受審後の実務

栃木県足利市の工事の入札参加資格と経審|主観点数の9項目・工事成績の式・申請の日程(令和9・10年度)

栃木県足利市の建設工事の入札参加資格で、申請先、格付の対象工種、市の主観点数の9項目と工事成績の点数の式、令和9・10年度の共同受付の日程、認定結果の確かめ方を説明します。

足利市 令和9・10年度 建設工事の入札参加資格
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

足利市の建設工事は、栃木県の共同受付で申請します。市の主観点数は9項目で、足利市の資料では「市内・準市内対象」と案内されています。格付の対象工種は土木一式、建築一式、舗装の3つです。

県全体の申請の流れと総合点数の組み立ては栃木県の入札参加資格と経審で説明しています。同じ県内の市の例は小山市の入札参加資格と経審、宇都宮市の入札参加資格と経審です。

申請先は栃木県の共同受付窓口

足利市の市ページによると、建設工事と建設工事関連業務は、令和3・4年度の定期受付から、栃木県と参加自治体にまとめて申請する「共同受付」です。令和9・10年度も同じです。

  1. 栃木県電子申請システムで電子申請する。
  2. 栃木県へ、共通書類と自治体個別書類を郵送する。
  3. 共同受付窓口で審査し、資格を認定する。
  4. 資格者名簿に登載される。
栃木県への申請は必須です。足利市の個別書類も、提出先はすべて栃木県です。

申請できる業種は、建設業法で定める29業種だけです。受付期間は、栃木県内に主たる営業所がある県内業者と、県外にある県外業者で分かれます。草刈・側溝清掃業務は、この共同受付では申請できません。

格付の対象工種と主観点数が付く工種

工種ごとの扱い(「主観点数・格付について」から)
扱い工種
格付の対象土木一式工事、建築一式工事、舗装工事
主観点数を付与上の3工種に加えて、電気工事、管工事、造園工事

市ページでは、主観点数・格付の資料と格付審査の書類提出が「市内・準市内対象」の項目に置かれています。格付審査の書類のうち、栃木県へ出す共通書類に含まれるものは、足利市へ出す必要がありません。足利市へ出す個別書類は、「消防団協力事業所認定状況等報告書」だけです。

経審の総合評定値(P点)が総合点数にどう使われるかは、栃木県の入札参加資格と経審が県の審査要領を説明しています。入札ランク目安ツールで自社のランクの目安を試算できます。

主観点数の9項目

主観点数は、次の表で出した点数の合計です。

主観点数の項目と点数(「主観点数・格付について」から)
番号と項目点数
1 市発注工事の工事成績平均成績が70点以上の工種に付く。式は次の章
2 優良建設工事表彰の受賞歴受賞対象の工種ごとに、受賞回数×20点。上限40点。定期審査年度の前年度と前々年度の2年間が対象
3 障害者の雇用申請日直前の6月1日現在で、法定雇用労働者数以上を雇用している、または義務のない事業主で1人以上を雇用していると10点
4 消防団員の雇用等消防団協力事業所表示証の交付で20点、消防団員を2名以上雇用で15点、1名雇用で10点。上限20点
5 建設業労働災害防止協会への加入本社、主たる営業所または年間委任先の営業所で加入していると5点
6 保護観察対象者等の雇用協力協力雇用主の登録で5点、2年以内に3か月以上継続して雇用した実績があると10点。どちらか一方の加点
7 女性の活躍の促進一般事業主行動計画の届出で5点、届出に加えて認定を受けているか、栃木県の「男女生き活き企業」認定を受けていると10点。どちらか一方の加点
8 次世代の育成の支援一般事業主行動計画の届出で5点、届出に加えて認定を受けていると10点。どちらか一方の加点
9 災害時の基礎的事業継続力関東地方整備局の「建設会社における災害時の事業継続力認定」を受けていると10点

表の7と8は、届出だけで5点、認定まで受けると10点で、重ねて加算はされません。

工事成績の点数の式と計算例

工事成績の点数は、次の式です。対象は、定期審査年度の前々年度の1月1日から定期審査年度の12月31日までに完成検査が終わった、予定価格が1件200万円を超える市発注工事です。工種別の成績と受注件数で計算します。

工事の平均成績が70点以上の場合:(工事成績の平均点数−69)×(受注工事件数の平方根)×3+20(点)点数に小数部分があるときは、切り捨てます。
計算例(資料の式に当てはめた例。実際の点数は市の審査結果が優先)
平均成績受注件数計算点数
75点4件(75−69)×2×3+2056点
72点9件(72−69)×3×3+2047点

特定建設工事共同企業体が請け負った工事は、その構成員それぞれが、工事成績が当該工事の成績である1件の工事を施工したものとして計算します。ただし、予定価格は総額で判断します。

申請の日程と認定結果の確かめ方

電子申請の受付期間と書類の提出期限(市の受付ページから)
区分電子申請の受付期間書類の提出期限(必着)
建設工事(県内業者)令和8年10月19日から11月6日令和8年11月13日
建設工事(県外業者)令和8年11月2日から11月20日令和8年11月30日
建設工事関連業務(県内・県外)令和8年10月1日から10月19日令和8年10月30日

足利市の認定は、入札参加資格者名簿の公表で行います。認定結果の通知書は、個別には送りません。名簿の公表は令和9年3月の予定です。

随時受付も共同受付で、日程は後日知らされます。変更届は、自治体ごとに受け付けます。

この記事で確認できなかった点

  • 格付の等級の名前と、等級ごとの点数の境目。
  • 経審のP点と主観点数を合わせた総合点数の式。
  • 市内・準市内・市外の区分の定義。
  • 資格の有効期間(市の受付ページの該当部分では確かめられなかった)。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市と栃木県の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 令和9・10年度の建設工事は栃木県の共同受付。足利市の個別書類も送り先は栃木県。
  2. 格付の対象は土木一式・建築一式・舗装。電気・管・造園は主観点数のみ。
  3. 主観点数は9項目。工事成績は、平均70点以上で(平均−69)×√受注件数×3+20。
  4. 建設工事の県内業者の電子申請は令和8年10月19日から11月6日。認定結果は名簿の公表(令和9年3月予定)で確かめる。

よくある質問

足利市の令和9・10年度の建設工事は、どこに申請しますか?
栃木県の共同受付窓口です。栃木県電子申請システムで申請し、足利市の個別書類も含めて栃木県へ郵送します。
足利市で格付の対象になる工種は何ですか?
土木一式工事、建築一式工事、舗装工事です。電気工事、管工事、造園工事は、格付ではなく主観点数だけが付与されます。
足利市の主観点数は、いくつの項目で決まりますか?
工事成績、優良建設工事表彰、障害者の雇用、消防団員の雇用等、建設業労働災害防止協会への加入など9項目の点数の合計です。
足利市の工事成績の点数は、どう計算しますか?
平均成績が70点以上の場合、(平均点数−69)×(受注工事件数の平方根)×3+20点で、小数部分は切り捨てます。
足利市の入札参加資格の認定結果は、どう確かめますか?
個別の通知書は送られず、入札参加資格者名簿の公表で確かめます。名簿の公表は令和9年3月の予定です。

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