インターネット一元受付(東日本高速道路株式会社)

東日本高速道路の入札参加資格申請|工事エリア4区分と希望工事内容のコード(令和9・10年度)

東日本高速道路株式会社は、建設工事の入札参加資格をインターネット一元受付で申請できる機関の1つです。入力する工事エリアとコード、希望工事種別の区分、認定通知書の扱いを、国土交通省の令和9・10年度の手引きから整理します。

国土交通省の手引き(令和9・10年度)で確認
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

東日本高速道路株式会社への申請では、希望する「工事エリア」にチェックを入れ、8つの工事種別では「希望する工事内容」のコード(A、B、C…)をエリアごとにチェックします。本社発注の工事は「関東」が工事エリアになります。認定通知書は出ず、結果は2027年4月1日以降(予定)に同社の検索システムで確認します。

この記事は、国土交通省の「建設工事 競争参加資格審査申請書作成の手引き」(インターネット編)の東日本高速道路株式会社の章をもとに、入力の決まりと区分をまとめます。一元受付の全体像は「インターネット一元受付(建設工事)とは」の記事に、申請の手順は「国交省の入札参加資格申請の手順」の記事にあります。

この入力欄が必要な人と、同意する約款

手引きは、この画面を「次の機関への申請を希望する申請者」向けの入力として示しています。機関名は東日本高速道路株式会社です。申請しない場合は、この画面の入力は要りません。

入力の前に、次の点が手引きに書かれています。

  • 画面の「許可番号」の下にある「約款」に同意できる人でなければ申請できません。「約款」ボタンから、同社のホームページにある「令和9・10年度競争参加資格の申請にあたり同意が必要な不正行為防止約款」を直接開けます。
  • 申請共通画面の「17 メールアドレス」に入れたアドレス宛てに、入札指名通知やその他の連絡が来ることがあります。手引きは、その点を了承するよう求めています。
  • 同社の「令和9・10年度競争参加資格審査受付のご案内【工事】」を必ず確認し、内容を理解して承諾したうえで申請手続きを行います。

工事エリア4区分と管轄する区域

申請を希望する希望工事種別に対応した「工事エリア」のチェックボックスをクリックします。工事エリアは複数選べます。工事エリアは、同社の本社と各支社(所属する工事事務所・管理事務所を含む)が管轄する区域です。

東日本高速道路株式会社における工事エリア
工事エリア管轄する区域
北海道北海道
東北青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県
新潟新潟県

本社発注の工事は、「関東」が工事エリアになります。長野県が「関東」に入っている点は、都道府県の地域区分と違うので注意してください。

手引きの入力例は、「土木工事」と「土木補修工事」で東北と関東を希望し、北海道と新潟は希望しない場合です。工事エリアは、仕事をしたい区域だけを選びます。

希望する工事内容のコード:8つの工事種別

手引きは、次の8つの工事種別を希望する人は、「希望する工事内容」を必ず入力するよう求めています。選んだ「工事エリア」に対応する、コード(Aから)のチェックボックスをクリックします。工事内容は、工事種別ごとに複数選べます。

手引きによると、「工事エリア」と「希望する工事内容」の確認結果は、条件付一般競争入札(指名併用型)で指名業者を選ぶ過程で使われます。

東日本高速道路の「希望する工事内容」とコード
工事種別コードコードと内容
土木工事A〜FA 土工、B 構造物、C 地すべり、D 軟弱地盤、E トンネル、F のり面
土木補修工事A〜F土木工事と同じ(A 土工、B 構造物、C 地すべり、D 軟弱地盤、E トンネル、F のり面)
橋梁補修工事A〜DA 上部工(PC橋・RC橋)、B 上部工(鋼橋等)、C 橋梁付属物、D 床版
塗装工事A〜BA 建物・橋梁塗装、B 区画線
道路付属物工事A〜DA 防護さく、B 遮音壁、C 標識、D トンネル内装
機械設備工事A〜IA トンネル非常用設備、B トンネル換気設備、C 集塵機設備、D 車重計設備、E 軸重計設備、F エレベーター昇降設備、G クレーン設備、H ポンプ設備、I 清掃点検等自動化設備
受配電設備工事A〜CA 受配電設備、B 自家発電設備、C 無停電電源設備
交通情報設備工事A〜GA 遠方監視制御設備・情報交換設備・情報ターミナル設備、B 伝送交換設備・衛星通信設備、C 可変式道路情報板設備・可変式速度規制標識設備・信号機設備、D 気象観測設備・交通量計測設備・画像設備、E 無線通信設備・トンネル内ラジオ再放送設備・トンネル内拡声放送設備・ハイウェイラジオ設備、F 路車間情報設備・ETC設備、G 料金収受設備

土木工事のコードの具体例は、Aの土工が「切盛土工」、Eのトンネルが「トンネル掘削、インバート設置、覆工補強等の工事」、Fののり面が「アンカー、法枠、吹付、落石・雪崩防止対策等の新設、改築、改良に係る工事」です。各コードの具体例は、手引きの表にあります。

