受審後の実務

清瀬市の工事入札|P点と主観点数で決まるA〜E等級と、等級ごとの設計価格

東京都清瀬市の工事の競争入札に参加する資格を、市の公示・別表・指名基準から整理します。経審のP点が使われる客観点数、等級の決まり方、等級ごとの設計価格がわかります。

清瀬市 建設工事等競争入札参加資格(電子調達)・等級算定表・指名基準
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

清瀬市の工事の競争入札に参加するには、東京電子自治体共同運営の電子調達サービスで申請します。等級は、経審のP点による客観等級と、市が定める主観等級を比べて、低いほうに決まります。等級ごとに、指名される設計価格の範囲が決まっています。

2026年10月23日に確認した内容です。参加資格の公示ページの更新日は2022年1月7日、申請案内ページは2020年8月30日です。指名基準は令和4年11月1日から施行された版です。古い日付のページもあるため、最新の案内は清瀬市「競争入札参加資格の申請」でご確認ください。

電子調達サービスでの申請と条件

市のページは、入札参加資格の申請を、インターネットで東京電子自治体共同運営の電子調達サービスを通じて行うと案内しています。新規申請は随時受け付けで、書類審査もあります。

清瀬市の参加資格の条件(公示の記載)
項目内容
有効期間登録申請を行った月の直前の決算月の翌月から1年8か月の末日まで
継続申請資格有効期限までに登録申請を行い、承認されなければならない
納税法人は審査対象事業年度の法人税・法人事業税・消費税及び地方消費税、個人は所得税・消費税及び地方消費税を完納している
社会保険経審が必要な業種に申請するときは、雇用保険・健康保険・厚生年金保険の適用事業所であることが前提
経審申請に必要な経審の種類の総合評定値(P点)を有している。審査基準日は、申請時に有効な経審の審査基準日(複数あるときは直近のもの)

業種ごとに必要な建設業許可と経審の種類は、公示の別表で決まっています。たとえば建築工事は、建築工事業の許可と、建築工事業の経審が必要です。一般土木工事は、土木系の許可と、土木系の複数の種類の経審が対象で、略号の対応は公示の別表2に載っています。経審と入札参加資格の役割の違いは、経審と入札参加資格の比較のページにまとめています。

客観等級と主観等級で決まる等級

公示は、業種ごとに等級を定めるとしています。等級の数は業種で違います。

業種ごとの等級の数(公示の記載)
業種等級
道路舗装・橋りょう・河川・水道施設・下水道施設・一般土木・建築A〜Eの5等級
電気・給排水衛生・空調A〜Dの4等級
上記以外の業種等級を定めず、順位のみ

等級は、客観点数から決める客観等級と、主観点数から決める主観等級の2つで決まります。2つが違うときは、低いほうがその業種の等級になります。同じ等級の中の順位は、客観点数の高い順です。客観点数は、申請に必要な経審の総合評定値(P点)で、該当する経審が複数あるときは最も高い点数を使います。

P点が高くても、主観点数が低いと等級は上がりません。逆に主観点数だけが高くても、客観等級が低ければ客観等級に合わせられます。

経審のP点と等級の対応(土木系の例)

公示の別表1は、等級算定表です。橋りょう・河川・水道施設・下水道施設・一般土木(表2)の例は次のとおりです。

等級算定表(表2:橋りょう・河川・水道施設・下水道施設・一般土木)
等級客観点数(P点)主観点数
A900点以上3.2億点以上
B750点以上900点未満1.5億点以上3.2億点未満
C650点以上750点未満4,000万点以上1.5億点未満
D600点以上650点未満1,000万点以上4,000万点未満
E600点未満1,000万点未満

道路舗装(表1)と建築(表3)はP点の区切りが同じで、主観点数の区切りが違います。電気・給排水衛生・空調(表4)は、Aが750点以上、Bが600点以上750点未満、Cが500点以上600点未満、Dが500点未満です。自社のP点は、経審P点シミュレーターで試算できます(正式な評点は審査結果が優先されます)。

等級ごとの設計価格と指名の人数

市の指名基準は、設計価格(税込)に応じて、指名する等級を決めています。

等級と対応する設計価格(指名基準の別表)
等級道路舗装土木系建築
A2億円以上3億2千万円以上4億円以上
B8千万円以上2億円未満1億5千万円以上3億2千万円未満2億円以上4億円未満
C3千万円以上8千万円未満4千万円以上1億5千万円未満6千万円以上2億円未満
D700万円以上3千万円未満1千万円以上4千万円未満1千600万円以上6千万円未満
E700万円未満1千万円未満1千600万円未満

指名競争入札の被指名者数は、予定価格が1億円以上で10人以上、5千万円以上1億円未満で7人以上、5千万円未満で5人以上です。必要があると認めたときは、対応する等級の上下2等級の範囲から選ぶことがあります。道路舗装は、予定価格が8千万円以上2億円未満の案件で、対応する等級をAとBにします。

制限付き一般競争入札は、参加に必要な資格が案件ごとの公告に書かれます。市のページは、必ず公告の内容を確認してから申し込むよう案内しています。

この記事で確認していない点

  • 電気・給排水衛生・空調の設計価格の対応表と、主観点数の細かい計算(公示の別表で確認する)。
  • 総合評価方式や制限付き一般競争入札を行う金額の一般的な基準(市の案件ごとの公告で示される)。
  • 令和8年度以降の個別の入札の参加条件。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 電子調達サービスで申請し、新規は随時。有効期間は決算月の翌月から1年8か月の末日まで。
  2. 等級は、経審のP点による客観等級と主観等級のうち低いほう。土木系ならP点900点以上で客観等級A。
  3. 指名は設計価格に応じた等級から。土木系は、1千万円未満がE、4千万円以上1億5千万円未満がC、3億2千万円以上がA。

東京都内の自治体は東村山市の入札参加資格と小平市の入札参加資格で説明しています。自治体を並べて探すときは自治体別の入札参加資格と経審の一覧をご覧ください。

よくある質問

清瀬市の入札参加資格は、どこで申請しますか?
東京電子自治体共同運営の電子調達サービスで申請します。市のページでは、新規申請は随時受け付けで、書類審査もあります。
清瀬市の入札参加資格の有効期間は、どのくらいですか?
公示では、登録申請を行った月の直前の決算月の翌月から1年8か月の末日までです。継続するには、有効期限までに登録申請を行い、承認されなければなりません。
清瀬市の等級は、どう決まりますか?
経審のP点による客観等級と、主観点数による主観等級を比べて、違うときは低いほうが等級になります。同じ等級の中の順位は、客観点数の高い順です。
清瀬市の土木系の客観等級Aは、P点が何点以上ですか?
公示の等級算定表では、橋りょう・河川・水道施設・下水道施設・一般土木はP点900点以上が客観等級Aです。Bは750点以上900点未満、Cは650点以上750点未満です。
清瀬市の指名基準では、土木工事の等級と設計価格はどう対応しますか?
税込の設計価格で、Aが3億2千万円以上、Bが1億5千万円以上3億2千万円未満、Cが4千万円以上1億5千万円未満、Dが1千万円以上4千万円未満、Eが1千万円未満です。

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