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経審のZ2(元請完成工事高)とは|完成工事高との違いとZ評点への反映

発注者から直接請け負った完成工事高を、業種別・平均方式別に確認します。

国土交通省の事務取扱通知
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

Z2は、発注者から直接請け負った工事の年間平均完成工事高を評価する点数です。すべての完成工事高を評価するX1とは対象範囲が異なり、Z評点のうち20%を構成します。

Z2の元請完成工事高とは

国土交通省の事務取扱通知は、種類別年間平均元請完成工事高を、直前2年または直前3年の各事業年度における「発注者から直接請け負った完成工事高」の種類別年間平均と定めています。

元請として完成させた工事が対象であり、下請として施工した工事の完成工事高はZ2の元請完成工事高には含めません。元請・下請を合わせた完成工事高と混同しないことが出発点です。

X1の完成工事高との違い

X1とZ2で評価する完成工事高の違い
項目評価対象使われる評点
X1業種別の完成工事高経営規模
Z2業種別のうち、発注者から直接請け負った完成工事高技術力Z

同じ工事売上でも、下請工事はX1には含まれますが、Z2の元請完成工事高には含まれません。したがって、X1の完成工事高とZ2の元請完成工事高が同額になるとは限りません。

Z評点への反映

Z評点は、技術職員数の点数Z1と、元請完成工事高の点数Z2を組み合わせて求めます。

Z評点=Z1×0.8+Z2×0.2(合計後の小数点以下を切り捨て)

Z2はZ評点の20%で、残り80%は技術職員数です。元請完成工事高が増えた場合のP点差は、現在のZ1や他の評点、端数処理によって変わります。金額だけから最終的なP点差を固定することはできません。

業種別・平均方式の制約

Z2も、許可を受けた建設業に係る建設工事の種類ごとに算定します。土木一式と舗装を受審する場合、それぞれの元請完成工事高を分けて確認します。

Z2の直前2年平均・3年平均は、X1で選んだ方式と同じでなければなりません。X1だけ2年平均、Z2だけ3年平均という組み合わせは選べません。また、平均方式は全審査対象業種で統一する必要があります。

平均方式の会社全体での比較は完成工事高の2年平均・3年平均、業種ごとの入力範囲はP点が業種ごとに異なる理由で解説しています。

入力で起きやすい取り違え

  1. 完成工事高合計をそのまま入れない元請として発注者から直接請け負った部分だけを確認します。
  2. 対象業種を混ぜない選択した建設工事の種類に対応する元請完成工事高を使います。
  3. X1と平均方式をそろえる2年平均・3年平均の選択をX1と一致させます。
  4. 通知書または申請資料と照合する工事種類別完成工事高・元請完成工事高の欄を確認してからP点シミュレーターへ入力します。

確認した一次資料

まとめ

  • Z2は発注者から直接請け負った工事の業種別年間平均完成工事高を評価する。
  • X1は完成工事高全体、Z2はそのうち元請工事の完成工事高を対象とする。
  • Z評点はZ1×0.8+Z2×0.2で求める。
  • Z2の2年平均・3年平均はX1と同じ方式を使い、全審査対象業種で統一する。

評点表・算式の転記元は一次資料・出典一覧で確認できます。

よくある質問

元請完成工事高とは何ですか?
発注者から直接請け負った工事の完成工事高です。下請として施工した工事の完成工事高は、Z2の元請完成工事高には含めません。
X1の完成工事高とZ2は同じ金額ですか?
同じとは限りません。X1は業種別の完成工事高全体、Z2はそのうち発注者から直接請け負った元請工事の完成工事高を対象にします。
Z2だけ3年平均を選べますか?
選べません。Z2の2年平均・3年平均はX1で選択した方法と同一にし、全審査対象業種で統一する必要があります。

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