受審後の実務

大阪府藤井寺市の入札参加資格|次回は令和9年1月頃・P点と許可区分で付く等級・市内業者の条件

大阪府藤井寺市の建設工事の入札参加資格について、次回の受付予定、経審の総合評定値(P点)と建設業許可の区分で等級が付く仕組み、市内・準市内業者の条件、申請業種の選び方、郵送の方法を、市の令和7・8年度の資料から整理します。

藤井寺市 建設工事請負の競争入札参加資格(令和7・8年度の資料)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

藤井寺市の建設工事の入札参加資格は2年ごとの受付で、令和7・8年度分は2025年1月23日に終わりました。市は次回の受付を令和9年1月頃の予定と案内しており、資格の有効期間中の途中受付はありません。

令和9・10年度の正式な日程と要件は、2026年10月22日の確認時点で公表されていません。以下の要件は令和7・8年度の提出要領のものなので、次回は変わることがあります。最新の案内は藤井寺市の「令和7・8年度競争入札参加資格審査申請について」で確かめてください。

令和7・8年度の日程と次回の予定

令和7・8年度の受付と次回の予定(市のページ・提出要領から)
項目内容
受付期間2025年1月14日(火)から1月23日(木)まで。期間内の消印・配達依頼日があれば有効
資格の有効期間2025年4月1日から2027年3月31日までの2年間
名簿の掲載令和7年4月上旬(市のホームページ)
次回の受付令和9年1月頃の予定
有効期間の途中の追加受付はありません。市は、受付期間を逃すと次の2年間の受付まで待つことになると案内しています。

申請内容に変更が出たときは、変更の手続きを速やかに行う決まりです。手続きの詳細は、市の「入札参加資格の変更手続きについて」のページにあります。

資格要件(経審・社会保険・市内業者)

令和7・8年度の提出要領が示す、建設工事請負の資格要件は次のとおりです。

  1. 地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと。
  2. 建設業法第3条第1項の許可を持ち、同法第27条の23の規定による直近決算後の経営事項審査(総合評定値P)を受けていること。
  3. 国税と地方税を滞納していないこと。
  4. 暴力団排除措置要綱の別表第1にある排除措置の要件に当たらず、入札等の排除措置を受けていないこと。
  5. 社会保険(雇用保険、健康保険、厚生年金保険)のすべてに加入していること。法令で適用が除外されている保険は除く。

市のページは、建設工事請負で申請するときは社会保険等への加入が必須で、加入が確認できない場合は申請を受け付けられないと注意しています。暴力団排除の確認の事務は入札参加資格申請の誓約書と暴力団排除で説明しています。

市内業者と準市内業者には、別の条件があります。

市内・準市内業者の定義(令和7・8年度 提出要領から)
区分定義
市内業者法人は商業登記の本店所在地、個人は代表者の住民票の住所が藤井寺市内で、かつ建設業法第5条の主たる営業所の所在地も市内の者
準市内業者建設業法第3条第1項の許可に係る営業所の所在地と、商業登記の支店の事項に、藤井寺市内を所在地として営業所を置く者

市内・準市内業者は、営業をするための機能がある事務所であることも必要です。例として、事務所の明示、看板の設置、営業活動の専用電話の設置、常駐社員の配置などが挙げられています。

P点と許可区分で付く等級

提出要領によると、建設工事請負の指名競争入札の参加資格は、申請した契約業種の経営事項審査結果通知書の総合評点値(P)と、建設業許可の区分で等級を付け、有資格者名簿に登録します。

P点と入札ランクの一般的な関係はP点と入札ランクの関係で説明しています。この記事で参照した資料には、等級の名前や、等級ごとのP点の境目は出ていません。

市内・準市内業者については、もう1つ手続きがあります。令和8年4月1日時点で有効な経営事項審査結果通知書を、令和8年2月頃の依頼に応じて、指定された日時までに提出する決まりでした。通知書の読み方は経審の結果通知書の見方で説明しています。

令和5・6年度に市内または準市内の業者として名簿に載っていない者が、令和7・8年度に市内・準市内業者として登録されると、原則として1年間は指名競争入札の指名の対象になりません。令和5・6年度に登録していた業者が登録業種を変える場合も同じ扱いです。

