CCUSの事業者登録の手順と料金|資本金別の登録料・管理者ID利用料・5年更新
登録の流れ、資本金で決まる登録料、毎年かかる費用、更新の期限を整理します。
建設キャリアアップシステム公式サイト建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の就業履歴や保有資格を登録・蓄積する国の仕組みです。技能者だけでなく、雇用する会社も「事業者」として登録します。事業者登録の料金は資本金で決まり、登録の有効期間は5年です。そのほかに、管理者IDごとの年間利用料がかかります。
事業者登録の流れ(インターネットと窓口)
事業者登録の申請方法は2つあります。パソコンやスマホからCCUSの公式サイトで申請する方法と、認定登録機関の窓口で申請する方法です。公式サイトによると、窓口での申請を希望する場合は、受付時間などを事前に電話で確認します。ほとんどの認定登録機関は予約制です。
| 順番 | インターネットで申請 | 認定登録機関の窓口で申請 |
|---|---|---|
| 1 | 申込み | 申請書を取り寄せ、手書きで記入して専用封筒に封入 |
| 2 | 確認・審査 | 窓口に提出 |
| 3 | 登録料の支払い | 確認・審査 |
| 4 | 事業者情報登録完了 | 登録料の支払い |
| 5 | 事業者ID・管理者IDの通知を受け取る | 事業者情報登録完了、事業者ID・管理者IDの通知を受け取る |
出典は公式サイトの事業者登録のページです。
事業者は、建設業許可通知書などの証明書類を添えて申請します。建設業許可の情報と連携しているため、入力は簡略化されています。必要な書類は、公式サイトの「申請関係書類」に「事業者情報登録申請書」の手引と「証明書類見本一覧(事業者編)」があるので、申請前に自社の業態に合う書類を確かめます。
料金は3種類(登録料・管理者ID利用料・現場利用料)
事業者に関わる費用は、公式サイトの利用方法・料金のページで次の3種類に分けられています。
1. 事業者登録料(5年ごと・資本金で決まる)
登録の有効期限は5年間で、登録が完了した日から5年後の登録月末までです。金額は事業者の資本金で決まります(税込)。
| 資本金 | 登録料(税込) |
|---|---|
| 一人親方 | 0円 |
| 500万円未満(個人事業主を含む) | 6,000円 |
| 500万円以上1,000万円未満 | 12,000円 |
| 1,000万円以上2,000万円未満 | 24,000円 |
| 2,000万円以上5,000万円未満 | 48,000円 |
| 5,000万円以上1億円未満 | 60,000円 |
| 1億円以上3億円未満 | 120,000円 |
| 3億円以上10億円未満 | 240,000円 |
| 10億円以上50億円未満 | 480,000円 |
| 50億円以上100億円未満 | 600,000円 |
| 100億円以上500億円未満 | 1,200,000円 |
| 500億円以上 | 2,400,000円 |
2. 管理者ID利用料(毎年・1IDごと)
事業者情報(現場情報を含む)を管理するための管理者IDに対する利用料で、毎年支払います。1IDあたり11,400円(税込)で、一人親方は2,400円です。現場管理者として登録されたIDには、管理者ID利用料はかかりません。
最初の1IDは事業者登録を行うと自動で作られ、事業者登録料とは別に、翌月に請求書が届きます。IDを追加したときは翌月初に請求書が作られます。請求書は事業者登録で登録した登録責任者宛てに送られ、支店ごとなどに請求を分けることはできません。
3. 現場利用料(元請事業者のみ・1人日1現場10円)
現場を登録する元請事業者は、技能者が現場に入場した1人日・1現場あたり10円の現場利用料を負担します(例:20人が50日就業すると10,000円)。公式サイトでは、現場利用料の負担者は現場を登録する元請事業者とされています。
技能者の登録料(簡略型2,500円・詳細型4,900円)は、技能者ごとに別にかかります。事業者登録料とは別の費用です。
更新の期限と手続き
事業者登録の更新手続きは、有効期限の6か月前から行えます。処理を円滑に進めるため、公式サイトは遅くとも有効期限の1か月前までに更新申請するよう求めています。有効期限までに更新申請をしないと、CCUSが使えなくなります。有効期限は、システムにログインした後の画面に表示されます。
更新申請は簡素化されていて、申請するのは変更箇所だけです。変更がなければ、新たな証明書類の添付は要りません。登録情報に変更があれば、更新申請の中で直せるので、別に変更申請を出す必要はありません。
