インターネット一元受付(都市再生機構)

都市再生機構(UR)の入札参加資格申請|希望工事種別15区分と保全工事の分け方(令和9・10年度)

独立行政法人都市再生機構(UR)は、建設工事の入札参加資格をインターネット一元受付で申請できる機関の1つです。希望する工事種別のチェック、建築・土木の保全工事への分け方、連絡先営業所の選び方、認定通知書が出ない点を整理します。

国土交通省の手引き(令和9・10年度)で確認
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

都市再生機構(UR)への申請では、「申請を希望する部局」のチェックボックスで希望工事種別を選び、続けて部局ごとの連絡先営業所を選びます。希望できる工事種別は15区分で、建築と土木には既存団地の修繕向けの「保全」区分があります。結果は認定通知書ではなく、機構のホームページの有資格者名簿で確認します。

この記事は、国土交通省の「建設工事 競争参加資格審査申請書作成の手引き」(インターネット編)の都市再生機構の章をもとに、入力の決まりと工事種別をまとめます。一元受付の全体像はインターネット一元受付(建設工事)とは、申請の手順は国交省の入札参加資格申請の手順の記事にあります。

この入力欄が必要な人と先に入力する画面

手引きは、この画面を「次の機関への申請を希望する申請者」向けの入力として示しています。機関名は独立行政法人都市再生機構です。申請しない場合は、この画面の入力は要りません。

この画面を入力する前に、業態調書の①を必ず入力します。これは、手引きの画面の冒頭に書かれた注意書きです。

部局のチェックと連絡先営業所の選び方

入力は、次の2段階です。

  1. 申請を希望する「希望工事種別」に対応した「申請を希望する部局」のチェックボックスをクリックする。
  2. 「連絡先営業所選択」ボタンをクリックし、ポップアップ画面で、各希望部局との連絡先営業所を選ぶ。

連絡先営業所には、次の2つの決まりがあります。

  • 1つの部局ごとに、連絡先営業所を1つ指定する。
  • 複数の営業所を、1つの希望部局に対して選ぶことはできない。

手引きには、登録を希望する工種の完成工事高が「0」でも登録できること、工種の登録数に上限がないことも書かれています。実績がない工種も、希望として選べます。

建築・土木を保全工事に分ける場合

手引きは、「建築」または「土木」のP評点を持つ場合に限り、完成工事高を分割できると示しています。

同時に選べる組み合わせ(手引きの都市再生機構の章)
元の区分分けて選ぶ区分対応する建設業の種類
建築「建築工事」と「保全建築工事」を同時に選べる建築一式工事
土木「土木工事」と「保全土木工事」を同時に選べる土木一式工事

どのように分割できるかは、手引きの「細区分工種から各機関の申請希望工種への完工高割り振りルール【各機関別細区分工種一覧表】」で確認するよう示されています。保全建築工事は既存住宅・施設の修繕に係る工事、保全土木工事は既存団地の修繕に係る工事です。

希望工事種別15区分と必要な建設業の種類

手引きの「令和9・10年度 独立行政法人都市再生機構の希望工事種別と建設業法の建設工事(許可)の種類、及び主な工事内容」から、希望工事種別と必要な建設業の種類を抜き出します。

都市再生機構の希望工事種別と必要となる建設業の種類
希望工事種別必要となる建設業の種類
建築工事、保全建築工事建築一式工事
土木工事、保全土木工事土木一式工事
電気工事電気工事または電気通信工事
管工事管工事または水道施設工事
造園工事造園工事
塗装工事塗装工事
防水工事防水工事
機械設置工事機械器具設置工事、消防施設工事または熱絶縁工事
畳工事内装仕上げ工事
ふすま工事内装仕上げ工事または建具工事
舗装工事舗装工事
汚水処理施設工事清掃施設工事または水道施設工事
その他工事上記以外の許可業種

表の下の注記は、2つの種類が示されている区分では、どちらか1つの建設業の許可を受けていればよいとしています。「必要となる建設業の種類」とは、経営事項審査を受けて総合評定値(P)の通知を受けた建設業の種類を指します。

主な工事内容の例として、畳工事は畳工事、機械設置工事は昇降機設備、機械式駐車場設備、ポンプ設備などの工事、汚水処理施設工事は汚泥処理施設、水処理施設、清掃施設などの工事とされています。「その他工事」には、PC橋梁工事、鋼橋上部工事、除草工事などが入ります。

認定通知書は出ない:名簿での確認

手引きは、都市再生機構は認定通知書を発行しないと示しています。審査結果は、機構のホームページの「有資格者名簿」で確認します。掲載は令和9年4月1日以降の予定です。掲載先は、手引きに次のページと書かれています。

他の機関のように通知書の到着を待つ運用ではないため、名簿の掲載予定日を手帳などに控えておくと、確認のし忘れを防げます。掲載日は予定のため、最新の案内を機構のページで確かめてください。

確認した一次資料

まとめ

  1. 都市再生機構(UR)は、令和9・10年度の建設工事の定期受付で一元受付に参加する機関の1つ。
  2. 入力の前に、業態調書の①を必ず入力する。
  3. 希望工事種別に対応した「申請を希望する部局」にチェックし、部局ごとに連絡先営業所を1つ選ぶ。
  4. 建築・土木のP評点があれば、保全建築工事・保全土木工事と分けて同時に選べる。完成工事高が0でも登録でき、登録数の上限もない。
  5. 認定通知書は出ない。結果は機構のホームページの有資格者名簿で、令和9年4月1日以降(予定)に確認する。

受付期間や入力の細部は変わることがあるため、最新の手引きと国土交通省の案内で確認してください。次に知りたいことは、次の2本で確認できます。

手元の数字からP点を試算するなら経審P点シミュレーターが使えます。評点は概算で、正式な評点は審査結果が優先されます。

よくある質問

都市再生機構(UR)の入札参加資格は、インターネット一元受付で申請できますか?
令和9・10年度の建設工事の定期受付では、独立行政法人都市再生機構は一元受付に参加する23機関の1つです。申請書の「登録部局等」の画面に、都市再生機構用の入力欄があります。
都市再生機構の入力画面では、何を入力しますか?
希望工事種別に対応した「申請を希望する部局」のチェックボックスをクリックし、続けて「連絡先営業所選択」で各希望部局との連絡先営業所を選びます。入力の前に、業態調書の①を入力しておきます。
都市再生機構の連絡先営業所は、いくつ選べますか?
1つの部局ごとに連絡先営業所を1つ指定します。複数の営業所を、1つの希望部局に対して選ぶことはできません。
都市再生機構で、建築と保全建築を両方申請できますか?
「建築」のP評点を持つ場合は、完成工事高を分割して「建築工事」と「保全建築」を同時に選べます。土木も同じで、「土木」と「保全土木」を同時に選べます。分け方は手引きの割り振りルールで確認します。
都市再生機構の認定通知書は、いつ届きますか?
認定通知書は発行されません。審査結果は、機構のホームページに掲載される有資格者名簿で確認します。掲載は令和9年4月1日以降の予定です。

P点から国交省・関東地方整備局の等級目安を確認(無料・登録不要):入札参加資格ランクの目安計算を使う

事業者ご自身が入力する概算の試算です。申請の代行・作成支援や個別相談は行っていません。正式な評点は登録経営状況分析機関・審査行政庁の審査結果が優先します。算定方法・出典・免責