受審後の実務

宮崎市の工事の入札参加資格と経審|基準年と中間年の受付・経審の条件・主観点125点

宮崎市の建設工事の入札参加資格について、毎年2月の「基準年受付」と「中間年受付」の違い、次回の受付予定、経営事項審査(経審)の通知書の条件、市内に本店がある業者だけの等級格付けと主観点の配点を、市の案内ページと申請要領から整理します。

宮崎市「令和8年度中間年受付」申請要領〈建設工事〉・市の案内ページ
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

宮崎市は、建設工事の入札参加資格を毎年2月に受け付けています。2年有効の「基準年受付」と、1年有効の「中間年受付」があり、令和8年度の中間年受付は令和8年2月28日に終わっています。次回の受付は令和9年2月の予定です。

この記事は、市の案内ページ(令和8年7月1日更新)と、令和8年度中間年受付の申請要領を原文で確認して整理します。県の制度は宮崎県の入札参加資格と経審で説明しています。

基準年受付と中間年受付・有効期間・次回の予定

市の案内(よくある質問)は、毎年2月の受付を「基準年受付」と「中間年受付」の2種類に分けています。

基準年受付と中間年受付(宮崎市の案内ページとよくある質問から)
項目基準年受付中間年受付
資格の有効期間2年1年
対象名簿に登載したい業者基準年受付の申請をしていない業者
直近の例令和7・8年度(令和7年7月1日から)令和8年度(令和8年2月1日から2月28日)
令和8年度の名簿の登録期間は、令和8年7月1日から令和9年6月30日までです。申請は宮崎市スマート申請(オンライン)だけで、郵送や持参は受け付けません。
  • 受付期間を過ぎた申請は受理されません。スマート申請が使えないときも、受付期間の延長は認められないため、契約課に早めに問い合わせます。
  • 審査の結果は、市のホームページで公表されます。郵送の通知はありません。
  • 名簿に載っても、必ず指名があるとは限りません。
  • 建設工事の入札は電子入札が原則で、名簿への登載後に電子入札システムの利用者登録が必要です。
  • 次回の申請受付は、令和9年2月の予定です。受付時期と申請要領は、毎年1月上旬ごろに市のホームページに載るとされています。

申請の対象者と資格要件

令和8年度の中間年受付の対象者は、次のどちらかです。

  1. 令和7・8年度の名簿に載っておらず、新しく申請したい人
  2. 名簿に載っているが、新しい業種を追加したい人(すでに4業種を登録しているときは追加できません)

すでに名簿に載っていて、業種を追加しない人は、中間年の申請は不要です。登録済みの業種の希望順位も、変更できません。

申請者の資格要件(申請要領の2)
項目内容
許可と経審希望業種の建設業の許可を受け、経営事項審査を受けていること(総合評定値(P)を請求し、通知を受けていること)
税宮崎市税と国税に滞納がないこと
個人住民税宮崎県内に特別徴収義務のある事業所があるとき、特別徴収を実施していること
社会保険健康保険・厚生年金保険に加入し、保険料を完納していること(加入義務のない人を除く)
雇用保険加入し、保険料を完納していること(加入義務のない人を除く)
資格の取り消し市の資格の認定を取り消された場合、取り消しの日から2年が過ぎていること

社会保険の加入が経審の点数にどう関わるかは社会保険の未加入が経審に与える影響で説明しています。

経審の通知書の条件と間に合わないとき

申請には、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の添付が求められます。

経審の通知書の扱い(令和8年度中間年受付の申請要領、添付書類の1・2)
場面求められるもの
通知書がある審査基準日が令和6年11月1日以降のものを添付する
受付期間内(令和8年2月中)に通知書を出せない許可行政庁の受付印がある、経営規模等評価申請書・総合評価値請求書(様式二十五号の十四)と、別紙三(その他の審査項目(社会性等))の写しを添付する
通知書の代わりに請求書の写しを出した場合でも、令和8年6月1日の時点で有効な通知書を受け取っていないと、登録できません。

