鳴門市の入札参加資格と経審|等級ごとの技術職員数と完成工事高の条件・申請は隔年1月
徳島県鳴門市の建設工事では、経審の結果に市の項目を加えた格付点数で等級を決めます。点数が高くても、技術職員数と完成工事高の条件に満たなければ下の等級になります。市の要綱と令和8年度の格付基準から、その条件と申請の流れを整理します。
鳴門市「令和8年度鳴門市格付基準」・資格審査要綱鳴門市の等級は、格付点数だけでは決まりません。土木一式工事の特A等級には技術職員12人以上(うち1級6人以上)が必要で、満たさない場合は点数に関係なく次の等級になります。
この記事は、鳴門市の「建設工事の請負契約に係る一般競争入札及び指名競争入札参加資格審査要綱」と「令和8年度鳴門市格付基準」を原文で確認し、等級の条件と申請の流れをまとめます。
格付の仕組みと審査の項目
要綱の第5条は、市長が2種類の項目を審査して等級に区分する、と定めています。1つ目は、建設業法第27条の23第3項で国土交通大臣が定めた項目、つまり経営事項審査の項目です。2つ目は、市長が特に必要と認めて別に定める項目です。
格付は、隔年の6月1日に行います。格付を行った年の翌年の6月1日にも、現に資格を持つ業者を同じ項目で審査し直し、算出した点数で再度格付します。市長が特別の理由を認めたときは、再度の格付を行わないことがあります。
等級ごとの格付点数と標準発注上限金額は、市が「等級別表」として公表しています。この記事では、表の数値を転記せず、原文の確認先を末尾に示します。
等級ごとの技術職員数の条件
令和8年度の格付基準は、土木一式工事、水道施設工事、建築一式工事で、等級ごとに技術者の条件を設けています。条件に満たない業者は、格付点数に関係なく次の等級になります。
| 等級 | 土木一式工事・水道施設工事 | 建築一式工事 |
|---|---|---|
| 特A | 技術職員12人以上(うち1級6人以上) | 技術職員8人以上(うち1級3人以上) |
| A | 技術職員6人以上(うち1級3人以上) | 技術職員5人以上(うち1級2人以上) |
| B | 技術職員3人以上(うち1級1人以上) | 技術職員3人以上(うち1級1人以上) |
| C | 技術職員2人以上 | 条件なし |
| D | 条件なし | ― |
数えるのは、経営規模等評価の審査基準日に1年以上継続して雇用されている技術者のうち、「格付けに係る技術者」としてその業種に割り当てられた人です。割り当ては1人2業種以内なので、実際にその業種を担当できる人数とは一致しない場合があります。
完成工事高の条件
格付基準は、等級ごとの発注上限金額を基準に、完成工事高の条件も設けています。直近の経営事項審査の工事種類別の年間平均完成工事高が基準に満たない業者は、その発注上限金額に対応する等級になります。しゅんせつ工事は対象外です。
つまり鳴門市の等級は、格付点数、技術職員数、年間平均完成工事高の3つのうち、最も低い等級に合わせて決まる仕組みです。入札ランク目安ツールの結果は目安で、鳴門市の等級を決めるものではありません。
申請の時期・有効期間・必要書類
要綱の第4条は、申請書の提出期間を、隔年の1月15日から1月24日までと定めています。第3条は、申請書と添付書類を、徳島県と市町村が共同で行う入札参加資格審査申請の共同受付に出せば、市長に出したものとみなします。
資格の有効期間は、格付の期日(隔年の6月1日)から2年間です。申請の前提として、次の者は入札に参加できません。
- 申請書を出す年の前年の12月末日までに、建設業の許可を受けていない者
- 申請書を出す年に係る経営に関する事項の審査(経審)を受けていない者
- 申請書や添付書類に虚偽の事実を書いた者
市内と県内の業者の添付書類は、営業の沿革、工事経歴書、建設業の許可を証明する書面、経営事項審査結果通知書の写し、職員数調書、納税証明書など16項目です。県外の業者は、さらに技術者経歴書などを出します。商号や代表者などに変更があったときは、直ちに変更届を出します。
確認した一次資料
- 鳴門市「令和8年度鳴門市格付基準」PDF技術者条件、完成工事高条件(2026-10-17確認)
- 鳴門市「建設工事の請負契約に係る一般競争入札及び指名競争入札参加資格審査要綱」審査の項目、格付の期日、申請期間、有効期間、必要書類(2026-10-17確認)
- 鳴門市「建設工事等入札」令和8年度の格付基準・等級別表の掲載ページ(2026-10-17確認)
この記事は、鳴門市の公表資料を整理したものです。等級の判定や申請の可否は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。
まとめ
- 鳴門市は、経審の項目と市が別に定める項目で審査し、隔年の6月1日に格付する。
- 土木一式工事の特Aは技術職員12人以上(うち1級6人以上)、Aは6人以上(うち1級3人以上)が条件。
- 年間平均完成工事高が等級の発注上限金額の基準に満たなければ、その金額に対応する等級になる。
- 申請は隔年の1月15日から24日で、資格の有効期間は2年間。
次に知りたいこと:徳島県の入札参加資格と経審、四国の市の例として高松市。
よくある質問
- 鳴門市の等級は、何で決まりますか?
- 経営事項審査の項目と、市長が別に定める項目の審査で決まります。令和8年度の格付基準では、技術職員数と完成工事高の条件も設けられています。
- 鳴門市の土木一式工事で、特A等級に必要な技術職員は何人ですか?
- 技術職員12人以上で、うち1級が6人以上です。A等級は6人以上でうち1級3人以上、B等級は3人以上でうち1級1人以上です。
- 鳴門市で、点数が足りても次の等級になるのはどんな場合ですか?
- 技術職員数の条件に満たない場合と、年間平均完成工事高が発注上限金額の基準に満たない場合です。どちらも格付点数に関係なく適用されます。
- 鳴門市の入札参加資格の申請は、いつですか?
- 要綱では、隔年の1月15日から1月24日までと定められています。徳島県と市町村が共同で行う入札参加資格審査申請の共同受付に出せば、市に出したものとみなされます。
- 鳴門市の入札参加資格は、何年間有効ですか?
- 格付の期日である隔年の6月1日から2年間です。格付を行った翌年の6月1日にも、現に資格を持つ業者を審査し直して再度格付します。
公開日: 2026-10-17
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