W(社会性等)は、社会保険や労働環境への取り組み、営業継続の実績など、財務指標以外の「企業としての社会性」を評価する項目です。W1〜W8の8区分から構成されます。
W1〜W8の構成
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| W1 | 建設工事の担い手の育成及び確保(建退共・退職一時金・法定外労災・若年技術者・知識技術向上・ワークライフバランス・就業履歴・自主宣言) |
| W2 | 建設業の営業継続の状況(営業年数・民事再生法等の適用有無) |
| W3 | 防災活動への貢献の状況(防災協定の締結) |
| W4 | 法令遵守の状況(指示・営業停止処分の有無) |
| W5 | 建設業の経理の状況(監査の受審状況・公認会計士等数) |
| W6 | 研究開発の状況(研究開発費の額) |
| W7 | 建設機械の保有状況(所有・リース台数) |
| W8 | 国又は国際標準化機構が定めた規格による認証又は登録の状況(ISO9001・14001・エコアクション21) |
W評点への変換式
W評点=(W1〜W8の合計点数)×10×175/200(小数点以下切り捨て)
W1〜W8の合計点数は、令和8年改正後で最高237点・最低-90点です。この範囲は改正前基準(最高237点・最低-210点)と比べて最低点が改善しています。本サイトのエンジンで、国土交通省の改正概要資料に記載されたこの合計値と一致することを検証済みです。
| 合計の最高点 | 合計の最低点 | |
|---|---|---|
| 令和8年新基準 | 237点 | -90点 |
| 改正前基準 | 237点 | -210点 |
点数を上げる優先順位
W1の建退共・退職一時金(企業年金)・法定外労災の3制度は、いずれも「加入しているか」の二択で各15点と配点が大きく、未加入の場合は加入を検討する価値があります。
建設機械の保有・リースも1台ごとに加点され、15台以上で頭打ちになります。研究開発費(W6)は会計監査人設置会社のみが対象のため、多くの中小建設業者には該当しません。
まとめ
- W評点はW1〜W8の合計点数×10×175/200(切り捨て)で求まる。
- 令和8年改正で合計の最低点が-210点→-90点に改善。
- 建退共・退職一時金・法定外労災は配点が大きく未加入なら要検討。
- 自社のW評点は、社会性等の入力項目から自動計算できる。
加点項目をどこから手を付けるべきかはW点を上げる方法(優先順位)で実測値つきに整理しています。各項目の詳細は建退共・CCUS就業履歴・自主宣言制度・ISO認証・建設機械・営業年数を参照してください。