八戸市の入札参加資格と経審|主観的評価9項目・通知書の出し直し
八戸市の工事の入札参加資格で、経審の通知書をどう出すか、市内業者だけに付く主観的評価の9項目と点数、通知書の期限切れ前の出し直し、定期審査と中間審査の時期を、市の申請要領から整理します。
八戸市 令和8・9年度 建設工事競争入札参加資格審査 申請要領(定期審査用)令和7年12月八戸市の工事の入札参加資格では、経営事項審査(経審)の総合評定値通知書の写しを出します。市内に本店がある会社(市内業者)は、さらに主観的評価項目申告書を出し、エコアクション21や除雪業務の実績など9項目で点数がつきます。登録の有効期間は2年で、市内業者には間の年に中間審査があります。
この記事は、市が公開した令和8・9年度の定期審査の申請要領(令和7年12月)を原文で確認してまとめます。次の定期審査の日程は、この要領には載っていません。経審の点数そのものは経審のP点の計算の仕組みで確認できます。
経審に関わる資格要件
要領は、建設業法第27条の23第2項に規定する経営事項審査を受けていない人は、申請できないとしています。使える通知書は、審査基準日が令和6年6月30日から申請日までの間のもので、申請日現在で最新のものに限ります。
希望する工事種別について、総合評定値や直前2・3事業年度の年間平均完成工事高が通知書にない人も、その種別では申請できません。許可を持っていても、経審でその業種を受けていなければ、通知書に点数も完成工事高も載らないため、その種別は希望できません。
提出する通知書と出し直しの期限
提出書類(1)〜(13)は市内業者と市外業者に共通で、その1つが総合評定値通知書の写しです。市内業者は2部、市外業者は1部と書かれています。市内業者の定義は「八戸市内に本店を有する建設業者」で、市内業者以外はすべて市外業者です。
市内業者には、もう1つ守る点があります。受付期間内に出した通知書の有効期間(経審の審査基準日から1年7か月)が切れる前に、新しい通知書の写し(A4判)を1部出します。メールか郵送でも出せます。
登録後に商号・本店の所在地・代表者・使用印鑑が変わったときは、記載事項変更届を速やかに出します。
市内業者だけに付く主観的評価9項目
市内業者は、主観的評価項目申告書(工事第12号様式)を必ず出します。該当する項目がなくても出す決まりです。市外業者は対象になりません。9項目と点数を、要領の表から抜き出します。
| 番号 | 項目 | 点数と条件 |
|---|---|---|
| 1 | エコアクション21認証取得 | 4点。令和8年1月1日に有効期間内であること。経審の通知書でISO14001またはエコアクション21の欄が「有」なら評価しない |
| 2 | 除雪業務の請負実績 | 20点。令和7年度に、市道などの除雪の請負・車両の貸与、国や県の国道・県道の除雪の請負、またはその下請のいずれかがある |
| 3 | 工事成績評定点 | −15点〜15点。令和6・7年度に完成検査が終わった工事の、工事種別ごとの評定点の平均。提出書類なし |
| 4 | 災害対応協力業者 | 5点。市と災害時の支援協力に関する協定、または大規模災害時の建築物等の解体撤去に関する協定を結んだ団体の会員 |
| 5 | 障がい者の雇用 | 5点。報告義務のある事業所(従業員40.0人以上)で法定雇用率2.5%を達成、または報告義務のない事業所で障がい者を雇用 |
| 6 | 継続教育の学習プログラム受講 | 1点〜10点。土木CPDS・建築CPD・造園CPDの取得ユニットまたは単位の合計に応じる |
| 7 | 新規学卒者の雇用 | 1人につき5点(上限2人)。令和5年1月1日から令和7年12月31日までに学校を卒業・修了し、令和8年1月1日に常時雇用している人 |
| 8 | 一般事業主行動計画の策定 | 5点。常時雇用が100人以下で、計画の策定義務がない事業所が、女性活躍推進法または次世代育成支援対策推進法に基づく計画を労働局に届け出ている(計画期間が過ぎたものを除く) |
| 9 | 更生保護協力雇用主の登録 | 5点。青森保護観察所に協力雇用主として登録している |
