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事後審査型の一般競争入札の流れ|開札後に確認される内容と、落札者になるまでの順番

事後審査型は、先に入札して、開札後に落札候補者だけが資格を確認される方式です。千葉県の資料で、申請から落札者決定までの順番を整理します。

入札前に資格確認資料を出す場合と、落札候補者だけが出す場合がある
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

事後審査型の一般競争入札は、入札と開札を先に行い、そのあとで落札候補者だけの入札参加資格を確認する方式です。入札した時点では、まだ落札者ではありません。落札者になるのは、資格が確認されたあとです。この記事は、千葉県の「一般競争入札(事後審査Ⅱ型)のしおり」を中心に、申請から落札者決定、契約までの順番と、資格がないとされたときの扱いを整理します。事後審査の中身は発注機関ごとに違うため、案件の公告が最優先です。

事後審査型の順番(千葉県の例)

千葉県は、令和7年度から、一般競争入札によるすべての工事に、入札・開札後に落札候補者のみの入札参加資格を確認する方式(事後審査Ⅱ型)を適用しています。価格競争方式の流れは、しおりで次のように示されています。

  1. 入札公告を確認する参加したい案件の公告で、入札方式と参加資格の要件を確かめます。
  2. 参加資格確認申請書と資格確認資料を出す原則として電子入札システムで出します。必要な資料は資格要件によって違うため、公告で確かめます。
  3. 受付票を受け取る受付票は資料が届いたことを確認したもので、入札参加資格を確認したものではありません。
  4. 入札期間中に電子入札する建設工事では、工事費内訳書を添付して入札します。
  5. 開札後に保留通知を受け取る落札者はまだ決まっていません。
  6. 落札候補者の資格を審査する予定価格の範囲内で最低制限価格以上の入札のうち、最低価格の者が落札候補者です。
  7. 落札者決定通知を受け取る資格があると認められると、入札参加者全員に落札者決定通知書が出ます。

千葉県では、競争資格確認通知の翌日から2日間が入札日です。電子入札システムが出す競争資格確認通知は、入札に参加するための処理として出るもので、資格を確認したものではないと、しおりに注意書きがあります。

開札後の「保留」と落札者決定

開札のあと、落札候補者の資格を確認するあいだ、落札は保留されます。入札した全員に保留通知が出ます。落札候補者の資格が確認できると、落札者決定通知が全員に出ます。

開札後に届く通知と、その意味(千葉県のしおりの範囲)
通知出るとき意味
受付票申請書と資格確認資料を出したあと資料の受信を確認しただけ。資格の確認ではない
保留通知開札後落札者は未決定。落札候補者の資格を確認中
落札者決定通知落札候補者の資格を確認したあと落札者が決まった通知

鹿沼市の電子くじの資料も、同額の入札のくじ引きで決まるのは落札候補者で、結果を示す落札者決定通知書は事後審査の終了後に出るとしています。くじ引きの流れは入札で同額になったときのくじ引きで確認できます。

資格がないとされたときの扱い

千葉県のしおりは、落札候補者に資格がないと認められた場合の扱いを、次のように書いています。

  • 次順位者を審査する:落札候補者に資格がないと認められた場合は、次順位者を落札候補者として、入札参加資格のある者を確認できるまで順に審査します。
  • 苦情の申立て:資格がないと通知された者は、その理由について苦情を申し立てられます。期間は、資格がないと通知された日から7日以内です(閉庁日は日数に含めません)。理由の説明を求める手続きをしたときは、その回答の日から7日以内です。

どの資料のどの点で資格がないとされるかは、案件ごとの公告の資格要件で決まります。しおりは、配置する主任技術者等について、病気や死亡、退職などの極めて特別な場合を除き、資格確認資料に書いた技術者の変更を認めないとも書いています。資料に書く技術者は、入札の前に決めておく必要があります。配置技術者の条件は入札公告の参加条件の読み方で確認できます。

落札者になったあとの契約の書類

千葉県では、落札者等は工事請負契約書を出すときに、請負代金額の10分の1以上の契約保証がなされていることを証明する書類を出します。しおりが挙げる方法は、保証書、公共工事履行保証証券、履行保証保険証券、契約保証金の納付、有価証券の提供の5つで、原則として最初の3つを選ぶとされています。

契約後に出す書類の順は別のガイドに、保証ごとの違いは契約保証の種類のガイドにまとめています。契約書を出す期限は、今回確認したしおりの範囲では記載を確認できませんでした。落札者決定通知や契約担当者の案内で確かめます。

機関によって違う点

共通の考え方と、機関ごとに違う点
項目共通の考え方機関ごとに違う点
資格確認の対象落札者になる前に資格を確認する落札候補者だけか、入札参加者全員か
資料を出す時期公告に定めた時期に出す入札前に出す型と、入札書と同時に出す型がある
資格がないとされたとき落札者にはなれない次順位の審査の進め方、苦情の期間
契約の書類落札後に契約書と契約保証を出す契約書を出す期限、保証の種類の優先順

資料を出す時期の違いは、競争参加資格確認資料の作り方で山梨県や北海道開発局の例を挙げています。上の千葉県の手順は一つの例で、全国共通ではありません。

次に知りたいこと

確認した一次資料

まとめ

  • 事後審査型は、入札と開札を先に行い、落札候補者だけが資格を確認されます。
  • 千葉県では、受付票や競争資格確認通知は資格の確認ではなく、落札者決定通知が出て初めて落札者です。
  • 落札候補者に資格がないと認められると、次順位者が順に審査されます。
  • 落札後は契約書と契約保証の書類を出します。期限と種類は機関の案内で確かめます。

この記事は制度の説明で、個別の入札の判断は行いません。書類、期限、条件は、入札を行う発注機関の最新の公告で確認してください。

よくある質問

事後審査型の入札で、開札のあとに何を確認されますか?
落札候補者だけが、入札参加資格を確認されます。千葉県のしおりでは、確認のあいだ落札は保留され、入札した全員に保留通知が出ます。資格が確認できると落札者決定通知が出ます。
電子入札の受付票が届けば、資格を確認されたことになりますか?
なりません。千葉県のしおりは、受付票も競争資格確認通知も、資料の受信や入札に参加するための処理を示すもので、入札参加資格を確認したものではないとしています。
落札候補者に資格がないと認められたらどうなりますか?
千葉県のしおりでは、次順位者を落札候補者として、資格のある者を確認できるまで順に審査します。資格がないと通知された者は、通知の日から7日以内(閉庁日を除く)に苦情を申し立てられます。

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