インターネット一元受付(首都高速道路株式会社)

首都高速道路の入札参加資格申請|希望工事種別17区分と希望工事内容のコード(令和9・10年度)

首都高速道路株式会社は、建設工事の入札参加資格をインターネット一元受付で申請できる機関の1つです。拠点の条件、希望工事種別17区分と必要な許可、「希望工事内容・順位」に入れるコード、認定通知書が出ない点を、国土交通省の手引きから整理します。

国土交通省の手引き(令和9・10年度)で確認
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

首都高速道路株式会社への申請では、希望工事種別に対応する「希望工事」にチェックを入れ、14の工事種別では「希望工事内容・順位」にコードを希望する順に半角で入れます。1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)のどこかに本社、支社または営業所等の拠点があることが必要です。認定通知書は出ず、結果は2027年4月1日以降に同社ホームページの有資格業者名簿で確認します。

この記事は、国土交通省の「建設工事 競争参加資格審査申請書作成の手引き」(インターネット編)の首都高速道路の章をもとに、入力の決まりと区分をまとめます。一元受付の全体像はインターネット一元受付(建設工事)とは、申請の手順は国交省の入札参加資格申請の手順の記事にあります。

この入力欄が必要な人と、拠点の条件

手引きは、この画面を「次の機関への申請を希望する申請者」向けの入力として示しています。機関名は首都高速道路株式会社です。申請しない場合は、この画面の入力は要りません。

手引きの注意書きに、この画面を入力する前に「業態調書-①」を必ず入力するよう書かれています。もう1つ、首都高速道路に申請する場合は、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)のいずれかに本社、支社または営業所等の拠点を有していることが必要です。

入力するのは3つ:希望工事・コード・営業用連絡先本支店

手引きが示す入力は次の3つです。

  1. 申請を希望する「希望工事種別」に対応した「希望工事」のチェックボックスをクリックします。
  2. チェックした工事種別のうち、後述する14の工事種別(手引きの(ア)から(セ))については、「希望する工事の内容」に対応するコードを、希望する順番に「希望工事内容・順位」の欄へ半角文字で入力します。画面右上の「工種の説明」をクリックしても、コードを見られます。
  3. 「営業用連絡先本支店選択」をクリックし、ポップアップ画面で連絡先欄から本支店を1つ選びます。選んだ本支店の担当者名は必ず入力します。

コードの選択が設けられている工事種別は、入力忘れや抜けがないよう注意するよう、手引きに書かれています。希望しない工事のコードは入れません。

希望工事種別17区分と必要な許可

手引きの「2027・2028年度 首都高速道路株式会社の希望工事種別及び主な工事内容」から、区分と許可の対応を抜き出します。表の前の注意書きに、右欄の許可のうち1種類以上を受けていて、かつ、その許可の経営事項審査を受けていなければ、対応する希望工事種別は申請できないとあります。

