受審後の実務

伊丹市の入札参加資格と経審|経審の有効期間・社会保険の要件・令和9・10・11年度のオンライン申請

伊丹市の工事の入札参加資格を取るときの資格要件、経審の結果通知書に求められる有効期間、電子申請と郵送に分かれる提出書類、令和9・10・11年度の申請予定を、市の公開ページと令和8年度の申請要領から整理します。

伊丹市 令和9・10・11年度入札参加資格審査申請について(お知らせ)/令和8年度申請要領(2026年10月13日更新)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

伊丹市の工事の入札に参加するには、建設業の許可と経営事項審査(経審)を受けていることが資格要件です。経審の結果は、審査基準日から1年7か月以内のものに限ります。令和9・10・11年度の申請は、令和8年12月7日から令和9年1月15日までの予定です。

この記事は、伊丹市の契約・検査課が公開している申請のお知らせと、令和8年度の申請要領を原文で確認してまとめます。市の等級の基準点数は、確認した資料には載っていないため書きません。経審の結果通知書の見方は経営規模等評価結果通知書の見方で確認できます。

資格要件と経審の有効期間

令和8年度の申請要領は、次の6つの資格要件をすべて満たす人だけが申請できるとしています。1つでも欠けていると、申請そのものができません。

伊丹市の入札参加資格の資格要件(令和8年度の申請要領)
番号要件
(1)国税または地方税を滞納していないこと
(2)地方自治法施行令第167条の4第1項各号に該当しないこと
(3)会社更生法の更生手続開始の申立て、または民事再生法の再生手続開始の申立てがされていないこと(手続開始の決定を受けた人を除く)
(4)建設工事は、建設業法第3条の許可と、同法第27条の23の経営事項審査を受けていること
(5)コンサルと物品等は、法律上必要な登録があれば、その登録を受けていること
(6)申請内容に故意の虚偽の記載がないこと

工事の申請で見落としやすいのは(4)です。経営事項審査は、審査基準日より1年7か月以内のものでなければなりません。あわせて、健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加入していることも要件です。

経審の結果は、審査基準日から1年7か月以内のものだけが使えます。申請の前に、手元の結果通知書の審査基準日を確かめてください。有効期間の考え方は経審の有効期間と逆算で確認できます。

市は、お知らせのページでも、建設工事の申請で社会保険への加入を要件にしていると書いています。理由は、技能労働者等の就労環境の改善です。上の資格要件を満たさないと分かった場合は、登録の後でも、登録を取り消すことがあります。

令和9・10・11年度の申請予定

市のお知らせ(2026年10月13日更新)は、令和9・10・11年度の入札参加資格審査申請について、次のように書いています。

伊丹市の令和9・10・11年度の申請予定
項目内容
申請要領の掲載令和8年12月1日(火)以降に市のホームページに掲載する予定
申請期間令和8年12月7日(月)から令和9年1月15日(金)までの予定
申請の方法伊丹市オンラインポータルを使ったオンライン申請を本格導入

どちらの日付も「予定」です。申請要領が出るまでは、確定した情報ではありません。市のオンライン申請は、令和7・8年度の追加登録申請で試しに運用し、審査状況の見える化など、安心して申請できる環境が整ったとして、今回から本格導入します。従来の申請方法とは違うため、市は十分な注意を求めています。

参考として、前回の令和8年度の申請は、令和7年12月8日から令和8年1月16日の17時まででした。郵送の書類は、令和8年1月16日の消印まで有効でした。令和8年度の資格の有効期間は、令和8年4月1日から令和9年3月31日までです。

電子申請で添付する書類と郵送する書類

令和8年度の申請要領では、申請は「電子申請」と「書類の提出」の両方が必要でした。電子申請だけでは、受付になりません。書類は、持参でも郵送でもかまいません。令和9・10・11年度の申請で同じ分け方になるかは、新しい申請要領で確認してください。

令和8年度の申請要領にある提出書類の分け方
提出の方法書類
市に紙で出す申請書(電子申請の後にシステムが出力するもの)と誓約書(代表者用)。そのほかの様式は、市の申請要領の指定様式で確認
電子申請に添付する(郵送は不要)登記事項証明書(法人のみ)、国税の納税証明書、印鑑証明書、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の写し、建設業退職金共済事業加入履行証明書、財務諸表類
市内に本店か営業所がある場合のみ伊丹市税の納税証明書

経審の結果通知書の写しは、提出する日に有効期間内のものが求められます。公的機関の証明書は、申請日より3か月前までのものが有効です。国税の納税証明書は、e-Taxでオンライン取得できると、市は案内しています。

電子入札の準備と変更届

伊丹市は、ほぼすべての案件で電子入札を実施しています。建設工事とコンサルに参加する人は、ICカードの購入と登録など、電子入札のための手続きが必要です。物品等は認証方式が違うため、この手続きは要りません。

電子入札システムのIDとパスワードは、令和8年度の申請では、4月上旬を目安に電子通知で知らせる予定でした。郵送での通知はありません。

申請の後で内容が変わったときは、資格の発生日以降、直ちに「入札参加資格審査申請書変更届」を契約・検査課に出します。届出の対象となる事項と手続きの詳細は、市の「入札参加資格審査事項変更届等について」のページで確認できます。

この記事の申請期間は、2026年10月13日時点の予定です。申請要領が公開された後に、期間と提出書類を市のページで必ず確認してください。

確認した一次資料

まとめ

  1. 伊丹市の工事の入札参加資格は、建設業の許可と経審を受けていることが要件で、経審は審査基準日から1年7か月以内のもの。
  2. 健康保険、厚生年金保険、雇用保険への加入も、建設工事の申請の要件。
  3. 令和9・10・11年度の申請期間は、令和8年12月7日から令和9年1月15日までの予定で、伊丹市オンラインポータルを使う。
  4. 令和8年度は、電子申請に加えて、申請書と誓約書などを紙で出す必要があった。

期間や条件は変わることがあるため、最新の市のページで確認してください。次に知りたいことは、次の2本で確認できます。

手元の数字からP点を試算するなら経審P点シミュレーターが使えます。評点は概算で、正式な評点は審査結果が優先されます。

よくある質問

伊丹市の工事の入札参加資格に、経審は必要ですか?
必要です。申請要領は、建設業法第3条の許可と、第27条の23の経営事項審査を受けていることを建設工事の資格要件にしています。健康保険、厚生年金保険、雇用保険への加入も要件です。
伊丹市の入札参加資格で、経審の結果はいつまでのものが使えますか?
審査基準日より1年7か月以内のものです。申請要領がこの条件を明記しています。結果通知書の写しも、提出する日に有効期間内のものが求められます。
伊丹市の令和9・10・11年度の申請は、いつからですか?
令和8年12月7日から令和9年1月15日までの予定です。申請要領は令和8年12月1日以降に市のホームページへ掲載する予定で、期間は確定ではないため、市のページで確認してください。
伊丹市の入札参加資格の申請は、電子申請だけで済みますか?
令和8年度は済みませんでした。伊丹市オンライン申請ポータルでの電子申請に加え、申請書や誓約書などを持参か郵送で出す必要がありました。令和9・10・11年度は新しい申請要領で確認してください。
伊丹市の電子入札に、事前の準備は要りますか?
建設工事とコンサルは、ほぼすべての案件で電子入札を実施しているため、ICカードの購入と登録などの手続きが必要です。物品等は認証方式が違うため要りません。

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