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CCUSで所属と異なる事業者の元で働くときの就業要請|応援に行く技能者の手順と就業履歴の帰属

他の会社の現場へ応援に行くとき、建設キャリアアップシステム(CCUS)では、技能者が「就業要請」を出して相手の事業者の承認を受けます。CCUS公式の「ご利用ガイダンス(技能者)」から、操作の順番、承認されたかどうかの確かめ方、応援に行った日の就業履歴がどちらの会社の履歴になるかを整理します。

CCUS公式 ご利用ガイダンス 技能者(一般財団法人建設業振興基金)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト)/確認日:2026年10月25日

繁忙期に、所属する会社の指示で別の会社の現場に応援に入ることがあります。CCUSでは、所属事業者とは違う事業者の元で働く技能者が、先にその事業者へ「就業要請」を出し、承認を受ける仕組みがあります。ガイダンスの「05 就業履歴」の3にあたる部分を、操作と注意事項に分けて確かめます。

就業要請を使う場面

ガイダンスは、この機能を「所属事業者と異なる事業者の元で就業する場合に利用します」と説明しています。詳細は、CCUS公式の現場運用マニュアルの第5章を見るよう案内しています。

就業要請の出し方

技能者IDでログインしてから、次の順で操作します。

  1. メニュー「340_施工体制登録」から「20_所属と異なる事業者の元での就業要請」を押す。
  2. 「合意要請フォーム」の画面で、「検索」を押す。
  3. 「事業者一覧」が表示される。要請する事業者の行のラジオボタンを選ぶ。
  4. 「要請」を押す。
  5. 「確認」の画面で「はい」を押し、続く「情報」の画面でも「はい」を押す。

ここまでで、就業要請は完了です。ガイダンスは「以上で、就業要請は完了です」と書いています。

要請を出す相手は、応援先の事業者です。「事業者一覧」から選ぶ行を間違えると別の会社に要請が届くため、選ぶ前に事業者名を見直します。

承認されたかどうかの確かめ方

要請を出したあとは、「合意リスト」の画面で、依頼先の事業者が「承認」しているかどうかを確認できます。ガイダンスは、画面を「依頼先事業者が承認した状態」と「依頼先が未承認の状態」の2つに分けて示しています。

合意リストの状態(ガイダンス 05「就業履歴」3)
状態意味
依頼先事業者が承認した状態応援先の事業者が要請を承認している
依頼先が未承認の状態応援先の事業者がまだ承認していない

この記事で扱うのは技能者の側の操作です。事業者側の承認の操作は、ガイダンスが案内する現場運用マニュアルの第5章にあります。

応援に行った日の就業履歴は、どの会社のものになるか

ガイダンスの「注意事項」は、就業履歴の帰属を次のように説明しています。

応援のしかたと就業履歴の帰属(ガイダンス 05「就業履歴」3の注意事項)
応援のしかた就業履歴がたまる先
応援元と応援先が請負契約を結ぶ応援元の事業者は、応援先の事業者の下請事業者としてシステムに登録される。応援元に所属する技能者として従事した就業履歴がたまる
建設業務労働者就業機会確保事業で、厚生労働大臣の許可を受けて技能者を送り出す受け入れた事業者に所属する技能者として従事した就業履歴がたまる

ガイダンスは、この前提として「建設業では労働者の派遣は禁止されており、応援元の事業者と応援先の事業者が両者間で適切な請負契約を締結する必要があります」と書いています。

根拠になる法令

建設業務への労働者派遣の禁止は、労働者派遣法の第4条第1項第2号に定められています(建設業務を、労働者派遣事業を行ってはならない業務に挙げています)。例外にあたる建設業務労働者就業機会確保事業は、建設労働法(建設労働者の雇用の改善等に関する法律)の第31条第1項で、構成事業主が厚生労働大臣の許可を受けて行うものとされています。

応援の形が請負なのか、許可を受けた送り出しなのかは、契約と許可の有無で決まります。CCUSの画面の操作で決まるものではありません。どちらにあたるかは、契約書や許可の内容を確かめてください。

読むときの注意

  • 画面は変わります:この記事は、2026年10月25日に確認したガイダンス(2026年5月7日 第3.0.0版)の記載です。メニューの番号や名前は変わることがあるため、操作の直前に公式の最新版を開いてください。
  • 詳しい手順:ガイダンスは詳細を現場運用マニュアルの第5章で見るよう案内しています。事業者側の承認の操作は、この記事では扱っていません。
  • 個別の判断:応援の契約の形や、就業履歴がどちらの会社に付くかの個別の判断は、この記事では示していません。

次に知りたいこと

確認した一次資料

まとめ

  1. 所属と異なる事業者の元で働くときは、「340_施工体制登録」の「20_所属と異なる事業者の元での就業要請」から、応援先へ要請を出す。
  2. 承認されたかどうかは「合意リスト」で確かめる。
  3. 建設業では労働者派遣は禁止されており、応援は請負契約を結ぶのが前提。
  4. 請負なら応援元の履歴に、厚生労働大臣の許可を受けた送り出しなら受け入れた事業者の履歴になる。

この記事は公式資料の整理です。申請の代行や個別の相談はしていません。当サイトの試算は本人利用の概算で、正式な評点は審査結果が優先します。

よくある質問

CCUSの就業要請は、どんなときに使いますか?
ガイダンスによると、所属事業者と異なる事業者の元で就業する場合に使います。詳細は、CCUS公式の現場運用マニュアルの第5章を見るよう案内されています。
CCUSで就業要請を出すには、どのメニューを使いますか?
技能者IDでログインし、「340_施工体制登録」の「20_所属と異なる事業者の元での就業要請」を押します。「合意要請フォーム」で「検索」を押し、事業者一覧から要請する事業者を選んで「要請」を押し、確認の画面で「はい」を押すと完了です。
CCUSで就業要請が承認されたかは、どこで分かりますか?
「合意リスト」の画面で、依頼先の事業者が承認しているかどうかを確認できます。承認した状態と未承認の状態が、画面で分けて示されます。
CCUSで応援に行った日の就業履歴は、どちらの会社のものになりますか?
応援元と応援先が請負契約を結ぶ場合は、応援元の事業者が応援先の下請事業者として登録され、応援元に所属する技能者として従事した就業履歴がたまります。建設業務労働者就業機会確保事業で厚生労働大臣の許可を受けて送り出された場合は、受け入れた事業者に所属する技能者としての就業履歴がたまります。
建設業で他社の現場へ応援に行くとき、労働者派遣にできますか?
ガイダンスは、建設業では労働者の派遣は禁止されており、応援元と応援先の間で適切な請負契約を結ぶ必要があると説明しています。根拠は労働者派遣法第4条第1項第2号です。例外の建設業務労働者就業機会確保事業は、建設労働法第31条第1項で厚生労働大臣の許可が要ります。

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