首都高速道路の希望工事種別と建設業法の許可の種類
希望工事種別主な工事内容必要となる建設業の許可(1種類以上)
土木工事道路の新設、改築、改良、災害復旧に係る土木工事土木一式、とび・土工・コンクリート、石、タイル・れんが・ブロック、鋼構造物、内装仕上、水道施設、解体
建築工事事務所、料金所、換気所、パーキングエリア、倉庫、駐車場、社宅等の新設、改築、改良に係る建築工事建築一式、鋼構造物、建具、清掃施設
舗装工事道路の新設、改築、改良、災害復旧に係る舗装工事舗装
鋼橋工事道路の新設、改築、改良、災害復旧に係る鋼橋工事とび・土工・コンクリート、鋼構造物、解体
プレストレストコンクリート橋工事道路の新設、改築、改良、災害復旧に係るプレストレストコンクリート橋工事土木一式、とび・土工・コンクリート、解体
電気工事電気設備の新設、改良、災害復旧に係る電気工事電気
電気通信工事電気通信設備の新設、改良、災害復旧に係る電気通信工事電気通信、消防施設
管工事給排水設備、衛生設備、ガス設備、空気調和設備、建築物の消火設備、融雪設備等の新設、改良に係る管工事管、熱絶縁、水道施設、消防施設
塗装工事鋼橋等の塗装工事塗装
造園工事パーキングエリア、路傍等の植樹、張芝、は種等の造園工事造園
機械器具設置工事トンネル換気設備、排水ポンプ設備、トンネル消火設備、水噴霧設備、軸重測定設備、建築物昇降機設備等の新設、改良に係る工事鋼構造物、機械器具設置、清掃施設
遮音壁工事遮音壁及び裏面吸音板の新設、改築、改良に係る工事土木一式、とび・土工・コンクリート、石、タイル・れんが・ブロック、鋼構造物、鉄筋、解体
標識工事道路標識の設置工事土木一式、とび・土工・コンクリート、鋼構造物、板金、解体
区画線工事道路の区画線工事塗装
道路保全土木工事道路の土木構造に係る維持修繕工事及び緊急応急作業土木一式、とび・土工・コンクリート、タイル・れんが・ブロック、鋼構造物、舗装、塗装、防水、造園、解体
道路保全施設工事道路付属建築物の建築工事、並びに道路及び道路付属建築物の電気、電気通信、管、機械器具設置工事に係る維持修繕工事と維持修繕作業(保守、交通事故復旧、雪害作業等の緊急応急作業)建築一式、電気、管、鋼構造物、機械器具設置、熱絶縁、電気通信、水道施設、消防施設
その他上記以外の工事上記以外の工事屋根、鉄筋、しゅんせつ、板金、ガラス、さく井

道路清掃は、この表の区分には含まれません。手引きは、道路清掃についてはインターネット受付を利用できず、電子メールで申請するよう求めています。詳しくは同社ホームページの「書類作成の手引き」で確かめます。

申請できる希望工事種別は、持っている許可と経営事項審査で決まります。表の右欄の許可を1種類以上受けていて、その許可の経営事項審査も受けていることが前提です。

希望工事内容のコード:14の工事種別

手引きは、土木、舗装、鋼橋、電気、電気通信、管、塗装、機械器具設置、遮音壁、標識、区画線、道路保全土木、道路保全施設、その他の14の工事種別で「希望する工事の内容」のコードを入れるよう示しています。建築工事、プレストレストコンクリート橋工事、造園工事は対象外と書かれており、コードの入力はありません。

入力する欄の数は工事種別ごとに決まっています。コードは、希望する順番に、1番目の欄から入れます。

首都高速道路の「希望する工事の内容」とコード
工事種別順位の欄コードと内容
土木工事1〜6A 構造物、B 床版、C トンネル、D 道路、E 地盤改良、F トンネル内装
舗装工事1〜2A 新設、B 維持補修
鋼橋工事1〜2A 橋梁、B その他
電気工事1〜4A 道路照明設備等、B 建築電気設備、C 受配電設備、D 自家発電設備
電気通信工事1〜6A 通信設備等、B 道路交通情報提供設備、C 道路交通量計測設備、D 道路交通情報収集設備、E 道路情報通信設備、F 道路情報処理設備
管工事1〜4A 管工事、B 熱絶縁工事、C 水道施設工事、D 消防施設工事
塗装工事1〜2A 新設鋼橋、B 塗替鋼橋
機械器具設置工事1〜6A 排水ポンプ設備、B トンネル換気設備、C 昇降機設備、D トンネル消火設備、E 軸重測定設備、F その他機械設備
遮音壁工事1〜2A 新設、B 維持補修
標識工事1〜2A 新設、B 維持補修
区画線工事1〜2A 新設、B 維持補修
道路保全土木工事1〜2A 土木、B 鋼橋
道路保全施設工事1〜5A 建築、B 電気、C 電気通信、D 管、E 機械器具設置
その他上記以外の工事1〜2A しゅんせつ、B その他

