受審後の実務

蒲郡市の工事の入札参加資格と経審|特A・A・Bの格付基準・発注基準額・令和8・9年度の受付

蒲郡市の建設工事の入札参加資格で、経審の総合評点と市の工事成績から決まる特A・A・Bの格付、設計金額ごとの発注基準、令和8・9年度の定時受付と随時受付の期間、別送書類の期限を、市の申請要領と要領2本から整理します。

蒲郡市 建設工事 格付要領 選定要領 あいち電子調達共同システム
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

蒲郡市の建設工事の入札参加資格は、あいち電子調達共同システムで申請します。令和8・9年度の定時受付は令和8年1月5日から2月16日までで終わっていて、令和8年4月1日から令和10年1月31日までは随時受付です。市内に本店・支店・営業所がある業者は、経審の総合評点に市の工事成績の点(主観点数)を足した総合点数と、平均完成工事高で、特A・A・Bに格付けされます。

この記事は、市の「令和8・9年度 入札参加資格審査申請要領【建設工事】」、「蒲郡市建設工事請負業者格付要領」、「蒲郡市建設工事請負業者選定要領」(どちらも令和8年4月1日施行)を原文で確認して整理します。同じ愛知県内の市の例は岡崎市の入札参加資格と経審、県の制度は愛知県の入札参加資格と経審で説明しています。

申請の受付期間と経審の条件

申請は、あいち電子調達共同システム(CALS/EC)の画面から入力して送信します。建設業の許可を持ち、希望する業種の経審の総合評定値の通知を受けていることが、共通の要件です。

令和8・9年度の受付(建設工事)
区分受付期間経審の条件
定時受付令和8年1月5日から2月16日まで(受付は終了)審査基準日が令和6年7月1日から令和7年6月30日の間
随時受付令和8年4月1日から令和10年1月31日まで申請日の直前に受けたもので、申請日からさかのぼって1年7か月以内が審査基準日
  • 受付は平日の午前8時から午後8時までです。随時受付は12月29日から1月3日も除かれます。
  • 送信後は内容を修正できません。定時受付の期間中は、定時受付と随時受付の申請の取下げもできません。
  • 決算期の変更や合併・分割などで審査基準日が定時受付の期間に当たらないときは、変更後の審査基準日の通知があれば要件を満たすとされています。

経審の有効期間の逆算は経審の有効期間と逆算で説明しています。

特A・A・Bの格付基準

格付の対象は、市内に本店・支店・営業所などを持つ業者(市内業者)です。業種は、土木一式、建築一式、電気、管、舗装、塗装、造園、水道施設の8つです。総合点数と平均完成工事高の両方がそろった等級になります。

総合点数は、経審の総合評点(客観点数)に主観点数を足した値です。完成工事高は、経審結果の平均完成工事高を使います。
土木一式・建築一式・電気・管の格付基準(総合点数と完成工事高の双方)
業種特AAB
土木一式1,100点以上かつ5億円以上750点以上かつ1億円以上上記以外
建築一式1,000点以上かつ5億円以上600点以上かつ1億円以上上記以外
電気1,000点以上かつ5億円以上550点以上かつ5,000万円以上上記以外
管1,000点以上かつ5億円以上600点以上かつ5,000万円以上上記以外
  • 舗装は、特Aが1,100点以上かつ5億円以上、Aが650点以上かつ3,000万円以上です。
  • 塗装は特Aが1,000点以上かつ3,000万円以上、造園と水道施設は特Aが1,000点以上かつ1億円以上で、それ以外はAとされています。Bの扱いを含め、細かい区切りは格付要領の表で確かめてください。
  • 新規業者(過去に一度も市へ申請書を出していない業者)と、創業後2年を経過していない業者は、最下位の等級に格付けされます。

主観点数の表(市の工事成績)

主観点数は、格付基準日(格付を行う年の2月15日)の直前2年間(暦年)に市が発注した工事の成績評定の平均点で決まります。小数点以下は切り捨てです。この2年間に成績評定がなければ0点です。

成績評定の平均点と主観点数
平均点評定3回未満評定3回以上
90点以上100点50点100点
85点以上90点未満40点80点
80点以上85点未満25点50点
75点以上80点未満10点20点
70点以上75点未満5点10点
65点以上70点未満0点0点
60点以上65点未満マイナス50点マイナス100点
60点未満マイナス100点マイナス200点

