受審後の実務

徳島県の建設工事の入札参加資格と経審の結果の使い方|隔年1月の受付・4月1日の格付け・共同受付

徳島県の建設工事の入札参加資格について、要綱が定める隔年の受付時期と格付けの日、有効期間、申請に付ける経営事項審査の書類、県と市町村の共同受付の仕組みを、県の公式資料から整理します。

徳島県 建設工事入札参加資格
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

徳島県は、建設工事の入札参加資格の申請を、隔年の1月に受け付けると要綱で定めています。格付けは隔年の4月1日に行い、有効期間は2年間です。申請は県と県内の市町村の共同受付で、県の窓口に出す書類と、市町村の窓口に出す書類が分かれています。

この記事は、県の審査要綱と、前回の定期受付である令和5・6年度の県内建設業者向け手引きを原文で確認し、経審の結果の使い方に関わる部分を整理します。次の定期受付の手引きは、確認した時点では見つかっていないため、日付は要綱の原則と前回の実績を分けて示します。経審のP点そのものの見方はP点と入札ランクの関係で説明しています。

要綱が定める受付・格付け・有効期間

県の「建設工事の請負契約に係る一般競争入札及び指名競争入札参加資格審査要綱」は、時期を次のように定めています。

審査要綱が定める時期(徳島県)
項目要綱の定め
申請書の提出平成23年1月15日から24日を最初とする、隔年ごとの1月15日から24日。知事が特別の理由があると認めたときは別の期間になる
格付け平成23年4月1日を最初とする、隔年ごとの4月1日
再度の格付け平成24年4月1日を最初とする、隔年ごとの4月1日。そのとき資格を持つ者が対象
資格の有効期間格付けの日から2年間

この定めを数えると、申請は奇数年の1月、格付けは奇数年の4月1日、再度の格付けは偶数年の4月1日です。要綱の原則どおりなら、次の定期受付は令和9年1月に当たります。ただし、要綱には例外の規定があるため、実際の日は県の手引きで確認します。

要綱には「再度の格付け」があります。2年の資格でも、間の偶数年の4月1日には、現に資格を持つ者へ同じ項目で改めて点数を付けて格付けし直すと定められています。

経審の結果の使われ方

要綱は、経審の結果を、次の3か所で使っています。

  • 入札に参加できない者の条件:建設業法に基づく許可がない者と、現に効力を有する経営事項審査の結果がない者は、特別の理由がある場合を除き、入札に参加できない
  • 申請書の添付書類:「経営事項審査の結果を証明する書類」を、申請書に付けて知事へ出す
  • 格付けの審査:国土交通大臣が定めた経審の項目と、知事が別に定める項目を審査し、その結果に基づく点数を付して格付けし、必要に応じて等級に区分する

前回の手引きでは、経審の結果の書類として「総合評定値通知書の写し」を、直近の審査基準日のものとして出すことになっていました。県が独自に審査する項目には、障がい者・若年者・女性職員の雇用状況、ボランティア活動、消防団員の雇用、CCUSの事業者登録を確認できる書類などの申告があります。

入札ランク目安ツールの結果は目安であり、徳島県の格付けを決めるものではありません。

経審の点数は格付けの一部で、県の独自項目の申告も要ります。経審の結果を出すだけでなく、雇用状況や地域活動の申告書類も、受付前にそろえる対象です。

県と市町村の共同受付

前回の手引きは、県と参加市町村が入札参加資格審査申請の共同受付を行うと説明しています。参加市町村は全市町村でした。書類は2種類に分かれます。

共同受付で出す書類
書類出す先
共通審査書類(手引きに沿って作る)県の窓口(県内企業は各庁舎、県外企業は建設管理課)
個別審査書類(市町村ごとに設定)入札参加を希望する各市町村の窓口
  • 市町村にだけ入札参加を希望し、県には希望しない場合でも、県へ共通審査書類を出す
  • 個別審査書類は、県に出す必要がない
  • 業者カードに、入札参加を希望する自治体を記入する。希望工事の取扱いが市町村によって異なる場合は、市町村が設定した個別審査書類も作る

前回(令和5・6年度)の受付の実績

次の定期受付の手引きは確認できていないため、前回の県内建設業者向けの手引きを、実績として示します。

令和5・6年度 県内建設業者の定期受付
項目内容
申請期間令和5年1月11日から26日(土日を除く)。受付時間は午前9時30分から午後4時30分
申請方法郵送または持参。郵送は1月26日の消印まで有効
有効期間令和5年4月1日から令和7年3月31日
書類の期限各証明書類は、申請書を出す直前3か月以内の発行のもの
希望工事土木系は3種別、建築系は1種別、その他は2種別まで。1業者で最大4種別
前回の受付期間は、要綱が書く1月15日から24日とは違う日でした。要綱の日付をそのまま受付期間と考えず、毎回、県の手引きで確認します。

この記事で確認できなかった点

  • 次の定期受付の手引き。確認できた手引きは令和5・6年度のもので、その次の令和7・8年度の手引きは見つかっていません。
  • 等級の区分と、等級を分ける点数の基準。
  • 認定結果をどの方法で知らせるか。
  • 県外業者向けの手引きの内容。

確認した一次資料

この記事は、徳島県の公開資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、県の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 要綱では、申請は隔年の1月、格付けは隔年の4月1日、有効期間は格付けの日から2年間。
  2. 現に効力を有する経審の結果がない者は、入札に参加できない。申請書には経審の結果を証明する書類を付ける。
  3. 間の偶数年の4月1日にも、資格を持つ者への再度の格付けがある。
  4. 県と市町村は共同受付。県には共通審査書類、市町村には個別審査書類を出す。
  5. 前回の受付期間は要綱の日付と違った。次回の日付は、県の手引きの公開後に確認する。

よくある質問

徳島県の建設工事の入札参加資格は、いつ申請しますか?
要綱では、隔年の1月15日から24日に申請書を出すと定めています。実際の期間は毎回の手引きで決まり、前回は令和5年1月11日から26日でした。
徳島県の資格の有効期間は何年ですか?
格付けの日から2年間です。格付けは隔年の4月1日に行い、前回は令和5年4月1日から令和7年3月31日でした。
徳島県で経営事項審査の結果がないと、入札に参加できませんか?
できません。要綱は、現に効力を有する経営事項審査の結果を有していない者は、特別の理由がある場合を除き入札に参加できないと定めています。
徳島県の市町村の入札にだけ参加したいときも、県に書類を出しますか?
出します。市町村にだけ参加を希望する場合でも、県へ共通審査書類を出し、市町村へは個別審査書類を出します。

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