格の等級の目安で試算できます(立川市の正式な格付は、市の審査結果が優先されます)。総合評定値(P点)の仕組みは経審のP点の計算の仕組みで説明しています。
等級ごとの発注工事の予定価格
基準では、等級に対応する発注工事の予定価格の範囲も決まっています。
| 等級 | 建築一式工事 | 土木一式工事 | その他の建設工事 |
|---|---|---|---|
| A | 3億円以上 | 2億円以上 | 1億円以上 |
| B | 1,500万円以上3億円未満 | 1,500万円以上2億円未満 | 1,000万円以上1億円未満 |
| C | 1,500万円未満 | 1,500万円未満 | 1,000万円未満 |
指名競争入札の指名業者の数は、予定価格が4,000万円以上で10社、1,000万円以上4,000万円未満で8社、500万円以上1,000万円未満で7社、130万円以上500万円未満で5社、50万円以上130万円未満で4社、50万円未満で2〜3社がおおむねの目安です。
指名で見られる点
市長は、予定価格に対応する等級の資格者から指名します。工事の規模や内容によっては、直近上位・直近下位・下位2等級で工事成績が特に優秀な業者を指名することもあります。この場合、B等級に対応する工事ではA等級の業者、A等級に対応する工事ではC等級の業者は、それぞれ指名する業者の総数の2分の1を超えられません。
基準の第6条は、指名のときに留意する点として、次の6つを挙げています。
- 市内業者優先(運用基準では、市内に本店がある者。市内に支店・営業所がある者は除く)
- 不誠実な行為の有無その他の信用状態
- 工事成績(過去2年連続で平均60点未満なら指名しない。2年連続で80点以上や表彰・感謝状があれば十分に尊重する)
- 手持ち工事の状況
- その工事の施工についての技術的適性(同種工事の施工実績、必要な有資格技術職員を確保できること)
- 立川市競争入札等参加停止基準
この記事で確認していない点
- 令和9・10年度の資格審査の申請の受付時期。市のページに載っている小規模工事等の登録は、令和7年度・8年度のものです。
- 基準が定める総合数値に、市内業者への加点があるかどうか。
- 工事成績の60点・80点の基準が現在も同じ内容で使われているか(運用基準の備考には、工事成績について新たな制度を制定して適用するとあります)。
- 入札ごとの参加条件(案件ごとの公告で決まる)。
自社の完成工事高・自己資本・技術職員数でP点がいくつになるかは、経審P点シミュレーターで試算できます(正式な評点は審査結果が優先されます)。
確認した一次資料
- 立川市競争入札参加者格付け及び指名基準等級の基準点、予定価格の範囲、指名業者数、留意事項(2026-10-23確認)
- 立川市競争入札参加者格付け及び指名基準の運用基準市内業者優先、工事成績、技術的適性の運用(2026-10-23確認)
- 立川市「電子調達サービスへの登録(入札参加資格の申請)」登録の流れ、申請の条件(2026-10-23確認)
申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。
まとめ
- 立川市の入札には、東京電子自治体共同運営の電子調達サービスでの登録が必要で、工事は経営事項審査の総合評点の取得と社会保険等への加入が条件。
- 等級は総合数値で決まり、建築一式・土木一式は1,000点と750点、その他の建設工事は800点と650点が境。
- 等級ごとに発注工事の予定価格の範囲があり、指名では市内に本店があること、工事成績、手持ち工事、施工実績が見られる。
都内の自治体は八王子市の入札参加資格や町田市の入札参加資格で説明しています。自治体を並べて探すときは自治体別の入札参加資格と経審の一覧をご覧ください。
よくある質問
- 立川市の入札に参加するには、どこで登録しますか?
- 東京電子自治体共同運営の「電子調達サービス」の資格審査申請で登録します。毎月1日から25日に審査担当自治体が承認すると翌月1日、26日から末日に承認すると翌々月1日から登録されます。
- 立川市の工事の入札参加資格を申請する条件は何ですか?
- 経営事項審査結果通知書の総合評点を取得していることと、社会保険等に加入していることです。申請日時点で確定している決算がないときは申請できず、税金の未納があるときは承認されません。
- 立川市の等級は、経営事項審査の点数でどう決まりますか?
- 総合数値で、建築一式・土木一式は1,000点以上がA、750点以上1,000点未満がB、750点未満がCです。その他の建設工事は800点以上がA、650点以上800点未満がB、650点未満がCです。
- 立川市で、等級ごとに発注される工事の予定価格はどれくらいですか?
- 建築一式はA等級が3億円以上、土木一式は2億円以上、その他の建設工事は1億円以上です。B等級は建築一式と土木一式が1,500万円以上、その他の建設工事が1,000万円以上で、それぞれA等級の範囲に届かない額までです。
- 立川市の指名で、市内に本店があることは考慮されますか?
- 基準の留意事項に市内業者優先があり、運用基準は市内に本店を有する者としています。市内に支店・営業所を有する者は含まれません。工事成績、手持ち工事、施工実績なども見られます。
公開日: 2026-10-23
P点から国交省・関東地方整備局の等級目安を確認(無料・登録不要):入札参加資格ランクの目安計算を使う
他の都道府県・政令指定都市のガイドを探す(地域別ガイド一覧)
専門書で詳しく確認したい場合
PR制度の背景や申請実務を書籍でまとめて確認したい方向けです。
事業者ご自身が入力する概算の試算です。申請の代行・作成支援や個別相談は行っていません。正式な評点は登録経営状況分析機関・審査行政庁の審査結果が優先します。算定方法・出典・免責
