受審後の実務

埼玉県川口市の工事の入札参加資格と経審|等級の決め方・通知書の基準日・申請期間(令和9・10年度)

埼玉県川口市の建設工事の入札参加資格で、経審の総合評定値(P点)が等級にどう使われるか、審査基準日に使う通知書、申請できない者の条件、埼玉県の共同受付を使う令和9・10年度の申請期間を、川口市告示第650号と市の案内ページから整理します。

川口市 令和9・10年度 建設工事の入札参加資格
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

川口市の建設工事の等級は、資格審査基準日における経審の総合評定値(P点)で決まります。川口市だけの登録を希望する場合も、申請は埼玉県が運営する共同受付を通します。

この記事は、川口市の「(工事)令和9・10年度入札参加資格審査申請」のページ(2026年8月14日更新)と、川口市告示第650号(令和8年8月14日)を原文で確認し、経審に関わる部分を整理します。神奈川県の川崎市とは別の自治体です。埼玉県全体の制度は埼玉県の入札参加資格と経審で説明しています。

川口市のみの登録でも埼玉県の共同受付

令和9・10年度の受付は、埼玉県電子入札共同システムに参加している69自治体(埼玉県、63市町村、5一部事務組合)が共同で行います。川口市のみの登録を希望する場合も、共同受付窓口である埼玉県を通して申請します。

川口市では申請書類を受け付けていません。電子申請で申請希望自治体として川口市を選ぶと、市長への申請とみなされます。書類は埼玉県の入札審査課共同受付窓口(工事)が運営するシステムで送ります。

申請の手引は川口市では配布しておらず、埼玉県入札審査課のホームページから入手します。川口市が独自に提出を求めている書類は、市のよくある質問で「ございません」とされています。

資格審査基準日と経審の通知書

告示は、建設工事の資格審査基準日を次のように定めています。

建設工事の資格審査基準日(川口市告示第650号から)
項目内容
審査基準日申請日現在で有効な経営事項審査の総合評定値通知書の審査基準日。通知書が複数あるときは最新のもの
書類ごとの基準日各提出書類に別の基準日があれば、それに従う

設計・調査・測量と土木施設維持管理は、経審を使いません。審査基準日は申請日前の直近の決算日(決算手続きが終わっているもの)です。

建設工事を申請できるのは、建設業法第3条第1項の許可に加えて、同法第27条の23第1項の経営事項審査を受けている業者です。通知書の読み方は経審の結果通知書の見方、有効期間の数え方は経審の有効期間と逆算で説明しています。

等級の決め方

市のページと告示は、建設工事について、資格審査基準日における経営事項審査の総合評定値により等級を区分するとしています。設計・調査・測量と土木施設維持管理には、等級の区分がありません。

  • 各等級の数値区分は、名簿への登載状況などを考慮して決める。
  • 数値区分は、資格審査が終わった後に、入札参加資格者数とともに告示する。
  • 格付通知は郵送されない。電子入札システム上で確認する。

数値区分は申請より後に決まるため、申請の時点では、P点が何点なら何等級になるかは分かりません。P点と入札ランクの一般的な関係はP点と入札ランクの関係で説明しています。入札ランク目安ツールは目安であり、川口市の等級を決めるものではありません。

官公需適格組合の事業協同組合や企業組合などが、算出方法の特例を希望する場合は、官公需適格組合資格審査数値計算表で総合評定値を定めます。

申請できない者と業種の数

告示は、次のいずれかに当たる者は申請できないとしています。表は、建設工事に関わる項目だけを抜き出したものです。

建設工事の申請に関わる主な条件(川口市告示第650号から)
項目内容
許可と経営事項審査建設業法第3条第1項の許可と、経営事項審査を受けていない者
国税法人税、消費税及び地方消費税(個人事業者は所得税、消費税及び地方消費税)に未納がある者
市税市税などに、直近5年分の未納がある者
社会保険等建設工事の請負で、健康保険・厚生年金保険・雇用保険の全部またはいずれかに未加入の者(適用除外を除く)
経常JV経常建設共同企業体として資格審査を受けようとする者

建設工事で申請できる業種は、主たる営業所と代理人を置く事業所を合計して5業種までです。5業種以内でも、他の事業所が申請した業種は重ねて申請できません。

申請期間と有効期間

令和9・10年度の申請期間(市のページと告示から)
区分申請期間
新規申請(建設工事・設計等・維持管理のどれにも埼玉県電子入札共同システムの登録がない)令和8年8月17日から9月4日23時まで
更新申請(設計・調査・測量、土木施設維持管理を申請する場合。建設工事を同時に申請する場合を含む)令和8年9月7日から11月6日23時まで
更新申請(建設工事のみ)令和8年9月7日から11月13日23時まで

有効なIDがない場合は新規申請になります。入札参加資格の有効期間は、令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間です。

市のページは、令和7・8年度からの主な変更点として、履歴事項全部証明書または現在事項全部証明書の提出を共通書類で不要にしたことを挙げています。法人ベースレジストリで登載事項を確認します。このほか、予備欄2への入力が不要になっています。

この記事で確認できなかった点

  • 各等級の総合評定値の区分。審査後に告示されるため、申請時点では公表されていない。
  • 申請の手引(埼玉県の共通書類・自治体別書類)の細かい提出書類の一覧。
  • 入札ごとの参加条件(案件ごとの公告で決まる)。

確認した一次資料

この記事は、川口市の告示と案内ページを整理したものです。申請の可否や個別の判断は、市と埼玉県の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 建設工事の等級は、資格審査基準日における経審の総合評定値で区分する。数値区分は審査後に告示される。
  2. 審査基準日は、申請日現在で有効な通知書の審査基準日。複数あれば最新のもの。
  3. 川口市のみの登録でも、申請は埼玉県の共同受付。川口市では書類を受け付けず、独自の提出書類もない。
  4. 建設工事のみの更新申請は令和8年9月7日から11月13日23時まで。有効期間は令和9年4月1日から令和11年3月31日。

よくある質問

川口市の建設工事の等級は、何で決まりますか?
資格審査基準日における経営事項審査の総合評定値で区分します。各等級の数値区分は、資格審査が終わった後に告示されます。
川口市の入札参加資格の審査基準日は、いつの通知書ですか?
申請日現在で有効な経営事項審査の総合評定値通知書の審査基準日です。通知書が複数ある場合は最新のものを使います。
川口市のみの登録を希望する場合も、埼玉県に申請しますか?
はい。令和9・10年度は埼玉県電子入札共同システムの共同受付で、川口市のみの登録でも共同受付窓口の埼玉県を通して申請します。川口市では書類を受け付けません。
川口市の建設工事のみの更新申請は、いつまでですか?
令和8年9月7日から11月13日23時までです。設計・調査・測量や土木施設維持管理も申請する場合は11月6日23時までです。
川口市の令和9・10年度の入札参加資格は、いつまで有効ですか?
令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間です。格付通知は郵送されず、電子入札システム上で確認します。

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