受審後の実務

彦根市の入札参加資格|令和9年度の建設工事は滋賀県の共同受付で申請・有効期間と登録できる業種

滋賀県彦根市の建設工事の入札参加資格(令和9年度)について、滋賀県市町の共同受付システムで申請する流れ、地域区分ごとの有効期間、登録できる業種の数、準市内の登録要件、市内本店業者の発注者別評価事項を、市の公式ページとマニュアルから整理します。

彦根市 建設工事の入札参加資格審査申請(令和9年度)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

彦根市の建設工事の入札参加資格は、市への直接の申請ではなく、滋賀県市町の共同受付システムで申請します。令和9年度の名簿のための申請は、システム入力が令和8年12月11日まで、確認書類の提出が12月16日までです。市に別に出す書類はありません。

2026年10月22日に確認した内容です。市のページの更新日は2026年4月1日で、日程や様式は更新で変わることがあります。最新の案内は彦根市「令和9年度 建設工事および測量・建設コンサルタント等の入札参加資格審査申請について」で確かめてください。

共同受付システムでの申請と受付期間

彦根市は、令和5年度(令和4年4月申請)から、建設工事と測量・建設コンサルタントの申請を、滋賀県内共通の共同受付システムで受け付けています。申請は、滋賀県の「滋賀県市町入札参加資格審査申請ポータルサイト」から行います。物品供給とその他委託等業務は、共同受付システムの対象ではありません。

令和8年度申請(令和9年度名簿のための申請)の受付期間(県のポータルから)
項目期間
システム入力令和8年4月1日から12月11日まで(土曜日、日曜日、祝日を除く)。12月11日までにシステム上で「申請書提出」の処理が必要
確認書類の提出令和8年4月1日から12月16日まで(原則郵送・消印有効)
システム入力と確認書類の提出で、期限が違います。入力の期限は12月11日、書類の期限は12月16日です。

滋賀県全体の申請の流れや、県への書類は滋賀県の入札参加資格と経審で説明しています。

地域区分と有効期間

建設工事の地域区分と有効期間(市のページから)
地域区分登録できる人有効期間
市内本店業者彦根市内の本店で登録する令和9年5月1日から令和10年4月30日までの1年間
準市内業者彦根市内の営業所等に契約の権限を委任して登録する令和9年5月1日から令和10年4月30日までの1年間
県内業者彦根市を除く滋賀県内の本店で登録する、または営業所等に契約の権限を委任して登録する令和9年5月1日から令和11年4月30日までの2年間
県外業者滋賀県外の本店で登録する、または営業所等に契約の権限を委任して登録する令和9年5月1日から令和11年4月30日までの2年間
令和8年度に登録されている事業者も、有効期間が満了するため、令和9年度の申請が必ず必要です。市内の事業者の有効期間は1年で、毎年申請する形です。

市のページには、年度の途中での随時受付は行わないと書かれています。年度の途中で委任先や希望業種を追加・変更することも認められず、削除と取下げだけが認められます。

入札参加資格の要件と業種の数

市のマニュアルでは、審査基準日は直前決算日です。審査基準日の時点で、次のような要件をすべて満たす必要があります。

  • 建設業法第3条第1項の許可を受け、参加を希望する工事に対応する許可業種を、審査基準日に取得していること。
  • 参加を希望する工事に対応する許可業種で、経営事項審査を受け、総合評定値の通知を請求していること。申請の時点で通知を受けていること。
  • 国税と地方税を完納していること。
  • 建設業退職金共済制度または中小企業退職金共済制度に加入していること。
  • 健康保険、厚生年金保険、雇用保険の届出の義務を履行していること。
登録できる業種の決まり(マニュアルから)
項目内容
希望できる工事種別建設業法の29業種に応じた区分。最大2業種まで登録できる
許可と経審参加を希望する工事の種類ごとに、許可と経営事項審査が必要
舗装工事を希望する場合舗装施工管理技術者(1級、2級は不問)の常勤技術者が1名以上在籍していること
技術職員の扱い技術職員1人につき、登録できる参加希望種別の数に制限を設けていない

通知書のどこを見て書類を整えるかは経審の結果通知書の見方、総合評定値の点数の意味は経審のP点と入札参加資格のランクで説明しています。納税証明書の種類は入札参加資格で出す納税証明書の種類が参考になります。

準市内の登録要件

彦根市内の営業所等で申請する準市内の場合は、上の要件に加えて、次の条件を満たす必要があります。提出書類で確認できない場合は、「市外業者」としての登録になります。

  • 独立した事務所機能があり、机、椅子、複写機などの事務用機器と、電話、ファクシミリなどの通信用機器が設置されている。事務所の所在が分かる看板や表札も設置されている。
  • 管理責任者と専任技術者を含む常駐職員が配置されている。常駐は、週30時間以上その営業所等に勤務していることを指す。
  • 営業所等の長が、代表者から委任を受け、市長と直接契約を結べる。
  • 法令で技術者の配置が必要な業種では、1人以上の技術者が配置されている。