次の事業者情報に変更があるときは、事業者確認書類が必要です。
- 商号または名称
- 建設業許可の有無(有の場合は建設業許可番号)
- 法人・個人・一人親方の区分
- 法人番号
- 代表者名
- 所在地
- 資本金(個人事業主は0円)
建設業許可の更新・変更があるときも事業者確認書類が必要で、社会保険等に変更があるときは別の証明書類が必要です。許可の更新や変更届の時期とCCUSの更新が重なる会社は、同じ書類を使い回せるか、あわせて確認すると手戻りが減ります。許可の変更届は建設業許可の変更届の期限で確認できます。
出典は公式サイトの事業者更新手続きの流れと方法です。
経審との関係
事業者登録そのものを点数にする項目は、経審の配点表には見当たりません。経審に関わるのは、登録したCCUSをどう使うかです。関係する点は3つあります。
| 関係する場面 | 内容 | 詳しい解説 |
|---|---|---|
| 就業履歴の蓄積(W1) | 民間工事を含む全工事で実施すれば10点、全ての公共工事なら5点(令和8年新基準)。実務ではCCUSのカードリーダーなどで就業履歴を蓄積します。 | 経審のCCUS就業履歴の加点 |
| 技術職員の計上 | CCUSの能力評価でレベル4・3となった技能者を、技術職員に数えられる場合があります。 | 経審のレベル4・3技能者 |
| 自主宣言制度 | 宣言内容の例に「CCUSの利用環境整備」が入っています。宣言の有無は経審で5点です。 | 自主宣言制度の宣言内容と手順 |
自社の登録・運用状況でP点がどう変わるかは、経審P点シミュレーターで試算できます。
この記事は費用と手続きの整理です。登録の可否や金額は、CCUS公式サイトと運営主体の案内が優先します。
確認した一次資料
- 建設キャリアアップシステム公式サイト 利用方法・料金事業者登録料の資本金別の表、管理者ID利用料、現場利用料、請求方法
- 建設キャリアアップシステム公式サイト 事業者登録インターネットと認定登録機関窓口での申請の流れ
- 建設キャリアアップシステム公式サイト 事業者更新手続きの流れと方法更新の時期、必要書類
まとめ
- 事業者登録は、公式サイトのインターネット申請か、認定登録機関の窓口(ほとんど予約制)で行う。
- 登録料は資本金で決まり、500万円未満は6,000円、一人親方は無料。有効期間は5年。
- 管理者IDは1IDあたり年11,400円(一人親方は2,400円)。元請は1人日1現場あたり10円の現場利用料もかかる。
- 更新は有効期限の6か月前から可能で、遅くとも1か月前までに申請する。変更がなければ新しい証明書類は要らない。
- 事業者登録そのものの点数はなく、経審に効くのは就業履歴の蓄積、技能者のレベル、自主宣言の取組。
よくある質問
- CCUSの事業者登録料はいくらですか?
- 資本金で決まります。公式サイトの料金表では、一人親方は0円、500万円未満(個人事業主を含む)は6,000円、500万円以上1,000万円未満は12,000円、1,000万円以上2,000万円未満は24,000円です(税込)。さらに大きい資本金の区分もあります。登録の有効期限は5年間です。
- 事業者登録とは別に毎年かかる費用はありますか?
- 管理者IDの利用料が毎年かかります。1IDあたり11,400円(税込)で、一人親方は2,400円です。最初の1IDは事業者登録で自動作成され、翌月に請求書が届きます。現場管理者として登録されたIDには利用料がかかりません。
- 事業者登録はインターネットと窓口のどちらでできますか?
- どちらでもできます。インターネットは公式サイトから申込み、確認・審査、登録料の支払いの順に進みます。認定登録機関の窓口で申請する場合は、受付時間などを電話で事前に確認します。ほとんどの認定登録機関は予約制です。
- CCUSの事業者登録はいつまでに更新しますか?
- 更新手続きは有効期限の6か月前から可能です。公式サイトは遅くとも有効期限の1か月前までの申請を求めています。期限までに更新申請をしないとCCUSが使えなくなります。変更がなければ、新たな証明書類の添付は要りません。
- 事業者登録をすると経審で加点されますか?
- 事業者登録そのものを点数にする項目は、経審の配点表には見当たりません。経審に関わるのは、就業履歴の蓄積措置(10点または5点)、レベル4・3技能者の技術職員への計上、自主宣言制度の取組内容にCCUSの利用環境整備が含まれる点です。
公開日: 2026-10-13
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