受審後の実務

座間市の入札参加資格|令和9・10年度の定期申請は11月30日まで・格付基準点と地域区分

神奈川県座間市の建設工事の入札参加資格について、令和9・10年度の定期申請の期間、経営事項審査の総合評点で決まる格付等級と予定価格ごとの参加基準、本店の場所による地域区分、市に出す書類を、市の公式ページと「かながわ電子入札共同システム」の申請の手引きから整理します。

座間市 競争入札参加資格(令和9・10年度)定期認定申請
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

座間市の令和9・10年度の建設工事の入札参加資格は、神奈川県内の市町村と共同の「かながわ電子入札共同システム」で、令和8年10月1日から11月30日までにデータを送信して申請します。書類は12月1日の消印までに出します。有効期間は令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間です。

2026年10月23日に確認した内容です。座間市の申請案内のページの更新日は令和8年9月9日、参加要件のページの更新日は令和7年2月10日です。最新の案内は座間市「令和9・10年度競争入札参加資格定期認定申請」と、座間市「工事発注に関する参加要件など」でご確認ください。

受付期間・申請方法・有効期間

定期申請の要点(建設工事)
項目内容
申請データの受付令和8年10月1日(木)から11月30日(月)まで
提出書類の受付令和8年10月1日(木)から12月1日(火)まで(消印有効)
申請方法資格申請システムに入力して送信し、共同受付窓口(神奈川県)と座間市に書類を出す
有効期間令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間
共同システムの受付時間は、平日が8時30分から22時、土曜が8時30分から17時です。日曜と祝日は受け付けていません。アクセスが集中しないよう、認定番号ごとに申請期間の目安が割り当てられていますが、都合がつかないときは受付期間中のいつ申請してもかまいません。

座間市のページによると、名簿の登録は2年ごとに受付期間を定めて一斉に行われます。県内の共同受付の全体の流れはかながわ電子入札共同システムの定期申請の流れで説明しています。

経営事項審査の結果の条件

手引きでは、工事の資格要件を次のように定めています。

  • 申請する種目の建設業の許可を受け、申請日に有効な経営事項審査(総合評定値)の結果を持っていること
  • 有効とは、審査基準日が申請日から1年7か月以内であること
  • 建設業の営業期間が1年以上であること
  • 健康保険・厚生年金保険・雇用保険の届出が必要な場合に、届出をしていること
座間市は、経営事項審査の総合評点で等級を決めます。次の節の基準点は、市のページに載っている数字です。通知書の位置づけは経審と入札参加資格の違い、総合評定値(P点)の仕組みは経審のP点の計算の仕組みで説明しています。

格付等級の基準点(経審の総合評点)

市のページの「格付基準」は、工種ごとに次の点数で等級を分けています。

座間市の格付等級と経営事項審査の総合評点
工種ABCDE
土木931点以上701〜930点501〜700点500点以下-
建築951点以上751〜950点651〜750点501〜650点500点以下
舗装911点以上671〜910点601〜670点600点以下-
水道施設1,001点以上721〜1,000点501〜720点500点以下-
電気1,001点以上691〜1,000点690点以下--
管901点以上691〜900点690点以下--
造園901点以上691〜900点690点以下--

これ以外の工種には、格付等級の設定がありません。自社の点数がどの等級にあたるかは、入札参加資格の等級の目安で目安を試算できます(座間市の正式な格付は、市の審査結果が優先されます)。

予定価格ごとの参加できる等級

市の条件付き一般競争入札では、工種と予定価格(税込み)ごとに、参加できる等級が決まっています。

予定価格による参加基準(土木・建築・舗装)
工種予定価格(税込み)参加できる等級
土木500万円未満C・D
土木500万円以上4,000万円未満B・C・D
土木4,000万円以上1億円未満A・B・C
土木1億円以上1億9,000万円未満A・B
土木1億9,000万円以上A
建築4,000万円未満B・C・D・E
建築4,000万円以上1億円未満B・C・D
建築1億円以上1億5,000万円未満B・C
建築1億5,000万円以上4億円未満A・B
建築4億円以上A
舗装500万円未満C・D
舗装500万円以上4,000万円未満B・C・D
舗装4,000万円以上1億円未満A・B・C
舗装1億円以上1億5,000万円未満A・B
舗装1億5,000万円以上A

水道施設・電気・管・造園は、予定価格4,000万円以上1億円未満がA・B・C、1億円以上1億5,000万円未満がA・B、1億5,000万円以上がAです。4,000万円未満の区切りは工種で違い、水道施設は500万円未満がC・D、500万円以上がB・C・Dです。電気は500万円未満がC、500万円以上がB・Cです。管と造園は、500万円未満がC、500万円以上がB・Cです。