経審の有効期間の考え方は経審の有効期間と逆算、通知書の項目の読み方は経審の結果通知書の見方で説明しています。

そのほかの添付書類には、資本関係または人的関係がある者に係る申告書(関係の有無にかかわらず提出)、建設業の許可の通知または証明書、営業所一覧表、専任技術者一覧表、工事経歴書(直近1期分)、技術職員名簿があります。法人の登記事項証明書と納税証明書は、令和7年12月1日以降に発行されたものです。

市内に本店がある業者の等級格付けと主観点

土木一式・建築一式・電気・管・水道施設・造園の6業種は、等級(ランク)の格付けを行います。格付けは、客観点数と主観点数を足した総合点数で決まります。主観点数の加点を申請できるのは、宮崎市内に本店がある人です。

主観点の項目と満点(申請要領の5。合計125点)
項目満点主な内容
工事成績30点評点の平均が85点以上で30点。79〜80点で15点。64点以下はマイナス50点(令和5〜7年度の各年度の平均)
入札参加資格停止減点前年度の停止期間の合計月数に10を掛けた点数を引く
障がい者雇用10点法定雇用義務を超えて雇用している場合など。義務を達成していないときはマイナス10点
みやざきエコアクション5点取得状況
消防団協力事業所・消防団員の雇用15点協力事業所の認定で15点。団員が1名で5点、2名以上で10点
雇用の多様性10点常勤の若年者(30歳以下)、常勤の女性技術職員、外国人(技能実習生を含む)の雇用
防災関係業務委託20点防災施策への協力、水門委託、緊急時の対応など
協力雇用主10点登録で5点、保護観察対象者等の雇用で5点
地域貢献活動15点市内でのボランティア、協会等主催の社会活動、日本赤十字社への協力
緊急工事・不調不落対策の工事10点災害復旧工事などの受注と完了

工事成績、資格停止の状況、防災関係業務委託、緊急工事の受注の4項目は、契約課が確認するため申請は不要です。ただし、名簿に載っていて業種を追加するだけの人は、主観点の申請の対象外です。

主観点の項目は、年度の要領で変わります。上の表は令和8年度中間年受付の要領のもので、次回の令和9年2月の要領で確かめます。

名簿の見方は有資格業者名簿の見方、国の入札参加資格との違いは国交省の入札参加資格申請の手順で説明しています。

確認した一次資料

この記事は、宮崎市の令和8年度中間年受付の案内を整理したものです。令和9年2月の受付の内容は、この記事の資料では確認できていないため、市の最新の案内を確かめてください。申請の可否や個別の判断は、市の審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 毎年2月に受付があり、基準年受付は2年、中間年受付は1年有効。令和8年度の名簿の登録期間は令和8年7月1日から令和9年6月30日。
  2. 次回の受付は令和9年2月の予定で、申請はスマート申請のみ。
  3. 経審の総合評定値(P)の通知を受けていることが要件で、通知書は審査基準日が令和6年11月1日以降のものを添付した。
  4. 中間年受付は、名簿に載っていない人と、業種を追加する人(4業種まで)が対象。
  5. 6業種の等級格付けは、客観点数と主観点数(市内に本店がある人、125点満点)の合計で行う。

よくある質問

宮崎市の基準年受付と中間年受付は、何が違いますか?
資格の有効期間が違います。基準年受付は2年、中間年受付は1年です。中間年受付は、基準年受付の申請をしていない人が対象で、どちらも毎年2月に受け付けます。
宮崎市の次の入札参加資格の受付は、いつですか?
令和9年2月の予定です。受付時期と申請要領は、毎年1月上旬ごろに市のホームページに載るとされています。令和8年度の中間年受付は、令和8年2月28日に終わっています。
宮崎市の申請は、郵送でもできますか?
できません。宮崎市スマート申請(オンライン)だけで受け付けています。スマート申請が使えないときも受付期間は延長されないため、契約課に早めに問い合わせます。
経営事項審査の通知書が申請の期限に間に合わないときは、どうしますか?
許可行政庁の受付印がある経営規模等評価申請書・総合評価値請求書と、別紙三の写しを添付します。ただし、令和8年6月1日の時点で有効な通知書を受け取っていないと、登録できません。
宮崎市の主観点は、何点満点ですか?
125点満点です。本店が宮崎市内にある業者が申請でき、工事成績、障がい者雇用、消防団協力事業所の認定、防災関係業務委託などの項目があります。入札参加資格停止は減点です。

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