インターネット一元受付(水資源機構)

水資源機構の入札参加資格申請|希望工事種別12区分と希望工事内容の入力(令和9・10年度)

独立行政法人水資源機構は、建設工事の入札参加資格をインターネット一元受付で申請できる機関の1つです。希望工事種別12区分と必要な許可、「希望工事内容」のコードの入れ方、ダム工事総括管理技術者数の欄、認定通知書が出ない点を、国土交通省の手引きから整理します。

国土交通省の手引き(令和9・10年度)で確認
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

水資源機構への申請では、希望工事種別に対応した「希望工事」のチェックボックスを選び、土木一式や機械設備など7つの種別では「希望工事内容」のコードも入力します。コードの入れ方は種別ごとに違い、機械設備工事だけは希望順位を書きます。認定通知書は出ず、結果は機構のホームページの有資格業者名簿で確認します。

この記事は、国土交通省の「建設工事 競争参加資格審査申請書作成の手引き」(インターネット編)の水資源機構の章をもとに、入力の決まりと工事種別をまとめます。一元受付の全体像はインターネット一元受付(建設工事)とは、申請の手順は国交省の入札参加資格申請の手順の記事にあります。

この入力欄が必要な人

手引きは、この画面を「次の機関への申請を希望する申請者」向けの入力として示しています。機関名は独立行政法人水資源機構です。申請しない場合は、この画面の入力は要りません。

手引きの注意書きに、この画面を入力する前に「業態調書-①」を必ず入力するよう書かれています。入力の順番に気をつけてください。

入力するのは3つ:希望工事・希望工事内容・技術者数

手引きが示す入力は次の3つです。

  1. 申請を希望する「希望工事種別」に対応した「希望工事」のチェックボックスをクリックします。
  2. 「希望工事内容」のAからKまでのコードを、種別に応じた決まりで入力します。
  3. 「ダム工事総括管理技術者数」の欄に、申請者のダム工事総括管理技術者数を半角数字で入力します。

手引きは、希望工事内容の調査は指名のための参考資料であり、受注工事を拘束するものではないと説明しています。

希望工事内容のコードの入れ方(種別ごとの違い)

コードの入れ方は、種別によって3通りあります。手引きの記載を表にまとめます。

水資源機構の「希望工事内容」の入力方法
希望工事種別コード入力する値
土木一式工事AからK(ダム・堰、水路、河川、シールド、トンネル、道路新設・改良、道路維持、橋梁下部、地すべり対策、深礎、杭打)希望するコードに「1」(複数選択可)
橋梁上部工事AからC(鋼橋、PC橋、PC以外のコンクリート橋)希望するコードに「1」
法面処理工事AからC(緑化、法枠、アンカー)希望するコードに「1」
機械設備工事AからE(ダム水門設備、河川用水門設備、ポンプ設備、ダム施工機械設備、ダム管理用機械設備)希望順位を「1」から「5」で入力。希望しないコードは空欄
電気工事AからE(一般電気、受変電設備、一般電気通信、通信設備、監視制御設備)希望するコードに「1」。B・D・Eで設備を自ら製作するものは「2」
塗装工事AからE(橋梁塗装・水門扉塗装、建物塗装、区画線、電気防食、その他一般塗装)希望するコードに「1」
その他の工事AからH(道路等維持、河川等維持、水路等維持、橋梁補修、道路等清掃、造園・植栽、さく井、その他)希望するコードに「1」

手引きは、これらの7種別を希望する方は、それぞれ「必ず入力してください」と示しています。チェックだけで終わらせず、コードまで入れます。

機械設備工事だけは、「1」ではなく希望の順位を入れます。手引きの例では、A(ダム水門設備)を1位、C(ポンプ設備)を2位にするとき、Aに「1」、Cに「2」を入れ、ほかは空欄にします。

電気工事の「2」は、設備を自ら製作する場合の値です。手引きは「自ら製作」を、自ら全体を設計したうえで主たる部分を製作し、全体の品質管理・検査も行うことと説明しています。

