岩手県の建設工事の入札参加資格と経審の結果の使い方|申請時期・審査基準日・総合点数と格付(令和9・10年度)
岩手県の県営建設工事の競争入札参加資格について、令和9・10年度の申請期間、採用される経営事項審査の審査基準日の範囲、総合評定値に県独自の技術等評価点数を足す仕組み、現行の等級の区切りを、県の公式資料から整理します。
岩手県 県営建設工事競争入札参加資格(令和9・10年度)岩手県の次期(令和9・10年度)の申請期間は、令和9年2月1日から2月28日(必着)で、電子申請と添付書類の郵送で受け付ける予定です。採用される経営事項審査(経審)の総合評定値は、審査基準日が令和7年10月1日から令和8年9月30日までにあるもので、有効な最新のものと定められています。
この記事は、県の基準のお知らせページと基準PDF、現行の資格者のお知らせを原文で確認し、経審の結果の使い方に関わる部分を整理します。経審のP点そのものの見方はP点と入札ランクの関係で説明しています。
申請の時期と受付の方式
岩手県は2年に1度の定期受付があり、その間の年は追加の受付があります。
| 区分 | 受付期間 | 有効期間 |
|---|---|---|
| 次期の定期受付(令和9・10年度) | 令和9年2月1日(月)から2月28日(日)必着。電子申請と添付書類の郵送 | 令和9年6月1日から2年間 |
| 現行(令和7・8年度) | 令和7年に実施済み | 令和7年6月1日から2年間 |
| 中間年の追加受付(令和8年2月) | 令和8年2月1日から2月28日(土日祝を除く)。新規業者と業種追加のみ | 令和8年6月1日から1年間(令和9年5月31日まで) |
- 中間年の案内には「既登録業種の再審査の受付は行っておりません」とあり、すでに持っている業種の点数や等級を中間年に見直すことはできない
- 申請の手引きと様式は令和8年10月から11月頃に掲載、申請説明会は令和8年12月に開催の予定
- 次期の受付から、県内業者・県外業者を問わず電子申請(データは電子申請フォームに入力、添付書類は郵送)になる予定
採用される経審の範囲
県のお知らせページは、採用する総合評定値を次のように定めています。
- 審査基準日が令和7年10月1日から令和8年9月30日までの期間に属するもので、かつ有効な最新のもの
- 改正前(令和8年6月30日以前)の基準で結果通知を受けた者が、建設業法施行規則第20条第2項に基づく再審査を受けた場合は、再審査の結果を採用する
基準PDFの申請要件では、審査基準日(決算日)が申請書を提出する日の前々年の10月1日から前年の9月30日までの期間にある総合評定値通知書を持っていないことや、申請する工事種別の完成工事高がないことが、欠格の要件に挙げられています。
総合点数の構成
次期の基準では、総合点数を次の2つの合計としています。
| 項目 | 内容 | 最高点 |
|---|---|---|
| 経営事項評価点数 | 経審の総合評定値 | 2,159点 |
| 技術等評価点数 | 県独自の評価 | 708点 |
| 合計 | 総合点数 | 2,867点 |
技術等評価点数には、工事成績評点(加点は最大275点、減点は最大440点)、優良工事の表彰、地域貢献、障がい者雇用などが含まれます。この計算は県の基準を写したものであり、自社の点数を示すものではありません。入札ランク目安ツールの結果は目安であり、岩手県の格付を決めるものではありません。
現行の等級と区切り
県が等級を付ける工種は、土木、建築一式、電気設備、管設備、舗装の5工種です。次の表は現行の令和7・8年度のもので、令和9・10年度の区切りは格付けを行った後に公表されるとされています。
| 工種 | 等級 | 総合点数 | 発注標準金額 |
|---|---|---|---|
| 土木 | 特A | 1,780点以上 | 3億5,000万円以上 |
| A | 1,120点以上 | 6,000万円以上 | |
| B | 1,055点以上 | 2,500万円以上 | |
| C | 1,055点未満 | 2,500万円未満 | |
| 建築一式 | A | 1,085点以上 | 6,500万円以上 |
| B | 945点以上 | 2,500万円以上 | |
| C | 945点未満 | 2,500万円未満 | |
| 電気設備 | A | 990点以上 | 2,500万円以上 |
| B | 990点未満 | 2,500万円未満 | |
| 管設備 | A | 965点以上 | 2,500万円以上 |
| B | 965点未満 | 2,500万円未満 | |
| 舗装 | A | 1,230点以上 | 1,500万円以上 |
| B | 1,230点未満 | 1,500万円未満 |
- 県内に建設業許可を受けた営業所がない業者は、土木、建築一式、電気設備、管設備、舗装の5工種では欠格になる
- 希望等級の申告は県内業者のみ
- 現行の令和7・8年度では、県内の資格者数が2,539者、県外が722者(のべ数)で、土木の特A級は県外のみ25者、県内は0者
この記事で確認できなかった点
- 令和9・10年度の等級ごとの総合点数の区切り。県は格付け後の公表としており、上の表は現行の令和7・8年度の数字です。
- 令和9・10年度の申請の手引き(令和8年10月から11月頃に掲載予定)の内容。
- 技術等評価点数の項目別の配点。
- 随時の受付。今回確認した資料には記載がありませんでした。
確認した一次資料
- 岩手県「(お知らせ)令和9・10年度県営建設工事競争入札参加資格審査基準について」次期の受付日程、電子申請、採用する総合評定値の審査基準日(2026-10-09確認)
- 岩手県「令和9・10年度県営建設工事競争入札参加資格審査基準 ※令和9年2月の資格審査時に適用」申請要件、総合点数の構成、有効期間(2026-10-09確認)
- 岩手県「令和7・8年度県営建設工事競争入札参加資格者等について(お知らせ)」現行の有効期間、等級別の区切りと資格者数(2026-10-09確認)
- 岩手県「令和7・8年度(中間年)県営建設工事競争入札参加資格審査受付について」中間年の受付期間と対象(2026-10-09確認)
この記事は、岩手県の公開資料を整理したものです。申請の可否や個別の判断は、県の最新の案内と審査結果が優先されます。
まとめ
- 次期の受付は令和9年2月1日から2月28日(必着)で、電子申請と添付書類の郵送。
- 採用される経審は、審査基準日が令和7年10月1日から令和8年9月30日までの有効な最新のもの。
- 総合点数は、経審の総合評定値(最高2,159点)と県独自の技術等評価点数(最高708点)の合計。
- 等級は5工種で付く。表の区切りは現行の令和7・8年度のもので、次期の数字は格付け後に公表される。
よくある質問
- 岩手県の次期の資格審査の申請は、いつですか?
- 令和9年2月1日から2月28日(必着)です。電子申請と添付書類の郵送で受け付ける予定で、名簿の施行は令和9年6月1日です。
- 岩手県の次期の申請に使える経審は、いつの決算日のものですか?
- 審査基準日が令和7年10月1日から令和8年9月30日までの期間にある、有効な最新の総合評定値です。
- 岩手県の総合点数は、どう計算しますか?
- 経営事項評価点数(経審の総合評定値、最高2,159点)と、県独自の技術等評価点数(最高708点)の合計です。
- 岩手県の中間年に、既存の業種の等級を見直せますか?
- 令和8年2月の中間年の受付は新規業者と業種追加のみで、既登録業種の再審査の受付は行っていませんでした。
公開日: 2026-10-09
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