受審後の実務

小樽市の入札参加資格と経審|随時申請は毎月・許可後2年以上と結果通知書が要件

北海道小樽市の建設工事の入札参加資格は、令和7・8年度の随時申請を9回に分けて受け付けています。建設工事の資格要件、経審の結果通知書の決算の条件、電子申請の入口、条件付き一般競争入札で使う総合審査評点を整理します。

小樽市告示第89号(令和8年3月16日)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

小樽市の建設工事の資格は、建設業の許可を受けて2年以上営業していて、資格に対応する経営事項審査の結果通知書を持っていることが要件です。申請は、北海道市町村入札参加資格共同審査システムによる電子申請で行います。

この記事は、小樽市の告示と条件付き一般競争入札の実施要綱を原文で確認し、受付期間、資格の要件、経審との関係をまとめます。

随時申請の受付期間と資格の有効期間

令和7・8年度の建設工事は、29種の工事の種類が対象です。受付は令和8年3月16日から11月13日までと、同年11月16日から12月14日までの合計9回に分かれています。

令和8年度の随時申請の受付期間と資格の有効期間
回受付期間資格有効期間の始まり
第1回3月16日から4月14日5月1日
第2回4月15日から5月14日6月1日
第3回5月15日から6月12日7月1日
第4回6月15日から7月14日8月1日
第5回7月15日から8月14日9月1日
第6回8月17日から9月14日10月1日
第7回9月15日から10月14日11月1日
第8回10月15日から11月13日12月1日
第9回11月16日から12月14日令和9年1月1日

どの回で受け付けられても、資格の有効期間の終わりは令和9年3月31日です。申請が遅い回ほど、有効期間は短くなります。

建設工事の3つの資格要件

告示は、次の3つのすべてに当てはまることを求めています。

  • 工事の種類に対応する建設業法第3条の許可を受けていて、審査基準日に、許可を受けてから2年以上引き続き事業を営んでいること。
  • 資格に対応する建設業の許可について経営事項審査を受けていて、結果通知書(経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書)を持っていること。
  • 健康保険、厚生年金保険、雇用保険の加入状況が、いずれも「加入」または「適用除外」になっていること。
許可を受けて2年未満の事業者は、経審の結果通知書があっても、この要件を満たしません。経審で何が点数になるかは経審のP点の計算の仕組みで確認できます。

基本的な資格要件として、暴力団員に当たる者、小樽市税や消費税及び地方消費税に滞納がある者などは、資格の種類に関係なく申請できません。

経審の結果通知書に求められる決算

結果通知書は、どの決算のものでもよいわけではありません。告示は、その審査基準日(決算日)が、資格有効期間の初日の1年7か月前の日の直後の決算に対応したものであることを求めています。

あわせて、申請する工事の種類に対応する完成工事高があることも条件です。完成工事高のない業種は、結果通知書があっても、その業種では申請の対象になりません。

決算を変更した場合の経審の扱いは決算期変更と12か月換算、決算後の届出は決算変更届の修正・訂正で整理しています。

申請の入口と変更届

申請は、北海道市町村入札参加資格共同審査システムによる電子申請です。申請先は、一般財団法人北海道建設技術センターで、問い合わせ先もこのセンターの市町村支援課(入札参加資格審査担当)です。

申請内容に変更があったときや、建設業の許可・経営事項審査に変更や更新(単純更新を含む)があったときは、同じシステムから速やかに変更届を出します。合併、会社分割、事業譲渡があった場合は、センターへ問い合わせる決まりです。

審査の結果は、全業種について、市のホームページへの掲載、または契約管財課の窓口での閲覧で公表されます。登録された者だけを載せた名簿の形式です。

条件付き一般競争入札と総合審査評点

小樽市の条件付き一般競争入札の実施要綱では、参加できる者の要件の一つとして、名簿に載った対象工事の業種の「総合審査評点が所定の範囲であること」または「格付が所定の級であること」が挙げられています。

この範囲や級は工事ごとに決まります。予定設計金額が500万円以上の工事は建設工事委員会、500万円未満の工事は所管部局の工事委員会の審議を経て決める規定です。ほかにも、市内に本社があること、主任技術者または監理技術者を配置できることなどが要件に並びます(特殊工事や大規模工事などは本社の要件の例外)。

等級や点数の具体的な区切りは、この告示や要綱には書かれていません。入札ランク目安ツールの結果も目安で、小樽市の総合審査評点を決めるものではありません。

確認した一次資料

この記事は、小樽市の公表資料を整理したものです。申請の可否や受付期間は、市と北海道建設技術センターの最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 令和8年度の随時申請は9回で、有効期間はどの回も令和9年3月31日まで。
  2. 許可後2年以上の営業と、資格に対応する経審の結果通知書が要件。
  3. 結果通知書は、有効期間の初日の1年7か月前の日の直後の決算に対応したもの。
  4. 申請は北海道建設技術センターの共同審査システムによる電子申請。

次に知りたいこと:北海道の入札参加資格と経審、道内の市の例として留萌市と苫小牧市。

よくある質問

小樽市の建設工事の資格要件は何ですか?
工事の種類に対応する建設業の許可を受けて審査基準日に2年以上営業していること、資格に対応する経審の結果通知書を持つこと、健康保険・厚生年金保険・雇用保険に加入または適用除外であることの3つです。
小樽市の令和8年度の随時申請は、いつ受け付けていますか?
令和8年3月16日から11月13日まで毎月1回ずつの8回と、11月16日から12月14日までの第9回です。資格の有効期間は、どの回も令和9年3月31日までです。
小樽市に出す経審の結果通知書は、どの決算のものですか?
審査基準日が、資格有効期間の初日の1年7か月前の日の直後の決算に対応したものです。申請する工事の種類に対応する完成工事高があることも条件です。
小樽市の入札参加資格は、どのように申請しますか?
北海道市町村入札参加資格共同審査システムによる電子申請で、申請先は一般財団法人北海道建設技術センターです。変更があったときも同じシステムから変更届を出します。
小樽市の条件付き一般競争入札で、総合審査評点は何に使われますか?
参加要件の一つとして、対象工事の業種の総合審査評点が所定の範囲であること、または格付が所定の級であることが求められます。範囲や級は、工事ごとに委員会の審議を経て決まります。

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