申請業種の選び方と重複できない組み合わせ

契約業種は3つの区分に分かれています。建設工事請負は、建設業法別表第一の29種類の建設工事から、1つを選んで申請します。

契約業種区分と申請できる組み合わせ(市のページ・提出要領から)
契約業種区分選び方
建設工事請負29業種から1つ。測量・建設コンサルタント等業務とは重複できない
測量・建設コンサルタント等業務測量、設計、補償コンサルタント、地質調査などから1つ
物品・製造・その他委託業務・借上げ等分類1(物品販売)と分類2(営繕工事(小規模修繕)、印刷、その他の請負・委託・借上げ等)から、各1つ

建設工事請負と「物品・製造・その他委託業務・借上げ等」は、併せて申請できます。このときファイルを2つに分ける必要はありません。小規模修繕の工事を受けたいときは、「物品・製造・その他委託業務・借上げ等」の分類2にある「営繕工事関係」を選びます。

資格の有効期間中は、申請した契約業種(契約業種細目)を変えられません。2年間の受注の中心にしたい工種を、申請の時点で決めておく必要があります。

郵送の方法と提出先

提出は郵送(簡易書留など)か宅配便(信書便)で、持参による受付はありません。届く方法で送ることが求められています。

提出先(令和7・8年度)
項目内容
送付先〒583-8583 大阪府藤井寺市岡1丁目1番1号 藤井寺市役所 総務部 契約検査課
問い合わせ契約検査課 072-939-1029(直通)。平日9時00分から17時30分

書類に不備があると、受付できません。様式のうち、営業所についての様式(様式6)と技術者等現況報告書(様式7)は、市内・準市内業者だけが出します。営業実績や納税の書類は、市の「申請提出書類一覧」と「書類作成上の注意」で確認してください。納税証明書の種類は入札参加資格の納税証明書の種類で整理しています。

この記事で確認できなかった点

  • 令和9・10年度の受付期間、提出方法、資格要件(次回は令和9年1月頃の予定)。
  • 等級の名前と、等級ごとのP点の境目。
  • 入札ごとの地域要件(案件ごとの公告で決まる)。

自社の完成工事高・自己資本・技術職員数でP点がいくつになるかは、経審P点シミュレーターで試算できます。ここで見た格付の点数のうち、経審のP点にあたる部分の目安になります(正式な評点は審査結果が優先されます)。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 藤井寺市の資格は2年ごと。令和7・8年度の受付は2025年1月23日に終了し、次回は令和9年1月頃の予定。途中受付はない。
  2. 建設工事請負は、経審(総合評定値P)を受けていることと、社会保険のすべてに加入していることが要件。
  3. 指名競争入札の等級は、経審のP点と建設業許可の区分で付く。市内・準市内業者は、令和8年4月1日時点で有効な通知書も出す。
  4. 建設工事請負は29業種から1つ。有効期間中は変更できないので、申請の時点で決める。

近隣の八尾市は、等級表と毎年の格付け見直しがあります。八尾市の等級表と毎年の格付け見直しで説明しています。大阪府の入札参加資格の全体は大阪府の入札参加資格と経審にまとめています。

よくある質問

藤井寺市の次回の入札参加資格の受付は、いつですか?
市は、次回の受付を令和9年1月頃の予定と案内しています。令和7・8年度の資格の有効期間中に、途中受付はありません。正式な日程は、市のページで確かめてください。
藤井寺市の建設工事の入札参加資格で、経審は必要ですか?
必要です。建設業法第3条第1項の許可を持ち、直近決算後の経営事項審査(総合評定値P)を受けていることが、令和7・8年度の資格要件でした。社会保険のすべてへの加入も必須です。
藤井寺市の指名競争入札の等級は、何で決まりますか?
申請した契約業種の経営事項審査結果通知書の総合評点値(P)と、建設業許可の区分で等級が付きます。等級ごとのP点の境目は、確認した資料には出ていません。
藤井寺市で、建設工事請負と一緒に申請できる契約業種は何ですか?
「物品・製造・その他委託業務・借上げ等」とは併せて申請できます。「測量・建設コンサルタント等業務」とは重複できません。建設工事請負は29業種から1つを選びます。
藤井寺市の入札参加資格は、資格の期間中に登録業種を変えられますか?
変えられません。申請した契約業種(契約業種細目)は、資格の有効期間中は変更を認めない決まりです。

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