受審後の実務

石川県の建設工事の入札参加資格と経審の結果の使い方|随時申請・審査基準日・総合点数と主観点数(令和8年度)

石川県の令和8年度の随時申請について、申請に使える経営事項審査の審査基準日、提出する経審結果通知書の条件、客観点数に県内業者だけが主観点数を足す総合点数、土木一式の等級の区切りを、県の公式資料から整理します。

石川県 建設工事競争入札参加資格(令和8年度)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

石川県の令和8年度の随時申請は、令和8年6月1日から令和9年2月26日(17時)まで受け付けています。申請に使う経営事項審査(経審)は、入札参加資格の審査基準日と同日の審査基準日になっているものでなければならず、令和8年度の随時申請では令和6年10月1日から令和7年9月30日までの間に終わった事業年度の経審が対象です。

この記事は、県の申請ページ、申請の手引き、主観的事項審査のページを原文で確認し、経審の結果の使い方に関わる部分を整理します。経審のP点そのものの見方はP点と入札ランクの関係で説明しています。

申請の種類と受付の方式

申請の種類
種類県内に主たる営業所がある業者県外に主たる営業所がある業者
定期申請西暦奇数年の2月から3月頃西暦偶数年の2月から3月頃
随時申請県内・県外共通で、例年6月から翌年2月頃。令和8年度は令和8年6月1日から令和9年2月26日17時まで
  • 申請は、電子申請システムでのデータ送信と、必要書類の提出の両方が申請期間内に済んで初めて受け付けられる
  • 随時申請で資格を得た場合の有効期間は、決定通知書に書かれた資格決定日の翌日から令和9年5月31日まで
  • 対象は建設業法別表第一の29業種
データ送信だけ、書類提出だけでは申請になりません。経審の結果通知書の写しは書類の側で必要になるので、受付の締め切りより前に取得しておきます。

審査基準日と経審結果通知書

手引きは、審査基準日を次のように定めています。

入札参加資格の審査基準日
申請の種類審査基準日
定期申請当該年度の10月1日直前の事業年度の終了の日
随時申請申請日の属する年度の前年度の10月1日直前の事業年度の終了の日

令和8年度の随時申請(令和8年6月から令和9年2月)の場合は、令和6年10月1日から令和7年9月30日までの間の事業年度終了の日が審査基準日になります。

  • 建設工事では、審査基準日に対応した経審結果通知書(経営規模等評価結果通知書と総合評定値通知書)の写しを提出する。県内業者も県外業者も同じ
  • 入札参加資格の審査基準日と同日の経営事項審査基準日になっているものを提出する
  • 申請日時点で有効な経審結果を取得している者が、上記の審査基準日の経審を受審済みまたは申請中で結果を未取得の場合は、事前に県土木部監理課へ連絡する
  • 申請の要件は、建設業の許可を受けていること、経審を受けて総合評定値を請求していること、雇用保険・健康保険・厚生年金保険の届出をしていること
提出する経審は、決算日が令和6年10月から令和7年9月の間にあるものです。直近の決算で受けた経審が、この範囲の外にあるときは、先に県へ連絡します。

総合点数と主観点数

石川県の等級は、次の式の総合点数で決まります。

総合点数の式
区分総合点数
県内業者客観点数(経営事項審査の点数)+主観点数
県外業者客観点数のみ(主観点数の対象外)

主観点数は、石川県内に主たる営業所を置く建設業者を対象に、工事成績や災害協定の締結などの取り組みを評価する県独自の点数です。申請によらず県の情報で加点または減点される項目(工事成績、優良工事表彰、契約後のVE提案、災害時の応急対策工事の協力者、指名停止、監督処分)と、申告が必要な項目(障害者雇用など)があります。

  • 入札参加資格の有効期間は2年間だが、主観的事項審査の有効期間は1年間。加点を続けるには毎年申請が必要
  • 令和8年度分の主観的事項審査の受付は、令和8年2月2日から2月27日だった
  • 審査対象項目や配点は、内容の見直しなどで変更になる場合がある

この計算は県の基準を写したものであり、自社の点数を示すものではありません。入札ランク目安ツールの結果は目安であり、石川県の等級を決めるものではありません。

県内業者の主観点数は、毎年の申請で決まります。経審の結果が同じでも、主観的事項審査を出していない年は、県内業者の総合点数が下がります。

土木一式の等級の区切り

手引きに数字が載っているのは土木一式工事の場合です。県が建設工事を発注するときは、原則として発注予定金額に対応する等級の有資格者に発注します。

土木一式工事の等級と総合点数(手引き第8章)
等級総合点数発注予定金額
A850点以上3,000万円以上
B760点以上850点未満1,500万円以上3,000万円未満
C680点以上760点未満500万円以上1,500万円未満
D680点未満500万円未満

手引きには「等級ごとの対応点数等は業種により異なります」とあります。この表を他の業種に当てはめることはできません。

この記事で確認できなかった点

  • 土木一式以外の業種の等級ごとの区切り点。手引きに載っていませんでした。
  • 主観点数の配点。県の事務取扱要領のPDFにあり、今回は内容を確認していません。
  • 直近の定期申請の正確な日付。確認したページには出ていません。
  • 県内業者と県外業者それぞれの資格の有効期間の具体的な日付。

確認した一次資料

この記事は、石川県の公開資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、県の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 令和8年度の随時申請は令和9年2月26日17時まで。データ送信と書類提出の両方が必要。
  2. 提出する経審は、令和8年度の随時申請では、決算日が令和6年10月1日から令和7年9月30日の間にあるもの。
  3. 県内業者の総合点数は客観点数に主観点数を足したもので、主観点数は毎年の申請が必要。県外業者は客観点数のみ。
  4. 手引きで区切りが分かるのは土木一式(A 850点以上、B 760点以上、C 680点以上、D 680点未満)で、他の業種は業種ごとに異なる。

よくある質問

石川県の令和8年度の随時申請は、いつまでですか?
令和9年2月26日の17時までです。データ送信と必要書類の提出の両方が期間内に必要です。
石川県の令和8年度の随時申請に使える経審は、いつの決算日のものですか?
令和6年10月1日から令和7年9月30日までの間に終わった事業年度の決算日を審査基準日とするものです。
石川県の主観点数は、県外業者にも付きますか?
付きません。主観的事項審査の対象は、石川県内に主たる営業所を置く建設業者だけです。
石川県の主観点数は、毎年申請が必要ですか?
必要です。入札参加資格の有効期間は2年間ですが、主観的事項審査の有効期間は1年間です。

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