今回の変更点は2つです。工事成績評定点は、評定点の平均が上がって配点が偏ったため、基準を見直しました。あおもり働き方改革推進企業認証は、県の制度が令和7年3月31日で終わったため、項目から外れました。
1のエコアクション21は、経審の通知書のISO14001・エコアクション21の欄が「有」の会社には、市の点数がつきません。経審での環境の加点は経審のISO認証・エコアクション21の加点で確認できます。
定期審査と中間審査の時期
八戸市の工事の資格審査は、2年に1回の定期審査と、その間の年の中間審査に分かれます。
| 種類 | 対象 |
|---|---|
| 定期審査 | 名簿に載っている全員(更新)と、新たに受ける人 |
| 中間審査 | 名簿に載っている市内に本店がある人、工事種別を追加する人、新たに受ける人 |
令和8・9年度の定期審査は、受付期間が令和8年1月6日から2月20日まで(土日祝を除く)で、郵送は2月6日の消印まででした。登録の有効期間は令和8年6月1日から令和10年5月31日までの2年間です。
市内業者は、令和9年1月頃に中間審査(再審査)がある予定と、要領に書かれています。市の受付ページには、受付期間内に出せなかったときは、令和8年度の受付(中間審査)まで申請できないとあります。
申請できる工事種別は29業種で、希望できるのは10業種までです。等級を付けるのは、土木・建築・電気・管・舗装の5工種だけです。各等級の総合評定値の区分は、審査の状況を見て市が公表します。最新の日程と条件は、市のページで確認してください。
確認した一次資料
- 八戸市 令和8・9年度建設工事競争入札参加資格審査申請要領【定期審査用】(資格要件、提出書類、通知書の出し直し、主観的評価項目、受付期間、有効期間、2026-10-19確認)
- 八戸市「令和8・9年度 建設工事競争入札参加資格審査」ページ(受付期間、中間審査の扱い、2026-10-19確認)
まとめ
- 八戸市の工事の資格には、経審の受審が前提。審査基準日が令和6年6月30日以降の通知書の写しを出す。
- 市内業者は、通知書の有効期間(基準日から1年7か月)が切れる前に、新しい通知書の写しを出し直す。
- 主観的評価は市内業者だけの9項目で、除雪業務の請負実績が20点、工事成績評定点が−15〜15点。
- 定期審査は2年に1回。市内業者の次の中間審査は、令和9年1月頃の予定。
受付期間や条件は変わることがあるため、最新の申請要領で確認してください。次に知りたいことは、次の2本で確認できます。
- 入札で使う点数の見方:経審のP点と入札ランクの関係
- 県の扱い:青森県の工事の入札参加資格と経審
手元の数字からP点を試算するなら経審P点シミュレーターが使えます。評点は概算で、正式な評点は審査結果が優先されます。
よくある質問
- 八戸市の工事の入札参加資格に、経審は必要ですか?
- 必要です。申請要領は、建設業法第27条の23第2項の経営事項審査を受けていない人は申請できないとしています。審査基準日が令和6年6月30日から申請日までの間の総合評定値通知書の写しを出します。
- 八戸市の主観的評価は、誰に付きますか?
- 八戸市内に本店がある市内業者だけです。エコアクション21、除雪業務の請負実績、工事成績評定点など9項目があり、市外業者は対象になりません。該当がなくても、申告書は必ず出します。
- 八戸市で、経審の通知書を出し直す必要はありますか?
- 市内業者は必要です。受付期間内に出した通知書の有効期間(審査基準日から1年7か月)が切れる前に、新しい通知書の写しを1部出します。出さないと入札に参加できないことがあります。
- 八戸市の入札参加資格は、いつ申請できますか?
- 定期審査は2年に1回です。令和8・9年度分の受付は令和8年1月6日から2月20日まででした。市内業者には、令和9年1月頃に中間審査がある予定です。次の定期審査の日程は、要領には載っていません。
- 八戸市で申請できる工事種別は、いくつですか?
- 29業種から、10業種までです。等級を付けるのは、土木・建築・電気・管・舗装の5工種だけです。
公開日: 2026-10-19
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