受審後の実務

帯広市の入札参加資格と経審(月ごとの受付・総合点の格付・発注者別評価点115点)

北海道帯広市の建設工事では、経営事項審査の総合評定値に市独自の発注者別評価点を足した総合点で、A・B・Cの等級に格付けします。月ごとの受付期間、申請の要件、工種別の等級の境目を、市の告示と格付要領から整理します。

帯広市「格付に関する要領」(2024年11月20日施行)
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

帯広市は、経営事項審査の総合評定値を「客観点」とし、市の工事成績や地域への貢献を点にした「発注者別評価点」を足して、工種ごとに等級を決めています。受付は共同審査システムで月ごとに行われます。

この記事は、帯広市の随時申請の告示、申請案内のページ、格付の要領を原文で確認し、受付の流れと格付の仕組みをまとめます。

申請の方法と月ごとの受付期間

建設工事と設計委託の申請は、北海道市町村入札参加資格共同審査システムによる電子申請です。市の告示では、申請先は共同審査のポータルサイトとされています。帯広市に申請する場合は、市が発行する完納証明書の提出も案内されています。

令和7・8年度の随時申請は、原則3か月ごとの受付から、月ごとに受付期間を指定する形に変わりました。告示の表では、審査基準日(毎月1日)ごとに期が分かれ、審査基準日と同じ月の15日前後から約1か月が受付期間です。表の終わりにある期は次のとおりです。

帯広市の随時申請の受付期間(告示の表から抜粋)
期審査基準日受付期間資格の有効期間
第19期令和8年9月1日令和8年9月15日〜10月14日令和8年11月1日〜令和9年3月31日
第20期令和8年10月1日令和8年10月15日〜11月13日令和8年12月1日〜令和9年3月31日
第21期令和8年11月1日令和8年11月16日〜12月14日令和9年1月1日〜令和9年3月31日

告示の表は第21期で終わっていて、令和9年度以降の定期受付の日程は、今回確認した資料には載っていません。申請の前に、共同審査のポータルサイトと市の案内ページで最新の日程を確かめてください。

令和7・8年度の定期登録から、資格の有効期間は4年間から2年間に変わりました。商号、経営事項審査の更新、技術職員数などが変わったときは、ポータルから変更の届出を出します。

建設工事の登録要件

告示に載っている建設工事の登録要件は、次の3つです。

  • 建設業の許可を受けていること。
  • 経営事項審査の総合評定値通知書があり、完成工事高があること。
  • 雇用保険・健康保険・厚生年金保険について、加入または適用除外になっていること。
経審を受けていて総合評定値通知書がある会社が、帯広市の格付の対象になります。通知書の見方は経審の結果通知書の見方で確認できます。

合併、相続、事業譲渡などの場合は、共同審査システムでは受け付けず、北海道建設技術センターに直接問い合わせる扱いです。

経審の結果を使った格付の仕組み

市の格付要領では、格付する工種は土木一式、建築一式、電気、管、舗装の5つです。格付の点は、次の2つを合計した「総合点」です。

  • 客観点:経営事項審査で算定された総合評定値そのもの
  • 発注者別評価点:市の工事成績や地域への貢献などで加える点(上限115点)

総合点は、要領の別表で定める境目に当てはめて、工種ごとに等級を決めます。

帯広市の工種別の等級の境目(総合点)
工種ABC
土木一式工事900点以上750点以上900点未満750点未満
建築一式工事900点以上750点以上900点未満750点未満
電気工事800点以上800点未満なし
管工事800点以上800点未満なし
舗装工事850点以上850点未満なし

要領には、等級ごとの標準的な請負金額の別表も付いています。金額の区分は工種によって異なるため、数字を引用する前に要領の原本で確認してください。

経審の点が同じでも、発注者別評価点の差で等級が変わることがあります。経審の総合評定値のもとになるP点は経審のP点の計算の仕組みで、等級の目安は入札ランク目安ツールで確認できます。ツールの結果は目安で、帯広市の格付を決めるものではありません。

発注者別評価点の主な項目

発注者別評価点は、要領に定める項目の点を合計した値で、合計が115点を超えるときは115点になります。主な項目は次のとおりです。

帯広市の発注者別評価点の主な項目
項目点数
市と上下水道部の工事の直近3年間の工事成績評定の平均70点以上で10点、75点以上で20点、80点以上で30点、85点以上で40点
市の優良施工業者表彰(申請年度またはその前年度)10点

このほかに、市内の本店や営業所、障害者の雇用、子育て応援事業所、ブロック除雪業務、防災協定、消防団への協力などの項目があります。個人市民税の特別徴収をしていない場合は減点があります。それぞれの点数と判定の条件は、要領の本文で確認してください。

工事成績評定の基準日は申請年度の4月1日です。そのほかの項目の基準日は、定期申請が申請年度の12月1日、随時申請が申請月の1日です。申請済みの評価項目の内容が変わったときは、5工種に登録がある場合に限り、再申告書で格付の再審査を受けられます。窓口は市の契約管財課です。

確認した一次資料

この記事は、帯広市の公表資料を整理したものです。点数や申請の可否は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 帯広市の建設工事の申請は共同審査システムの電子申請で、随時申請は月ごとの受付期間がある。
  2. 登録には、建設業の許可と経審の総合評定値通知書、社会保険の加入または適用除外が必要。
  3. 等級は、経審の総合評定値に発注者別評価点(上限115点)を足した総合点で決まる。
  4. 土木一式と建築一式は900点以上でA、750点以上でB。電気と管は800点、舗装は850点が境目。

次に知りたいこと:北海道の入札参加資格と経審、道内の市の例として釧路市と苫小牧市。

よくある質問

帯広市の建設工事の等級は、どのように決まりますか?
経営事項審査の総合評定値(客観点)に、市の工事成績などによる発注者別評価点(上限115点)を足した総合点で、工種ごとに決まります。
帯広市の土木一式工事のA・B・Cの境目は何点ですか?
総合点が900点以上でA、750点以上900点未満でB、750点未満でCです。建築一式工事も同じ境目です。電気と管は800点、舗装は850点で、AとBに分かれます。
帯広市の建設工事の随時申請は、いつ受け付けていますか?
令和7・8年度は月ごとに受付期間が決まっています。告示の表では、第20期が令和8年10月15日から11月13日、第21期が11月16日から12月14日です。申請の前に最新の日程を確かめてください。
帯広市の建設工事の登録要件は何ですか?
建設業の許可を受けていること、経営事項審査の総合評定値通知書があり完成工事高があること、雇用保険・健康保険・厚生年金保険が加入または適用除外であることです。

P点から国交省・関東地方整備局の等級目安を確認(無料・登録不要):入札参加資格ランクの目安計算を使う

他の都道府県・政令指定都市のガイドを探す(地域別ガイド一覧)

事業者ご自身が入力する概算の試算です。申請の代行・作成支援や個別相談は行っていません。正式な評点は登録経営状況分析機関・審査行政庁の審査結果が優先します。算定方法・出典・免責