手引きの入力例は、「土木工事」の希望する工事内容が東北と関東のA・C・Fで、「土木補修工事」が東北と関東のAの場合を示しています。

希望工事種別16区分と必要な許可

手引きの「東日本高速道路株式会社の希望工事種別及び主な工事内容」には、次の16区分があります。

東日本高速道路の希望工事種別と主な工事内容
希望工事種別主な工事内容
土木工事道路の土構造物(のり面保護を含む)、トンネル、コンクリート構造物(橋脚、カルバートボックスなど。橋梁上部工を除く)の新設、改築
土木補修工事同じ構造物の改良(耐震補強対策を含む)、特定更新、維持修繕、補修、災害復旧
舗装工事道路の舗装(床版防水工を含む)の新設、改築、改良、災害復旧、特定更新、維持修繕
PC橋上部工工事道路の新設に係るPC橋上部工
鋼橋上部工工事道路の新設に係る鋼橋上部工
橋梁補修工事道路橋(PC橋または鋼橋)の上部工、鋼製橋脚、橋梁付属物工の改築、改良、特定更新、維持修繕、補修、災害復旧
建築工事事務所、料金所、休憩施設のトイレ、雪氷詰所、電気室、車庫、社員宿舎などの新設、改築、大規模な修繕・模様替え、解体
電気工事道路照明施設、電力ケーブル施設(管路を含む)、屋内電気施設の新設、改良、維持修繕
通信工事有線電気通信線路(管路を含む)の新設、改良、維持修繕
管工事給排水施設、衛生施設、ガス施設、空気調和施設、散水・融雪施設、浄化槽、水洗トイレ施設などの新設、改良、維持修繕
塗装工事鋼橋等の塗装(塗替塗装を含む)、道路に係る区画線
造園工事道路の新設、改築、改良、維持修繕に係る造園
道路付属物工事防護柵、立入防止柵、落下物防止柵、遮音壁、防雪柵、道路標識、トンネル内装板などの新設、改築、改良、維持修繕
機械設備工事トンネル非常用設備、トンネル換気設備、車重計・軸重計・エレベーター・クレーン・ポンプ・清掃点検等自動化の各設備の「機器製作・据付・試験調整」を一連で行う工事
受配電設備工事受配電設備、自家発電設備、無停電電源設備、直流電源設備の「機器製作・据付・試験調整」を一連で行う電気工事
交通情報設備工事遠方監視制御設備、伝送交換設備、可変式道路情報板設備、気象観測設備、無線通信設備、料金収受設備、ETC設備などの「機器製作・据付・試験調整」を一連で行う通信工事

申請できる区分は、持っている許可と経営事項審査で決まります。手引きは、希望工事種別に対応する建設工事(許可)の種類のうち1種類以上の許可を受け、かつ、その許可の経営事項審査を受けていなければ申請できないとしています。区分ごとの許可の対応は、手引きの対応表で確認してください。

機械設備工事・受配電設備工事・交通情報設備工事は、機器の製作から据付、試験調整までを一連で行う工事が対象です。据付だけの工事かどうかを、申請前に区分の説明と照らして確かめます。

認定通知書は出ない:検索システムと同社の案内の確認

手引きは、東日本高速道路株式会社は認定通知書を発行しないと示しています。審査結果(認定内容)は、同社ホームページの「有資格者情報検索システム」で確認します。掲載は令和9年(2027年)4月1日以降の予定です。

同社のホームページには、競争参加資格のご案内のページがあります。受付の案内は、申請の前に必ず読んでください。

一元受付に参加する機関のうち、東日本高速道路のほか、中日本高速道路、西日本高速道路、首都高速道路、阪神高速道路、本州四国連絡高速道路なども、手引きの上では認定通知書を発行しない機関に入っています。通知書が届かないから申請が通っていない、とは限りません。

確認した一次資料

まとめ

  1. 東日本高速道路は、令和9・10年度の建設工事の定期受付で一元受付に参加する機関の1つ。画面の約款に同意できることが条件。
  2. 工事エリアは北海道・東北・関東・新潟の4つで複数選べる。長野県は「関東」、本社発注の工事も「関東」。
  3. 土木、土木補修、橋梁補修、塗装、道路付属物、機械設備、受配電設備、交通情報設備の8つは、工事エリアごとに希望する工事内容のコードをチェックする。
  4. 希望工事種別は16区分。対応する許可を1種類以上受け、その許可の経営事項審査も受けていなければ申請できない。
  5. 認定通知書は出ない。結果は同社の有資格者情報検索システムで、2027年4月1日以降(予定)に確認する。

受付期間や入力の細部は変わることがあるため、最新の手引きと国土交通省の案内で確認してください。次に知りたいことは、次の2本で確認できます。

手元の数字からP点を試算するなら経審P点シミュレーターが使えます。評点は概算で、正式な評点は審査結果が優先されます。

よくある質問

東日本高速道路の入札参加資格は、インターネット一元受付で申請できますか?
令和9・10年度の建設工事の定期受付では、東日本高速道路株式会社は一元受付に参加する機関の1つです。申請書の「登録部局等」の画面に、同社用の入力欄があります。
東日本高速道路の「工事エリア」は何を選びますか?
北海道、東北、関東、新潟の4つから、申請を希望するエリアのチェックボックスをクリックします。複数選べます。長野県は「関東」に入り、本社発注の工事も「関東」が工事エリアになります。
「希望する工事内容」のコードは、どの工事種別で入力しますか?
土木、土木補修、橋梁補修、塗装、道路付属物、機械設備、受配電設備、交通情報設備の8つの工事種別を希望する場合に、工事エリアに対応するコード(Aから)のチェックボックスをクリックします。
東日本高速道路の希望工事種別は、いくつありますか?
手引きの表では、土木、土木補修、舗装、PC橋上部工、鋼橋上部工、橋梁補修、建築、電気、通信、管、塗装、造園、道路付属物、機械設備、受配電設備、交通情報設備の16区分です。
東日本高速道路の認定通知書は、いつ届きますか?
認定通知書は発行されません。審査結果は、同社ホームページの有資格者情報検索システムで確認します。掲載は2027年4月1日以降の予定です。

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