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CCUS(建設キャリアアップシステム)とは|仕組み・事業者と技能者のメリット・4種類の費用

CCUSは、建設現場で働く技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の評価や現場作業の効率化につなげるシステムです。何を登録するのか、事業者にどんなメリットがあるのか、費用は何にいくらかかるのかを、CCUSの公式サイトの説明から整理します。

CCUS 公式サイト
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価、工事の品質向上、現場作業の効率化などにつなげるシステムです。運営主体は(一財)建設業振興基金です。費用は、技能者登録料・事業者登録料・管理者ID利用料・現場利用料の4種類があります。手順や金額の細部は、それぞれ専用の記事に分けて説明しています。

CCUSの仕組み:何を記録するのか

CCUSの公式サイトは、仕組みのポイントを次のように説明しています。まず、技能者が本人であることを確認したうえでシステムに登録し、IDが付与されたCCUSカードを交付します。ここがスタートです。

  • 就業履歴:いつ、どの現場に、どの職種で、どの立場(職長など)で働いたのかを、電子的に記録して蓄積します。
  • 技能・研鑽の記録:資格の取得や講習の受講履歴を、並行して登録します。

登録された情報をもとに、一人ひとりの技能者の評価を適切に行い、処遇の改善に結びつけることが狙いです。技能者を雇う専門工事業者の施工能力を見える化する枠組みにもなる、と公式サイトは書いています。

公式サイトによると、構築の背景には、建設業の生産労働者の年齢別賃金のピークが45〜49歳と、製造業全体(50〜54歳)より5年ほど早いという現状があります。異なる事業者の現場で働く技能者を、業界横断で評価する統一の仕組みがなかったことが、課題として挙げられています。

事業者と技能者のメリット

CCUSの公式サイトが挙げるメリット
立場メリット
事業者技能者の就業状況などを容易に確認できる。入退場にICカードを使うことで、現場の入場管理などを効率化できる
技能者自分の資格や就業履歴を証明できるため、働く現場にかかわらず、適正な評価と処遇を受けられる

ここに書いたのは、公式サイトが示すメリットです。自社の工事や入札で、実際にどれだけ効果があるかは、この記事では確認していません。

費用は4種類

公式サイトの「システムの利用料金」には、4つの費用が書かれています。金額は税込で、公式サイトの掲載時点のものです。

CCUSの利用料金(公式サイトから)
費用払う人金額
技能者登録料技能者インターネット申請は簡略型2,500円・詳細型4,900円。認定登録機関での申請は詳細型4,900円
事業者登録料事業者資本金に応じて0円(一人親方)〜240万円。500万円未満は6,000円。有効期限は5年
管理者ID利用料事業者1IDあたり年11,400円(一人親方は2,400円)
現場利用料元請事業者1人日・現場あたり10円

管理者ID利用料の最初の1IDは、事業者登録をすると自動で作られ、事業者登録料とは別に翌月に請求書が送られます。現場利用料は、現場・契約情報を登録した元請事業者に請求されます。たとえば20人の技能者が50日就業した場合は、20人×50日×10円で1万円です。

カードの紛失・破損・券面書換が必要なときの再発行は、実費の1,000円です。事業者登録料の資本金区分ごとの金額や、更新の考え方は『CCUSの事業者登録の手順と料金』で説明しています。

登録から使うまでの記事の選び方

知りたいことに合わせた記事
知りたいこと記事
会社として登録したいCCUSの事業者登録の手順と料金
技能者として登録したいCCUSの技能者登録のしかた
一人親方として登録したいCCUSの一人親方の登録
現場で就業履歴を記録したいCCUSの現場登録とカードリーダーでの就業履歴の記録
レベル判定を受けたいCCUSの能力評価(レベル判定)の申請手順

経営事項審査(経審)との関係

CCUSの登録情報は、公共工事の入札資格に使う経審の点数に反映されます。経審のW1には、就業履歴を蓄積する措置(CCUSのカードリーダーの設置など)を実施しているかの加点項目があります。また、CCUSの能力評価でレベル4・3と判定された技能者は、条件を満たせば経審の技術職員として数えられます。点数の効き方は、次の記事で説明しています。

次に知りたいこと

確認した一次資料

まとめ

  1. CCUSは、技能者の就業履歴と資格・研鑽の記録を登録し、評価と処遇の改善につなげるシステム。運営主体は(一財)建設業振興基金。
  2. 事業者は就業状況の確認や入場管理の効率化、技能者は資格と就業履歴の証明がメリットとされている。
  3. 費用は技能者登録料・事業者登録料・管理者ID利用料・現場利用料の4種類。
  4. 経審では、就業履歴を蓄積する措置とレベル4・3の技能者が関係する。

この記事は公式サイトの整理です。料金や手続きは変更されることがあります。登録の前に、CCUSの公式サイトの最新の案内を確認してください。評点表・算式の転記元は一次資料・出典にまとめています。

よくある質問

建設キャリアアップシステム(CCUS)とは何ですか?
技能者ひとり一人の就業実績や資格を登録し、技能の公正な評価、工事の品質向上、現場作業の効率化などにつなげるシステムです。運営主体は(一財)建設業振興基金です。
CCUSには何を記録しますか?
本人確認のうえ登録した技能者に、IDが付いたCCUSカードを交付します。そのうえで、いつ、どの現場に、どの職種で、どの立場で働いたかを就業履歴として蓄積し、資格の取得や講習の受講履歴も登録します。
事業者にとってのメリットは何ですか?
公式サイトでは、技能者の就業状況などを容易に確認できること、入退場にICカードを使うことで現場の入場管理などを効率化できることが挙げられています。
CCUSの利用にはどんな費用がかかりますか?
技能者登録料、事業者登録料、管理者ID利用料、現場利用料の4種類です。管理者ID利用料は1IDあたり年11,400円(一人親方は2,400円)、現場利用料は元請事業者に1人日・現場あたり10円です。
技能者の登録料はいくらですか?
インターネットで申請する場合は、簡略型が2,500円、詳細型が4,900円です。認定登録機関で申請する場合は詳細型の4,900円です。カードの紛失・破損などの再発行は実費の1,000円です。
CCUSは経営事項審査(経審)と関係がありますか?
あります。経審のW1には、就業履歴を蓄積する措置(CCUSのカードリーダーの設置など)の加点項目があります。また、能力評価でレベル4・3と評価された技能者は、経審の技術職員に含まれます。

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