受審後の実務

吉川市の入札参加資格|社会保険の加入確認・登録後の変更先・50万円以下の小規模契約

吉川市(埼玉県)の建設工事の入札参加資格について、3点を整理します。結果通知書で確かめる社会保険の加入状況、登録後の変更を出す先、50万円以下の小規模建設工事の登録条件です。

吉川市「令和7・8年度吉川市小規模建設工事等契約希望者登録」
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

吉川市は、建設工事の入札参加資格を審査するとき、社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険)に加入していることを条件にしています。確認は、経審の結果通知書の「その他審査項目(社会性等)」で行うのが基本です。登録後の変更は、建設工事等なら埼玉県の入札審査課のホームページの案内に従います。

吉川市の入札・契約のページ3つを、2026年10月27日に読みました。市が自分で受け付ける50万円以下の小規模建設工事の登録も、あわせて整理します。

社会保険の加入状況の確認方法

市のページによると、平成29・30年度の審査から、社会保険等に加入していることを入札参加資格の条件としています。国の要請も踏まえ、法定福利費を適切に負担する建設業者を契約の相手にするためです。確認は次のどちらかです。

吉川市の社会保険等の加入状況の確認方法
確認方法内容
経審の結果通知書で確認「その他審査項目(社会性等)」で、社会保険等に加入、または適用除外であることを確かめる
加入確認資料の提出結果通知書の社会性等が未加入でも、申請日現在で加入していれば資料で確認する

資料で確認する場合の書類は、保険ごとに分かれます。

加入確認資料の例(吉川市)
保険通常の書類加入直後で通常の書類がない場合
健康保険・厚生年金保険保険料領収書の写し直近の被保険者標準報酬決定通知書の写し、または適用通知書の写し
雇用保険保険料申告書と領収書の写し雇用保険加入済確認願の原本、被保険者資格取得等通知書(事業主通知用)の写し、または適用事業所設置届事業主控の写し
結果通知書の社会性等で未加入と出る場合も、加入していれば資料で確認してもらえます。ただし、書類の組合せや申請の受付方法は申請期間ごとに案内されるため、申請の前に最新の案内で確かめます。

結果通知書の社会性等の項目は、社会性等(W点)の見方で確認できます。

登録後の変更と抹消

入札参加資格の審査申請のあとに登録事項が変わったときは、速やかに変更を出します。市のページが挙げる主な変更事項は、商号、代表者、所在地、電話番号、ファクス番号、事業所間の契約権限、建設業許可の許可区分、建設業許可の廃止、業種・業務の抹消などです。

吉川市の登録後の変更手続き
対象変更の手続き
建設工事等埼玉県入札審査課のホームページの案内に従う
物品、業務委託市のページに載る別の案内に従う
次の事項に当たるとき財政課管財担当へ直ちに問い合わせる

財政課へ直ちに問い合わせる事項には、営業の休止・再開・廃止、営業停止命令や金融機関からの取引停止、事業主の死亡や法人の解散、会社更生法や民事再生法の申立て、独占禁止法による勧告や課徴金納付命令、吉川市内での工事事故などがあります。

次のようなときは、資格者名簿から抹消されます。

  • 事業主の死亡や法人の解散から90日を過ぎたとき
  • 抹消の申出があったとき
  • 申請や変更届の内容に虚偽があったとき

県の共同受付の日程は埼玉県の共同受付の更新申請の流れで確認できます。吉川市の問い合わせ先は、財政課管財担当(電話048-982-5966)です。

50万円以下の小規模建設工事の登録

吉川市には、内容が軽易で50万円以下の建設工事・修繕などを希望する事業者を登録する制度があります。市内業者の受注機会を広げるためのもので、これまでの軽微な建設工事の入札参加資格審査申請に代わる制度と、市のページにあります。

吉川市の小規模建設工事等契約希望者登録(令和7・8年度)
項目内容
対象の契約内容が軽易で50万円以下の建設工事・修繕など
登録できる者個人・法人を問わず、吉川市内に主たる事業所を置く者。建設業の許可の有無、従業員数などは問わない
登録できない者復権を得ていない破産者など、市の入札参加資格名簿に載っている者、必要な資格や許可を持たない者、市税の滞納者
登録できる業種建設業法の29業種のうち5業種まで
受付令和7年2月18日から随時。平日午前8時30分から午後5時まで
提出先財政課管財担当(持参または郵送)
有効期間令和9年3月31日まで
契約の方法原則として複数業者の見積競争で、最も低い見積の者と契約。指名されても辞退は自由。契約後の辞退はできない
支払検査に合格した後、請求を受けた日から40日以内。前払金と中間払金はない

名簿に載っても契約は約束されません。契約は書面(契約書または請書)で結び、契約保証金は原則として全額が免除されます。丸投げなどの一括下請はできないため、自ら施工できる業種で登録します。

市のページの更新日は2026年9月9日です。有効期間が令和9年3月31日までのため、次の期間の登録は市のページで最新を確かめます。市ごとの違いは自治体別の入札参加資格と経審の一覧で比べられます。

確認した一次資料

上の3ページに書かれた範囲だけをまとめています。県の日程や書類は、申請の前に県と市の最新の案内で確かめてください。

まとめ

  1. 社会保険等への加入が条件。確認は経審の結果通知書の社会性等が基本で、未加入の表示でも加入していれば資料で確認できる。
  2. 登録後の変更は、建設工事等なら埼玉県入札審査課の案内に従う。営業停止などは財政課へ直ちに問い合わせる。
  3. 50万円以下の小規模建設工事の登録は、市内に主たる事業所を置く者が5業種まで。有効期間は令和9年3月31日まで。

隣の越谷市の、入札参加資格と経審の扱いは、越谷市の入札参加資格と経審で確認できます。

よくある質問

吉川市の入札参加資格では、社会保険の加入が必要ですか?
市のページでは、平成29・30年度の審査から、健康保険、厚生年金、雇用保険に加入していることを条件にしています。確認は経審の結果通知書の「その他審査項目(社会性等)」で行うのが基本です。
経審の結果通知書で社会保険が未加入と出ていたら、吉川市に申請できませんか?
市のページでは、結果通知書の社会性等が未加入でも、申請日現在で加入していれば、保険料領収書の写しなどの加入確認資料で確認する方法が示されています。書類は申請前に最新の案内で確かめます。
吉川市の入札参加資格を取ったあと、商号や所在地が変わったらどこへ届けますか?
市のページでは、建設工事等の変更は埼玉県入札審査課のホームページの案内に従います。営業停止命令や会社更生法の申立てなどは、財政課管財担当へ直ちに問い合わせる事項です。
吉川市の小規模建設工事等契約希望者登録は、いくらまでの契約が対象ですか?
市のページでは、内容が軽易で50万円以下の建設工事・修繕などです。吉川市内に主たる事業所を置く個人・法人が対象で、登録できる業種は建設業法の29業種のうち5業種までです。
吉川市の小規模建設工事等契約希望者登録の有効期間と受付は?
令和7・8年度の登録は令和9年3月31日までで、令和7年2月18日から随時受け付けています。登録されても契約は約束されず、原則として複数業者の見積競争で最も低い見積の者と契約します。

P点から国交省・関東地方整備局の等級目安を確認(無料・登録不要):入札参加資格ランクの目安計算を使う

他の都道府県・政令指定都市のガイドを探す(地域別ガイド一覧)

事業者ご自身が入力する概算の試算です。申請の代行・作成支援や個別相談は行っていません。正式な評点は登録経営状況分析機関・審査行政庁の審査結果が優先します。算定方法・出典・免責