受審後の実務

宮城県の建設工事の入札参加資格と経審の結果の使い方|申請時期・総合評点・等級の条件(令和9・10年度)

宮城県の建設工事の入札参加資格で、令和9・10年度の定時申請に使う総合評定値通知書の審査基準日、審査基準日別の受付期間、経審の点数に加算される主観的事項、土木一式・建築一式の等級の条件を、県の公式資料から整理します。

宮城県 建設工事の入札参加資格(令和9・10年度の定時申請)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

宮城県の入札参加資格は、令和9・10年度の定時申請の受付が令和8年9月1日に始まっています。申請には、審査基準日が令和7年9月1日から令和8年8月31日までの総合評定値通知書が必要で、受付期間は通知書の審査基準日ごとに分かれています。令和9年1月末日までに通知書の交付を受けていないと、登録ができなくなることがあります。

この記事は、県の定時申請のページ、令和9・10年度の申請要領、競争入札の参加登録等に関する規程を原文で確認し、経審の結果に関わる部分を整理します。仙台市の資格は別の制度で、仙台市の入札参加資格と経審で説明しています。

定時申請の受付期間と経審の通知書

県の申請要領は、総合評定値通知書の審査基準日ごとに受付期間を分けています。申請日で判断されます。

更新の受付期間(令和9・10年度の申請要領から)
受付期間対象(通知書の審査基準日)
令和8年9月1日から9月30日まで令和7年9月から令和8年2月まで
令和8年10月1日から11月13日まで令和8年3月から4月まで
令和8年11月16日から12月28日まで令和8年5月から6月まで
令和9年1月4日から2月1日まで令和8年7月から8月まで
  • 該当する期間より前に申請してもよい(連絡は不要)
  • 新規登録を希望する事業者は、令和8年9月1日から令和9年2月1日までに受け付けられる
  • 原則、電子申請のみ。電子申請が難しい事業者の紙申請の最終日は、令和9年1月15日必着で、事前受付が必要
  • 令和9年2月1日までに申請できないと、令和9年4月からの入札参加登録の資格はない。定時申請のあとは、四半期ごとに随時申請を受け付ける
宮城県は、決算日が早い事業者ほど、申請の受付が早く始まります。決算日が令和8年7月・8月の事業者は、受付が令和9年1月4日からと遅く、通知書の交付も令和9年1月末日までに済ませる必要があります。

経審の審査項目は令和8年7月1日以降に一部改正されていますが、県は、入札参加登録では提出された総合評定値通知書をもとに客観点数を確認すると案内しています。経審の有効期間の数え方は経審の有効期間と逆算で説明しています。

総合評点の組み立て

県の規程は、総合評点を、客観的事項の評点に主観的事項の評点を加えたものと定めています。

  • 客観的事項は、建設業法に基づく経営事項審査の項目と基準で算定された評点(総合評定値通知書の点数)
  • 主観的事項は、県が独自に付ける加点・減点
主観的事項の例(規程の第5条の2から)
項目評点
工事成績調書の総合点の直前5年間の平均が85点以上プラス70点
同平均が80点以上85点未満プラス30点
同平均が70点以上80点未満プラス10点
同平均が60点以上65点未満マイナス10点
同平均が60点未満マイナス70点
県の指名停止を受けた月数1か月につきマイナス10点
ISO9000シリーズ、ISO14000シリーズの登録証各10点
消防団協力事業所表示証の交付10点

このほかに、優良建設工事施工業者表彰、障害者雇用、災害時対応の地域貢献、技能士の在籍などの加点があります。P点と入札ランクの一般的な関係はP点と入札ランクの関係で説明しています。

等級の条件(土木一式・建築一式)

規程の別表第1は、発注工事の種類ごとに、総合評点と1級技術者数に応じて等級を決めています。土木一式工事と建築一式工事を表にします。

等級の条件(規程の別表第1から)
種類等級総合評点1級技術者数
土木一式工事S950点以上、または850点以上850点以上の場合は11人以上
A700点以上4人以上
B550点以上1人以上
C549点以下なし
建築一式工事S950点以上、または850点以上850点以上の場合は7人以上
A700点以上3人以上
B550点以上1人以上
C549点以下なし
  • 規程の別表第2が、等級ごとに入札に参加できる請負金額の範囲を定めている。範囲は規程で確認する
  • 舗装、鋼構造物、設備工事などは、別の点数と人数の条件になる
  • 特に必要があると認める場合は、知事が当該等級以外の等級の入札に参加させることがある

たとえば土木一式で総合評点が850点以上あっても、1級技術者が10人なら、S等級にはなりません。総合評点だけでなく、技術者の人数を等級の条件と照らしてください。入札ランク目安ツールは目安であり、宮城県の等級を決めるものではありません。

随時申請と中間年の見直し

  • 新規の随時申請は、令和8年7月1日から電子申請で受け付けている。令和8年11月30日までの申請は、令和9年1月1日の承認になる
  • 随時申請の承認期間は、各承認日から令和9年3月31日まで
  • 令和9年4月1日の承認を希望する場合は、定時申請を使う
  • 入札参加登録を行わない年度の4月1日には、登録者の総合評点と等級格付の変更(中間年の見直し)が行われる。令和8年度の見直しの承認通知書は令和8年3月26日に郵送された
  • 会社更生法・民事再生法の申立てや銀行取引停止処分を受けたときは、総合評点と等級格付の再評価が行われる

この記事で確認できなかった点

  • 電気・管などの設備工事、舗装など、土木一式・建築一式以外の等級の条件。規程で確認してください。
  • 等級ごとの請負金額の範囲(別表第2)。
  • 令和9・10年度の入札参加資格の登録期間の終期。
  • 令和9年度に行われる中間年の見直しの日程。

確認した一次資料

この記事は、宮城県の公開資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、県の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 令和9・10年度の定時申請には、審査基準日が令和7年9月1日から令和8年8月31日までの総合評定値通知書が必要。
  2. 受付期間は審査基準日ごとに4つに分かれ、令和9年2月1日までに申請できないと令和9年4月からの資格はない。
  3. 総合評点は、経審の点数に工事成績や表彰などの主観的事項を加えたもの。
  4. 土木一式のSは950点以上、または850点以上かつ1級技術者11人以上。

よくある質問

宮城県の令和9・10年度の申請に使う経審は、いつのものですか?
審査基準日が令和7年9月1日から令和8年8月31日までの総合評定値通知書です。令和9年1月末日までに交付を受けていないと、登録ができなくなることがあります。
宮城県の定時申請の受付期間は、いつですか?
通知書の審査基準日ごとに4つに分かれ、令和8年9月1日から令和9年2月1日までです。令和9年2月1日までに申請できないと、令和9年4月からの資格はありません。
宮城県の総合評点は、どう決まりますか?
経営事項審査の評点(客観的事項)に、工事成績調書、表彰、ISO、地域貢献などの主観的事項の評点を加えた点数です。
宮城県の土木一式のS等級は、何が必要ですか?
規程の別表第1では、総合評点950点以上、または850点以上かつ1級技術者11人以上です。

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