市は、必要に応じて現地調査を行い、登録要件が守られているかを確認することがあるとしています。

システムに入力する経審の項目

システムには、総合評定値通知書の写しの記載から、参加を希望する工事種別に係る総合評定値P、完成工事高平均、評点X1とZ、共通の評点X2、Y、Wを入力します。

市内本店で登録する場合に、あわせて入力する項目(マニュアルから)
希望業種追加で入力する項目
土木一式工事とび・土工・コンクリート工事に係る完成工事高平均と評点X1
建築一式工事大工工事に係る完成工事高平均と評点X1

市の個別の入力項目には、彦根市の業者番号(6桁。初めて申請する場合は「0」を1桁入力)があります。舗装工事を希望する場合は、1級と2級の舗装施工管理技術者の人数を入力し、どちらにも1名以上いないと登録できません。塗装工事のうち路面標示を希望する場合は、路面標示施工技能士の人数を入力し、1名以上いない場合は、その工事で指名されません。

市内本店業者の発注者別評価事項

市内の事業者(市内本店と準市内)には、7つの工事種別(土木一式、建築一式、電気、管、舗装、造園、水道施設)で格付の区分があります。発注者別評価事項は格付に使われ、入力するのは市内本店業者だけです。

加算点数の例(マニュアルから)
項目点数
ISO9001、ISO14001の認証取得それぞれ8点
エコアクション21、KESの認証・登録それぞれ5点
障害者の雇用1人で2点、2人以上で4点
彦根市との防災協定の締結5点
人権に関する研修会への参加3点
女性技術者の雇用1人につき2点(最大3人で6点)
消防団員の雇用、または消防団協力事業所の認定団員1名か認定で5点、団員2名で10点
入札参加停止措置を受けた場合は、審査の申請日が属する年度の1月1日の直前1年間の措置の期間に応じて、5点から70点までが減点されます。

この表は一部の抜粋です。全項目の要件と点数は、市のマニュアルで確かめてください。

この記事で確認していない点

  • 格付区分ごとの点数の基準(マニュアルの別表と「格付および選定基準要領」に載っています)。
  • 測量・建設コンサルタント等の申請(有効期間が建設工事と異なります)。
  • 入札ごとの参加条件(案件ごとの公告で決まる)。

自社の完成工事高・自己資本・技術職員数でP点がいくつになるかは、経審P点シミュレーターで試算できます。ここで見た格付の点数のうち、経審のP点にあたる部分の目安になります(正式な評点は審査結果が優先されます)。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 申請は滋賀県市町の共同受付システムで行い、市に別に出す書類はない。入力は令和8年12月11日まで、確認書類は12月16日まで。
  2. 有効期間は、市内が令和9年5月1日からの1年間、県内・県外が2年間。令和8年度の登録者も再申請が必要。
  3. 登録できる業種は最大2業種。舗装工事は舗装施工管理技術者が常勤で1名以上必要。
  4. 市内本店業者は、発注者別評価事項の加算点数が格付に使われる。

同じ滋賀県内の自治体は草津市の入札参加資格や大津市の入札参加資格で説明しています。自治体を並べて探すときは地域別の入札参加資格の一覧が使えます。

よくある質問

彦根市の建設工事の入札参加資格は、どこで申請しますか?
滋賀県市町の共同受付システムで申請します。滋賀県の「滋賀県市町入札参加資格審査申請ポータルサイト」から入り、彦根市に別に出す書類はないと市のページに書かれています。物品供給とその他委託等業務は対象外です。
彦根市の令和9年度の申請は、いつまでですか?
県のポータルでは、システム入力が令和8年12月11日まで、確認書類の提出が12月16日までです。入力と書類で期限が違うので注意が必要で、書類は原則として郵送の消印有効です。
彦根市の入札参加資格の有効期間は、何年ですか?
市内本店と準市内は、令和9年5月1日から令和10年4月30日までの1年間です。県内業者と県外業者は、令和9年5月1日から令和11年4月30日までの2年間です。令和8年度の登録者も再申請が必要です。
彦根市では、何業種まで登録できますか?
最大2業種までです。参加を希望する工事の種類ごとに建設業の許可と経営事項審査が必要で、舗装工事を希望する場合は、舗装施工管理技術者の常勤技術者が1名以上必要です。
彦根市で年度の途中に申請したり、業種を追加したりできますか?
できません。年度途中の随時受付は行わず、委任先や希望業種の追加・変更も認められません。削除と取下げだけが認められると、市のページに書かれています。

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