希望工事種別12区分と必要な許可

手引きの「令和9・10年度 独立行政法人水資源機構の希望工事種別と建設業法の建設工事(許可)の種類、及び主な工事内容」から、区分と許可の対応を抜き出します。

水資源機構の希望工事種別と建設業法の許可の種類
希望工事種別主な工事内容必要となる建設業の許可
土木一式工事ダム、堰、用水路、道路等の土木工事土木一式、とび・土工・コンクリート、解体
建築一式工事ダム、堰、用水路等に係る管理所及び宿舎等の建築工事建築一式
機械設備工事ダム水門設備、河川用水門設備、ポンプ設備、ダム施工機械設備、ダム管理用機械設備の工事機械器具設置、鋼構造物
電気工事通信施設、受変電設備を含む電気に関する一切の工事電気、電気通信、鋼構造物
橋梁上部工事鋼橋上部工事、PC橋上部工事(木橋工事は含まない)土木一式、鋼構造物
舗装工事アスファルト・コンクリート・ブロック舗装工事、路盤築造工事舗装
しゅんせつ工事しゅんせつ工事しゅんせつ
グラウト工事ボーリンググラウト工事土木一式、とび・土工・コンクリート、解体
法面処理工事緑化・法枠(モルタル吹付含む)・アンカー工事土木一式、とび・土工・コンクリート
暖冷房・衛生設備工事暖冷房・給排水設備工事、衛生・空気調和設備工事管、熱絶縁、水道施設、消防施設、清掃施設
塗装工事塗装工事塗装
その他の工事造園、流木処理、水路清掃、路面補修作業、除草、除雪、ガードレール・標識等の新設・補修、さく井工事など上記のいずれにも属さない工事建築一式、大工、左官、とび・土工・コンクリート、石、屋根、タイル・れんが・ブロック、防水、内装仕上、鋼構造物、鉄筋、板金、ガラス、機械器具設置、造園、さく井、建具、解体

上の表のとおり、区分は12あります。許可の欄には複数の種類が並ぶ区分があります。自社の許可がどの区分に当たるかは、この表と手引きで確かめてください。

土木一式工事の欄には、「土木一式」のほかに「とび・土工・コンクリート」「解体」も挙がっています。グラウト工事の欄も同じ組み合わせです。

認定通知書は出ない:名簿での確認

手引きの「お知らせ」は、水資源機構は参加資格認定通知書を発行していないと示しています。審査結果は、機構のホームページに掲載する「有資格業者名簿」で確認します。掲載は令和9年4月1日以降の予定です。

手引きには、入札情報メールマガジンの案内もあります。有資格業者名簿に登録されていて、配信登録を希望する事業者に、一般競争入札の入札公告の情報をメールで知らせる方式です。費用は無料です。

掲載は予定のため、最新の案内を機構のページで確かめてください。

確認した一次資料

まとめ

  1. 水資源機構は、令和9・10年度の建設工事の定期受付で一元受付に参加する機関の1つ。入力の前に業態調書-①を入れておく。
  2. 入力は、「希望工事」のチェック、「希望工事内容」のコード、ダム工事総括管理技術者数の3つ。
  3. 希望工事内容のコードは、土木一式・橋梁上部・法面処理・塗装・その他は「1」、機械設備は希望順位、電気は「1」か自ら製作の「2」。
  4. 希望工事種別は12区分で、区分ごとに対応する建設業の許可が違う。
  5. 認定通知書は出ない。結果は機構のホームページの有資格業者名簿で、令和9年4月1日以降(予定)に確認する。

受付期間や入力の細部は変わることがあるため、最新の手引きと国土交通省の案内で確認してください。次に知りたいことは、次の2本で確認できます。

手元の数字からP点を試算するなら経審P点シミュレーターが使えます。評点は概算で、正式な評点は審査結果が優先されます。

よくある質問

水資源機構の入札参加資格は、インターネット一元受付で申請できますか?
令和9・10年度の建設工事の定期受付では、水資源機構は一元受付に参加する機関の1つです。申請書の「登録部局等」の画面に、水資源機構用の入力欄があります。
水資源機構の入力画面では、何を入力しますか?
「希望工事」のチェック、「希望工事内容」のAからKまでのコード、ダム工事総括管理技術者数の3つです。入力の前に、業態調書-①を入れておく必要があります。
水資源機構の希望工事内容は、どう入力しますか?
土木一式工事、橋梁上部工事、法面処理工事、塗装工事、その他の工事は、希望するコードに「1」を入れます。機械設備工事は希望順位を「1」から「5」で入れ、電気工事は「1」か、自ら製作する設備には「2」を入れます。
水資源機構の希望工事種別は、いくつありますか?
手引きの表では、土木一式、建築一式、機械設備、電気、橋梁上部、舗装、しゅんせつ、グラウト、法面処理、暖冷房・衛生設備、塗装、その他の工事の12区分です。
水資源機構の認定通知書は、いつ届きますか?
認定通知書は発行されません。審査結果は、令和9年4月1日以降に機構のホームページへ掲載される有資格業者名簿で確認します。掲載は予定です。

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