受審後の実務

奈良県の建設工事の入札参加資格と経審の結果の使い方|通常受付・格付けの有無・降格申請(令和8・9年度)

奈良県の令和8・9年度の通常受付について、県内本店の格付け有無で分かれる申請区分、提出期間、一括申請で経審の決算変更届が要る業種、技術者の減少で必要になる降格申請の条件を、県の公式資料から整理します。

奈良県 建設工事等競争入札参加資格(令和8・9年度)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

奈良県の建設工事の入札参加資格は、令和8・9年度の通常受付が令和7年11月4日から令和8年1月30日まででした。有効期間は令和8年6月1日から令和10年5月31日で、確認した時点で受付は終了しています。県内に本店がある業者は、格付けのある区分とない区分に分かれます。

この記事は、県の令和8・9年度の申請受付ページと関連資料を原文で確認し、経審の結果の使い方に関わる部分を整理します。経審のP点そのものの見方はP点と入札ランクの関係で説明しています。

申請区分と受付期間

県の案内ページ(2026年8月13日更新)は、令和8・9年度の通常受付と、令和8年度の追加受付を示しています。建設工事の区分は次のとおりです。

令和8・9年度 建設工事の申請区分(通常受付)
区分対象受付方法
B県内本店(格付けあり)電子申請、または Excel 入力のうえ持参(要予約)。持参が難しいときは郵送可
C県内本店(格付けなし)電子申請、または Excel 入力のうえ全て郵送
D県内本店(除草のみ)電子申請、または Excel 入力のうえ全て郵送
E県内営業所電子申請のみ
  • 提出期間は令和7年11月4日から令和8年1月30日。有効期間は令和8年6月1日から令和10年5月31日
  • 電子申請は、令和8年度から「e古都なら」に代わって「奈良スーパーアプリ」で行う
  • 工事種別は76種別で、その中から6種別以内を選んで申請する(令和8・9年度の工事種別一覧)
  • 一度に3者以上を同時に申請する一括申請は、予約のうえ建設産業課に持参する
奈良県の今の区切りは「令和8・9年度」です。令和9・10年度ではないので、年度の表記を取り違えないように、県の案内ページの表題で確かめます。

経審の結果通知に関わる提出物

一括申請の案内では、提出書類に「申請時に添付する経審結果通知書の基礎となった決算変更届」があります。

  • 原本の提示、または貸借対照表(表紙の受付印の部分と貸借対照表)の写しを出す
  • 対象は、土木一式、建築一式、舗装のいずれかの業種を申請する業者の分だけ
  • この3業種は、後述の降格申請の対象にも出てくる等級の業種と重なる

資格審査の結果は、令和8年6月1日に県の建設産業課のホームページへ掲載する予定とされ、審査結果通知の発送はありません。自社の格付けは、県のホームページの名簿で確かめます。

土木一式・建築一式・舗装の申請では、経審の元になった決算変更届の確認があります。経審の数字だけでなく、その基礎書類まで見られる前提で準備します。

格付け後の降格申請

県は、格付け時点より後に技術者が減った場合などの申請を、「格付けにかかる降格申請」として案内しています。

降格申請が必要な場合と不要な場合(工事)
区分内容
必要資本金が減資され格付けの要件を満たさなくなった。技術職員数が要件を満たさなくなった。建設業許可の種別が変わり要件を満たさなくなった
不要格付けに影響しない技術者の減少。減少の日から2か月以内に、要件を満たす資格の技術者を雇い入れた
  • 土木一式のD等級、建築一式のD等級、舗装のC等級の要件を満たさなくなる場合は、降格申請ではなく変更届出書による「取り下げ」を行う
  • 格付けの変更を申請すると、新しい格付けの通知を送るまで格付けが未定になり、全ての入札に参加できない

この内容は県の案内を写したものであり、自社の等級を示すものではありません。入札ランク目安ツールの結果は目安であり、奈良県の格付けを決めるものではありません。

技術者が抜けたら、2か月以内の補充が分かれ目です。補充できなければ降格申請か取り下げになり、手続き中は入札に出られません。

この記事で確認できなかった点

  • 格付けの基準(総合評定値の範囲や技術者数)と、経審の有効期限の扱い。申請要領は圧縮ファイルで配布されており、中身は確認していません。
  • 令和10年度以降の次の受付の案内。
  • 令和8年度の追加受付(建設工事の区分)の個別の期間。

確認した一次資料

この記事は、奈良県の公開資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、県の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 令和8・9年度の通常受付は令和7年11月4日から令和8年1月30日で、受付は終了している。有効期間は令和10年5月31日まで。
  2. 県内本店は、格付けありの区分Bと、格付けなしの区分Cなどに分かれる。
  3. 土木一式・建築一式・舗装の申請では、経審の元になった決算変更届の提示または写しの提出がある。
  4. 結果は県のホームページで公表され、通知は発送されない。
  5. 技術者が減ったときは、2か月以内の補充の有無で、降格申請が要るかどうかが決まる。

よくある質問

奈良県の令和8・9年度の通常受付は、いつまででしたか?
令和7年11月4日から令和8年1月30日までで、有効期間は令和8年6月1日から令和10年5月31日です。受付は終了しています。
奈良県は令和9・10年度という区切りですか?
いいえ。確認した県の案内は令和8・9年度の通常受付で、次の2年区切りの案内は確認できていません。
奈良県の入札参加資格の結果は、通知書で届きますか?
届きません。令和8年6月1日に県の建設産業課のホームページへ掲載する予定で、審査結果通知の発送はしないとされています。
奈良県で格付け後に技術者が減ったら、どうしますか?
格付けの要件を満たさなくなる場合は降格申請をします。ただし、減少から2か月以内に要件を満たす技術者を雇い入れたときは申請が不要です。

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