受審後の実務

兵庫県姫路市の工事の入札参加資格と経審|P点で決まる格付・追加受付の期間・郵送申請の書類

兵庫県姫路市の建設工事の入札参加資格で、経審の結果がどう使われるかを、P点で決まる格付の区分、追加受付の期間と有効期間、申請の条件になる経審の通知書、社会保険の要件の順に、市の申請要領と告示から整理します。

姫路市 建設工事の業者登録・格付
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

姫路市は、建設工事の格付を毎年度行っています。格付は、経審の総合評定値P点をそのまま使い、市独自の点数の式はありません。申請は郵送のみで、電子申請は使えません。

この記事は、姫路市の「業者登録申請要領(新規登録・業種等追加)」、格付基準の告示(姫路市告示第133号)、建設工事の格付のページを原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。資料の確認日は2026年10月11日です。兵庫県の制度は兵庫県の入札参加資格と経審で説明しています。

P点で決まる格付の区分

格付基準の告示は、経営事項審査結果通知書の総合評定値に基づいて格付すると定めています。市独自の点数を足し引きする式は、告示にありません。

姫路市の工事の格付は、経審の総合評定値P点そのもので決まります。
格付の区分とP点(姫路市告示第133号から)
格付土木一式建築一式その他の工事
S1040点以上1040点以上なし
A800点以上800点以上720点以上
B690点以上660点以上600点以上
C570点以上550点以上600点未満
D570点未満550点未満なし

土木一式のSの発注標準金額は、5,000万円以上です。P点の仕組みは経審のP点の計算の仕組み、等級の見方は経審のP点と入札の等級で説明しています。

申請で求められる経審の結果

申請要領は、登録申請期間の末日において有効な経営事項審査結果通知書を提出できる者を、申請の条件としています。提出書類の注意には、審査基準日が各申請期間の末日において有効な最新のものを出すと書かれています。

完成工事高の要件もあります。直近の経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書に、完成工事高のある者です。通知書が切れる時期から逆算して受審日を決める考え方は、経審の有効期間と逆算で説明しています。

追加受付の期間と有効期間

建設工事の格付は、毎年度行われます。令和8年度の追加受付(新規登録・業種の追加)は、申請要領に次のとおり書かれています。

令和8年度の追加受付の期間と有効期間の始まり(申請要領から)
申請期間有効期間の始まり
令和8年4月令和8年6月1日
令和8年5月から6月末令和8年8月1日
令和8年7月から8月末令和8年10月1日
令和8年9月から10月末令和8年12月1日

どの期間でも、有効期間の終わりは令和10年3月31日です。令和9年度の格付に参加するには、あらためて格付を受ける必要があります。市のページは、申請期間と申請方法を令和8年12月中旬に掲載する予定だと書いています(市のページの更新日は2026年9月29日)。

社会保険の加入の要件

申請要領は、経営規模等評価結果通知書の「雇用保険加入の有無」「健康保険加入の有無」「厚生年金保険加入の有無」の欄が、いずれも「有」または「除外」であることを求めています。受審の時点で加入状況が整っているかは、申請の前に通知書で確認できます。

市内業者・準市内業者・市外業者の区分

姫路市の登録には、市内業者、準市内業者、市外業者の3つの区分があります。市内業者は、本店が姫路市内にあり、市税、消費税、法人税に滞納がないことが条件です。市内業者と準市内業者は、事務所の写真を提出します。区分ごとの指名や発注での扱いの違いは、確認した資料に書かれていませんでした。

申請は郵送のみ・入札は電子入札

申請要領は、郵送申請のみで電子申請は不可だと書いています。先に申請書の交付請求をして、書類を送ります。建設工事の提出書類には、経営事項審査結果通知書の写し、技術職員名簿の写し、工事経歴書(過去2年分)の写しなどがあります。

入札は、兵庫県電子入札共同運営システムを使った電子入札で、対応していないと参加できません。受審から入札までの流れは経審の流れと費用で説明しています。

この記事で確認できなかった点

  • 令和9年度の格付の申請期間と申請方法。市が令和8年12月中旬に掲載する予定。
  • 市内業者の区分ごとの、指名や発注での扱いの違い。
  • 経審の通知書の有効期間を何か月とみるか。申請要領に月数の記載がなかった。

確認した一次資料

この記事は、姫路市の公式資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 格付は経審の総合評定値P点で決まる。土木一式はSが1040点以上、Aが800点以上、Bが690点以上、Cが570点以上。
  2. 申請には、申請期間の末日に有効な経営事項審査結果通知書が必要。社会保険の3欄は「有」または「除外」。
  3. 令和8年度の追加受付の有効期間は、いずれも令和10年3月31日まで。令和9年度の案内は12月中旬に掲載される予定。
  4. 申請は郵送のみ。入札は兵庫県電子入札共同運営システムで行う。

よくある質問

姫路市の工事の格付は、どう決まりますか?
経営事項審査結果通知書の総合評定値P点に基づいて決まります。市独自の点数の式は告示にありません。土木一式は、Sが1040点以上、Aが800点以上、Bが690点以上、Cが570点以上、Dが570点未満です。
姫路市の入札参加資格の申請で、経審はどう使われますか?
登録申請期間の末日において有効な経営事項審査結果通知書を提出できることが条件です。審査基準日が申請期間の末日に有効な最新のものを出します。完成工事高があることも要件です。
姫路市の令和8年度の追加受付は、いつまでですか?
令和8年4月から10月末まで、2か月ごとの期間に分かれています。有効期間の始まりは期間ごとに異なりますが、終わりはいずれも令和10年3月31日です。
姫路市の申請で、社会保険の加入はどう確認されますか?
経営規模等評価結果通知書の、雇用保険、健康保険、厚生年金保険の加入の有無の欄が、いずれも「有」または「除外」であることが求められます。
姫路市の入札参加資格は、電子申請できますか?
申請要領は郵送申請のみで、電子申請は不可と書いています。入札そのものは、兵庫県電子入札共同運営システムを使った電子入札で、対応していないと参加できません。

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