本店・受任者の場所による地域区分

市のページは、工事の条件付き一般競争入札を、原則として市内に本店がある事業者への発注(第1地域)とし、特殊な工事などで入札者が確保できないときに、地域区分を広げると書いています。

座間市の地域区分
区分事業所の所在地
第1地域本店が市内にあり、入札契約の代理人(受任者)を市外に置いていない登録業者
第2地域第1地域と、本店が市外にあり、市内に受任者を置く登録業者
第3地域第2地域までと、本店が海老名市・綾瀬市・大和市・厚木市・愛川町・清川村にあり、市内に受任者を置いていない登録業者
第4地域第3地域までと、本店が相模原市・秦野市・伊勢原市にあり、市内に受任者を置いていない登録業者
第5地域第4地域までと、県内に本店または受任者を置く登録業者
第6地域第5地域までと、市に入札参加登録をしている登録業者
受任者を市内に置くか市外に置くかで、第1地域に入れるかどうかが変わります。受任者の置き方は、申請の前に市の「工事請負に関する条件付一般競争入札事務取扱基準」で確認してください。

座間市に出す書類

手引きの「座間市への提出書類」で、工事の申請に関係する書類は次のとおりです。

座間市への提出書類(工事)
書類出す条件
競争入札参加資格認定申請に関する代理人の委任状(押印不要)行政書士が代理申請するとき
入札契約に関する代理人の委任状(押印不要)受任者を置くとき(受任者ごと)
建設業許可申請書別表、営業所一覧表(更新)のいずれかの写し工事で受任者を置くとき
前年度の座間市固定資産税・都市計画税の納税証明書または完納証明書市内に本店・支店・営業所等があるとき(市内に固定資産がなければ不要)
座間市民税(法人)の納税証明書または完納証明書法人で市内に事業所があるとき(初回納税の時期より前は法人設立開設届出書)
前年度の座間市民税(個人)の納税証明書または完納証明書(非課税のときは非課税証明書)個人で市内に事業所があるとき

納税に関する証明書は、申請日から起算して前3か月以内に発行されたものを出します。写しでの提出もできます。手引きの座間市の節には、市固有の様式の記載はありません。

市に問い合わせるときの窓口は、座間市の契約検査課 契約係(〒252-8566 座間市緑ケ丘一丁目1番1号、電話046-252-7071)です。

この記事で確認していない点

  • 令和9・10年度に向けた格付基準や参加基準の改定(参加要件のページの更新日は令和7年2月10日です)。
  • 書類の郵送先の宛名と、共同受付窓口(県)に出す書類の中身。
  • 入札ごとの参加条件(案件ごとの公告で決まる)。

自社の完成工事高・自己資本・技術職員数でP点がいくつになるかは、経審P点シミュレーターで試算できます(正式な評点は審査結果が優先されます)。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 令和9・10年度の定期申請は、令和8年10月1日から11月30日までのデータ送信と、12月1日消印の書類の提出。有効期間は2年間。
  2. 座間市は、経営事項審査の総合評点でA〜E級に分け、工種と予定価格ごとに参加できる等級を決めている。
  3. 市内の本店と受任者の置き方で6つの地域区分に分かれ、市内に事業所があれば納税関係の証明書を出す。

同じ神奈川県の自治体は海老名市の入札参加資格や大和市の入札参加資格で説明しています。自治体を並べて探すときは自治体別の入札参加資格と経審の一覧をご覧ください。

よくある質問

座間市の令和9・10年度の入札参加資格は、いつまで申請できますか?
申請データの受付は令和8年10月1日から11月30日までです。提出書類は令和8年12月1日の消印まで受け付けられます。資格の有効期間は令和9年4月1日から令和11年3月31日までの2年間です。
座間市の入札参加資格の申請は、どこから行いますか?
神奈川県内の市町村と共同の「かながわ電子入札共同システム」の資格申請システムに入力して送信します。そのあとに、共同受付窓口(神奈川県)と座間市に書類を出します。
座間市の格付等級は、経営事項審査の点数でどう決まりますか?
市のページの格付基準では、工種ごとに総合評点でA〜E級に分けます。たとえば土木は931点以上がA、701〜930点がB、501〜700点がC、500点以下がDです。建築は951点以上がAで、500点以下がEです。
座間市の工事の入札で、予定価格ごとに参加できる等級は何ですか?
土木は、500万円未満がC・D、500万円以上4,000万円未満がB・C・D、4,000万円以上1億円未満がA・B・C、1億円以上1億9,000万円未満がA・B、1億9,000万円以上がAです。工種ごとに区切りが違うため、市のページで確認してください。
座間市の入札で、市内に本店がないと不利になりますか?
市の条件付き一般競争入札は、原則として市内に本店がある事業者への発注(第1地域)です。特殊な工事などで入札者が確保できないときに、本店が市外で市内に受任者を置く業者、近隣の市町、県内の業者へと、地域区分を広げます。

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