各コードの工事の具体例(たとえば「構造物」に含まれる工事)は、手引きの表にあります。コードの意味は、画面の「工種の説明」でも確かめられます。

管の完成工事高は細区分工種で分けて入れる

手引きの完工高の入力画面(Ⅳ章)には、首都高速道路を使った入力例が載っています。経営事項審査の総合評定値通知書で「管」の年間平均完成工事高が10億円の業者が一元受付を申請する場合、次のようになります。

  1. 申請者が、「管」の10億円を工事内容に合わせて、細区分工種の「暖冷房衛生設備」3億円、「水処理設備」5億円、「施設保全」2億円に分けて入力します。
  2. 首都高速道路では、希望工事種別「管工事」3億円、「その他(申請外)」5億円、「道路保全施設工事」2億円として自動で計上されます。

同じ例で、日本下水道事業団では「建築機械設備工事」10億円として自動計上されます。手引きは、登録を希望するかどうかにかかわらず、細区分工種に対応した希望工事種別の年間平均完成工事高は自動で計算されると説明しています。希望するかどうかは、各機関の「完工高・希望工事」画面で、該当する部局にチェックが入っているかで判断されます。

認定通知書は出ない:名簿と同社の手引きの確認

手引きの「お知らせ」は、首都高速道路では競争参加資格認定通知書を発行しないと示しています。認定結果と認定内容は、2027年4月1日以降に同社のホームページに掲載される「有資格業者名簿」で確認します。掲載は予定のため、最新の案内で確かめてください。

もう1つ、同社のホームページに掲載する競争参加資格の「書類作成の手引き」を必ず確認し、内容を理解して承諾したうえで申請手続きを行うよう求められています。国土交通省の手引きだけでなく、同社の手引きにも目を通します。

同社の電子入札システムは「電子入札コアシステム」を採用しています。利用する場合は、申請とは別に「利用者登録」などの事前準備が必要です。

確認した一次資料

まとめ

  1. 首都高速道路は、令和9・10年度の建設工事の定期受付で一元受付に参加する機関の1つ。入力の前に業態調書-①を入れ、1都3県に拠点があることが必要。
  2. 入力は、「希望工事」のチェック、14の工事種別の「希望工事内容・順位」のコード、営業用連絡先本支店と担当者名の3つ。
  3. 希望工事種別は17区分。建築・プレストレストコンクリート橋・造園はコードの入力がなく、道路清掃は電子メールで申請する。
  4. 対応する許可を1種類以上受け、その許可の経営事項審査も受けていなければ、その区分は申請できない。
  5. 認定通知書は出ない。結果は同社の有資格業者名簿で、2027年4月1日以降(予定)に確認する。同社の手引きの確認も求められる。

受付期間や入力の細部は変わることがあるため、最新の手引きと国土交通省の案内で確認してください。次に知りたいことは、次の2本で確認できます。

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よくある質問

首都高速道路の入札参加資格は、インターネット一元受付で申請できますか?
令和9・10年度の建設工事の定期受付では、首都高速道路株式会社は一元受付に参加する機関の1つです。申請書の「登録部局等」の画面に、同社用の入力欄があります。道路清掃だけは電子メールで申請します。
首都高速道路に申請するには、どこに拠点が必要ですか?
手引きでは、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)のいずれかに本社、支社または営業所等の拠点を有していることが必要とされています。
「希望工事内容・順位」には何を入力しますか?
土木、舗装、鋼橋、電気、電気通信、管、塗装、機械器具設置、遮音壁、標識、区画線、道路保全土木、道路保全施設、その他の14の工事種別では、希望する工事の内容に対応するコードを、希望する順番に半角で入力します。
首都高速道路の希望工事種別は、いくつありますか?
手引きの表では、土木、建築、舗装、鋼橋、プレストレストコンクリート橋、電気、電気通信、管、塗装、造園、機械器具設置、遮音壁、標識、区画線、道路保全土木、道路保全施設、その他の17区分です。
首都高速道路の認定通知書は、いつ届きますか?
認定通知書は発行されません。審査結果は、2027年4月1日以降に同社のホームページへ掲載される有資格業者名簿で確認します。掲載は予定です。

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