コリンズ(CORINS)とコブリス・プラスの違い|登録情報・帳票・使う場面
名前が似ている2つのシステムについて、登録する情報、作る帳票、使う場面をJACICと国土交通省の公式資料から整理します。
CORINSとコブリス・プラスを比較コリンズ(CORINS)は公共工事の実績・企業・技術者の情報を登録するシステムです。コブリス・プラスは、建設副産物や建設発生土の搬出・搬入計画、実績、関連帳票を扱います。工事実績を残すのがコリンズ、建設副産物と発生土を管理するのがコブリス・プラスです。
| 比較項目 | コリンズ(CORINS) | コブリス・プラス |
|---|---|---|
| 主な目的 | 公共工事の実績を、利用を希望する公共機関等が検索・閲覧できるようにする | 建設副産物・建設発生土の適正処理と再利用を進める |
| 扱う情報 | 工事実績、企業、配置した技術者 | 建設資材の利用、建設副産物と発生土の搬出・搬入、処理施設など |
| 主な帳票・出力 | 登録内容確認書など | 再生資源利用計画書・実施書、確認結果票など |
| 使う場面 | 受注、契約変更、竣工、登録内容の訂正 | 搬出・搬入の計画と実績の報告、調査データの共有、発生土の利用先候補の検索 |
| 確認する指示 | 共通仕様書・特記仕様書などのコリンズ登録条項 | 契約図書にある建設副産物・発生土の提出書類と提出方法 |
コリンズの登録情報と利用目的
JACICの利用規約では、コリンズ・テクリスは、受注企業が公共機関等から受注した工事・業務の実績を登録するデータベースです。企業情報と技術者情報も登録し、公共機関等が検索・閲覧できる仕組みとされています。
工事を扱うコリンズでは、受注企業が発注機関の確認を受けて実績を登録します。登録の種類や期限は『コリンズ(CORINS)とは』で確認できます。
コブリス・プラスの対象情報と主な機能
コブリス・プラスは、建設副産物(工事で発生するコンクリート塊や建設発生木材など)と建設発生土の情報を扱います。JACICは、搬出・搬入の計画、計画書・実施書の作成、調査データの共有、発生土の搬出先・搬入元候補の検索に使えると案内しています。
計画書や実施書を電子的に提出できるかは、受注者と発注者の間で調整するよう公式ページに注記があります。システムで帳票を作れることと、発注者が求める提出方法は分けて確認します。
旧コブリスとコブリス・プラスの関係
国土交通省の2024年度建設副産物実態調査Q&Aは、COBRISを「建設副産物情報交換システム」と説明しています。帳票の電子化、処理施設の検索、工事情報の検索が主な機能です。
現在のコブリス・プラスは、この旧コブリスに「建設発生土情報交換システム」と「建設発生土の官民有効利用マッチングシステム」を加えたサービスです。JACICは、3つの機能を1つの利用契約と1つのIDで利用できると案内しています。ただし、官民マッチングは公共機関を除き、別途利用手続きが必要です。
契約図書で確認するシステムと提出物
同じ公共工事で、コリンズの工事実績登録と、コブリス・プラスを使う建設副産物の帳票作成が必要になることがあります。目的が異なるため、片方へ登録しても、もう片方の提出物を作ったことにはなりません。
着手前に、共通仕様書・特記仕様書・発注者の案内から、次の3点を分けて確認します。
- コリンズへの受注登録・変更登録・竣工登録が求められているか。
- 再生資源利用計画書・実施書など、建設副産物に関する提出物は何か。
- コブリス・プラスから電子提出するか、別の方法で提出するか。
提出義務や期限は、工事の発注者と契約図書によって異なります。「公共工事なら2つとも一律に必要」とは判断せず、対象工事の指示を確認してください。
確認した一次資料
- JACIC コリンズ・テクリス登録システム利用規約コリンズが扱う工事実績・企業・技術者情報と利用目的
- JACIC コブリス・プラス公式案内搬出・搬入計画、帳票、調査データ共有、3機能の一体化
- 国土交通省 2024年度建設副産物実態調査Q&ACOBRISの目的と3つの主な機能(Q2-1)
確認日:2026年10月22日。システムの機能や提出方法は更新されることがあるため、利用前にJACICと発注者の最新案内を確認してください。
コリンズ・建設副産物の関連ガイド
まとめ
- コリンズは、公共工事の実績・企業・技術者の情報を登録するシステム。
- コブリス・プラスは、建設副産物と建設発生土の搬出・搬入計画、実績、関連帳票を扱う。
- 現在のコブリス・プラスは、旧コブリスを含む3つの機能を1つの契約とIDで使えるサービス。官民マッチングは、公共機関を除いて別途利用手続きが必要。
- 必要な登録と提出方法は、対象工事の共通仕様書・特記仕様書・発注者の案内で確認する。
よくある質問
- コリンズとコブリス・プラスの違いは何ですか?
- コリンズは公共工事の実績・企業・技術者情報を登録するシステムです。コブリス・プラスは、建設副産物と建設発生土の搬出・搬入計画、実績、関連帳票を扱います。
- コリンズに登録すれば、コブリス・プラスへの入力は不要ですか?
- 一律には不要になりません。2つは目的と扱う情報が異なるため、対象工事の共通仕様書・特記仕様書で、それぞれの登録や提出物が求められているかを確認します。
- コリンズとコブリス・プラスの両方が必要になる工事はありますか?
- あります。工事実績をコリンズへ登録し、同じ工事の建設副産物の計画書・実施書をコブリス・プラスで作る場合があります。必要性は発注者と契約図書の指示によります。
- 旧COBRISとコブリス・プラスは別のものですか?
- コブリス・プラスは、旧COBRIS(建設副産物情報交換システム)を含む3つの機能を一体化した現在のサービスです。建設発生土情報交換と官民マッチングの機能も1つの契約とIDで利用できます。ただし、官民マッチングは公共機関を除き、別途利用手続きが必要です。
- コブリス・プラスでは何を作れますか?
- 建設副産物の搬出・搬入の計画書や実施書、再生資源利用計画書、土壌汚染対策法等の手続に関する確認結果票などを作成できます。電子提出できるかは発注者と調整します。
公開日: 2026-10-22
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