受審後の実務

国分寺市の入札参加資格|P点のA〜D等級と標準金額、市内業者の加点

東京都国分寺市の建設工事の入札参加資格について、経営事項審査の総合評定値(P点)で決まるA〜Dの等級、等級ごとの発注工事の標準金額と指名数、市内業者に付く加点・減点、新規申請の受付と資格の発生日を、市の指名基準と公式ページから整理します。

国分寺市指名競争入札参加者の指名基準(要綱第8号)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

国分寺市の工事の入札参加資格は、東京電子自治体共同運営の電子調達サービスで申請します。等級は経営事項審査の総合評定値(P点)をそのまま使い、一般の工事は1,100点以上がA、800点以上がB、600点以上がC、600点未満がDです。市内に本店や支店がある業者は、市との契約実績などでP点に加点・減点があります。

2026年10月23日に確認した内容です。指名基準の最近の改正は令和7年12月12日、登録手続のページの更新日は令和3年1月23日です。最新の案内は国分寺市「競争入札参加資格の登録」でご確認ください。

申請の方法と資格の発生日

市が発注する工事請負、設計、測量、委託、物品購入などの競争入札に参加したい場合は、「東京電子自治体共同運営 電子調達サービス」に資格審査申請をして、承認を得る必要があります。パソコン、インターネット環境、有料の電子証明書の準備が要ります。

新規申請の受付と資格の発生日
項目内容
新規申請随時受け付けている
毎月1日から25日に承認を受けた場合翌月1日に参加資格が発生する
毎月26日から末日までに承認を受けた場合翌々月1日に参加資格が発生する
変更申請共同運営サービス上で行う

承認の翌月(または翌々月)まで資格が発生しないため、入札に間に合わせたいときは余裕を持って申請します。経審の通知書と入札参加資格の関係は経審と入札参加資格の違いで説明しています。

P点で決まるA〜Dの等級

指名基準は、経営事項審査の総合評定値P点を「総合数値」として、入札参加者を格付けします。電気工事、給排水衛生工事、空調工事の3つの設備工事は、一般の工事より低い点数で区切ります。

総合数値(P点)と等級
等級工事等(地下埋設物調査を含む)設備工事(電気・給排水衛生・空調)
A1,100点以上950点以上
B800点以上1,100点未満720点以上950点未満
C600点以上800点未満590点以上720点未満
D600点未満590点未満
同じP点でも、設備工事のほうが上の等級に入りやすくなっています。たとえば750点は、一般の工事ではC等級、設備工事ではB等級です。

なお、経営事項審査を必要としない業種には、この基準によらないことができるとされています。自社のP点は経審P点シミュレーターで試算できます(正式な評点は審査結果が優先されます)。ほかの自治体の等級の目安は入札参加資格の等級の目安で確認できます。

発注工事の標準金額と指名数

等級ごとに、発注する工事の標準金額(設計金額)が決まっています。指名競争入札では、この金額に対応した等級に格付けされた業者の中から指名します。特に必要があるときは、指名する者の総数の2分の1を超えない範囲で、上位または下位の資格を持つ者も指名できます。

等級ごとの標準金額と指名数
等級工事等の標準金額設備工事の標準金額工事等の指名数
A1億5,000万円以上5,000万円以上10者以上
B3,000万円以上1億5,000万円未満2,000万円以上5,000万円未満8者以上
C1,000万円以上3,000万円未満500万円以上2,000万円未満6者以上
D1,000万円未満500万円未満4者以上

標準金額が6,000万円以上で、指定建設業にあたる工事の指名には、追加の条件があります。指定建設業の許可を受けた特定建設業者であること、専任の監理技術者を置けることです。ただし、有資格者の数が足りないときは、指名数の基準によらないことができます。

市内業者に付く加点・減点

国分寺市内に本店や支店などがあり、その営業所で入札参加資格を申請して資格審査サービスに登録された業者は、P点に次の加点・減点をした数値で格付けされます。加点または減点の合計が100点を超えるときは、100点が上限です。

市内業者の加点・減点
区分加点・減点
前年度と前々年度に市と契約した、200万円以上の工事請負契約・修繕契約(単価契約を含む)の実績1件につき5点の加点
前年度と前々年度に市と契約した500万円以上の工事で、工事成績評価が50点未満1件につき20点の減点
満60歳以上の高齢者の雇用(臨時的雇用を除く)10点の加点
障害者(身体障害者と知的障害者)の雇用(臨時的雇用を除く)10点の加点
国際標準化機構(ISO)シリーズの認証を、市と契約する営業所で取得1シリーズにつき10点の加点

等級の境目に近い会社では、加点・減点で等級が変わる場合があります。たとえば、一般の工事でP点が780点の市内業者は、市との契約実績が1件あれば785点で、まだB等級に届きません。高齢者の雇用とISOの認証でさらに20点上がると805点になり、B等級です。市が行う指名の適格性の判定では、経営と信用の状況、既発注工事の成績、指名停止措置の有無なども調べられます。

この記事で確認していない点

  • 制限付き一般競争入札や、工事参加希望型指名競争入札の参加条件(案件ごとの公告と実施要領で決まる)。
  • 資格の有効期限と、継続して資格を得るための申請の時期。
  • 設計、測量、物品などの業務の格付け。
  • 小規模工事の受注を希望する者の名簿の申込み。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 国分寺市の等級は経審のP点で決まり、一般の工事は1,100点以上がA、800点以上がB、600点以上がC、600点未満がD。設備工事は950点・720点・590点で区切る。
  2. 市内に営業所がある業者は、市との契約実績(1件5点)、高齢者・障害者の雇用(各10点)、ISOの認証(1シリーズ10点)などで、最大100点まで加点・減点される。
  3. 新規申請は電子調達サービスで随時受け付けており、毎月25日までの承認は翌月1日、26日以降は翌々月1日から資格が発生する。

都内の自治体は立川市の入札参加資格や東京都の入札参加資格で説明しています。自治体を並べて探すときは自治体別の入札参加資格と経審の一覧をご覧ください。

よくある質問

国分寺市の入札参加資格の等級は、経審のP点でどう決まりますか?
一般の工事は、P点が1,100点以上でA、800点以上1,100点未満でB、600点以上800点未満でC、600点未満でDです。電気工事、給排水衛生工事、空調工事の設備工事は、950点・720点・590点で区切ります。
国分寺市で入札参加資格を申請するには、どうすればよいですか?
東京電子自治体共同運営の電子調達サービスに資格審査申請をして、承認を得ます。新規申請は随時受け付けていて、パソコン、インターネット環境、有料の電子証明書の準備が必要です。
国分寺市の入札参加資格は、承認されたらいつから使えますか?
毎月1日から25日に承認を受けた場合は翌月1日、毎月26日から末日までに承認を受けた場合は翌々月1日に、参加資格が発生します。
国分寺市内に支店があると、等級の計算で有利になりますか?
市内に本店や支店などがあり、その営業所で申請した業者には、P点への加点・減点があります。市との契約実績は1件5点、高齢者や障害者の雇用は各10点、ISOの認証は1シリーズ10点の加点で、合計の上限は100点です。
国分寺市で、等級ごとに発注される工事の金額はいくらですか?
工事等の標準金額(設計金額)は、Aが1億5,000万円以上、Bが3,000万円以上1億5,000万円未満、Cが1,000万円以上3,000万円未満、Dが1,000万円未満です。設備工事は別の金額で、Aが5,000万円以上です。

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