評定が3回以上あると、加点も減点も2倍になります。市の工事で65点を下回ると、総合点数が下がって等級に響きます。

設計金額ごとの発注基準と指名の決まり

選定要領は、等級ごとに、どの設計金額の工事を指名の対象にするかを決めています。

設計金額による発注基準(土木一式・建築一式・電気・管)
等級土木一式建築一式電気・管
特A4,500万円以上4,500万円以上4,500万円以上
A3,000万円以上4,500万円未満1,500万円以上4,500万円未満1,000万円以上4,500万円未満
AとB―500万円以上1,500万円未満500万円以上1,000万円未満
B3,000万円未満500万円未満500万円未満
  • 指名は、原則として発注基準に合う等級から選びます。必要があるときは、1つ上か1つ下の等級からも選べます。
  • 指名競争入札の業者数は、設計金額500万円未満が5人以上、500万円以上1,000万円未満が6人以上、1,000万円以上3,000万円未満が7人以上、3,000万円以上が8人以上です。
  • 市内に本店・支店・営業所などを持つ業者が優先されます。
  • 平均完成工事高が、土木一式・建築一式・舗装は2,000万円、電気・管・塗装・造園は1,000万円、水道施設は500万円に満たない業者は、選定の対象外です。
  • 設計金額1,000万円以上で指名競争入札にするときは、資格審査会がその都度審査します。

最低制限価格や低入札の調査は最低制限価格の解説で説明しています。

別送書類の期限と資格の有効期間

データを送信したあとは、到達確認画面から別送書類送付書を印刷し、封筒に貼って書類を郵送します。書類は申請日から見て発行日が3か月以内のものです。

  • 提出期日は、データの送信日から7日以内の必着です。定時受付の最終期限は令和8年2月24日(火)必着でした。
  • 期限内に別送書類が届かないと、不受理になることがあります。
  • 書類に不備があると補正の指示が出ます。進み具合は、システムの申請状況照会で確認します。
  • 結果は書面では通知されません。審査が終わるとメールが届き、システムの格付結果照会で見ます。
  • 資格の有効期間は、決定の日(定時受付分は令和8年4月1日)から令和10年3月31日までです。令和10年4月1日以降も、新しい資格者が決まるまでは従前の資格が効力を持ちます。
  • 格付は隔年で行われ、格付名簿は契約検査課で閲覧できます。

確認した一次資料

この記事は、令和8・9年度の申請要領と、令和8年4月1日施行の2つの要領を整理したものです。舗装・塗装・造園・水道施設の細かい区切りと発注基準は、要領の表が複数段に組まれているため、この記事では一部を載せていません。申請の可否や格付の結果は、市の審査が優先されます。

まとめ

  1. 申請はあいち電子調達共同システム。令和8・9年度の定時受付は終了し、随時受付は令和10年1月31日まで。
  2. 随時受付の経審は、申請日からさかのぼって1年7か月以内の審査基準日のものが必要。
  3. 市内業者は、経審の総合評点に主観点数を足した総合点数と平均完成工事高で、特A・A・Bに格付けされる。土木一式のAは750点以上かつ1億円以上。
  4. 主観点数は市の工事成績の平均点で決まり、評定3回以上は加点・減点が2倍。65点未満は減点。
  5. 別送書類は送信から7日以内の必着。資格の有効期間は令和10年3月31日まで。

よくある質問

蒲郡市の建設工事の入札参加資格は、いつ申請できますか?
令和8・9年度の定時受付は令和8年1月5日から2月16日までで、終わっています。随時受付は令和8年4月1日から令和10年1月31日までで、あいち電子調達共同システムで申請します。
蒲郡市の土木一式で、Aの格付基準は何点ですか?
総合点数が750点以上で、かつ平均完成工事高が1億円以上です。総合点数は、経審の総合評点に市の工事成績から決まる主観点数を足した値です。特Aは1,100点以上かつ5億円以上です。
蒲郡市の主観点数は、どう決まりますか?
格付基準日の直前2年間に市が発注した工事の成績評定の平均点で決まります。評定が3回以上あると、加点も減点も3回未満の2倍になります。成績評定がなければ0点です。
蒲郡市の別送書類は、いつまでに出しますか?
データ送信日から7日以内の必着です。定時受付の最終期限は令和8年2月24日でした。期限内に届かないと、不受理になることがあります。
蒲郡市の入札参加資格は、いつまで有効ですか?
決定の日(定時受付分は令和8年4月1日)から令和10年3月31日までです。それ以降も、新しい資格者が決まるまでは従前の資格が効力を持ちます。

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