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国土交通省ネガティブ情報等検索サイトで建設業者の処分歴を調べる方法

取引先の建設業者に行政処分の履歴があるかを、国土交通省のネガティブ情報等検索サイトで調べる手順を整理します。検索の入力項目、建設業者の情報公開期間(開設時の発表では5年)、指名停止が別の検索であることを、国土交通省の案内で確認します。

国土交通省の案内ページと検索画面で確認
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

国土交通省ネガティブ情報等検索サイトは、国土交通省や地方整備局などのホームページに点在していた事業者の処分歴を、一か所で検索できるようにしたポータルサイトです。建設業者には「建設業者」の検索と「指名停止」の検索があり、入口が分かれています。許可の有無は『企業情報検索システムで取引先の建設業許可を確かめる手順』、経営事項審査の結果は『建設業情報管理センターの経審結果公表の見方』で見ます。ここでは、処分歴を調べる画面の使い方と、読むときの注意点をまとめます。

何が載っているサイトか

国土交通省は、このサイトを事業者の「ネガティブ情報」を一元的に集めたポータルサイトとして、平成19年(2007年)10月に開設しました。開設時の報道発表資料では、公開の対象は「全ての行政処分」「個別の事業者に対する社会的影響の大きな行政指導」「道路運送車両法違反に係る刑事告発」「国土交通省直轄公共工事の指名停止」と書かれています。

対象の事業分野は建設業者のほか、宅地建物取引業者、測量業者、建設コンサルタント、一級建築士、鉄道会社、バス・タクシー・トラック事業者など多岐にわたります。サイトの趣旨は、事業者に追加の罰を科すことではなく、事業者の適正な運営の確保や、消費者・取引先による選択の材料にすることだと、サイト内の「本サイトについて」に書かれています。

掲載期間は建設業者で5年(開設時の発表)

情報公開期間は事業分野ごとに違います。開設時の報道発表資料では、建設業者、宅地建物取引業者、指定確認検査機関、建築基準適合判定資格者、一級建築士が5年、不動産鑑定士とバス・タクシー・トラック事業者が3年、そのほかの分野は2年とされています。

つまり、建設業者の処分が見つからなくても、5年より前の処分は載っていない可能性があります。検索画面の年月の指定欄は2015年から選べますが、掲載期間は発表資料の取り決めによるため、古い年を選べることと、その年の処分が載っていることは別です。この5年は2007年の発表時点の取り決めなので、現在の扱いは、検索サイトの案内と処分を行った行政庁に確かめてください。

建設業者の処分歴を検索する手順

  1. ネガティブ情報等検索サイトのホームから、「建設工事(公共事業を含む)」の「建設業者」を選びます。
  2. 検索画面で、条件を入れます。「処分を行った者」は都道府県、国土交通省、各地方整備局、北海道開発局、沖縄総合事務局から選びます。
  3. 処分の年月を、開始と終了の年・月のセットで指定できます。年だけ、月だけを指定すると、検索条件を指定していないものとして扱われます。
  4. 商号又は名称、所在地、代表者名は部分一致で検索できます。たとえば名称が「◆◆ ◎◎」なら、「◆◆ ◎◎」「◆◆」「◎◎」のどれでも該当します。
  5. 処分内容別でも絞り込めます。複数の条件を組み合わせて検索することもできます。
  6. 結果は1ページ10件ずつ表示され、10件を超えるとページ送りで移動します。

入力が部分一致のため、短い語だけで検索すると別の会社が混ざります。所在地や代表者名を足して絞り、許可番号が分かる場合は企業情報検索システムで会社を特定してから突き合わせると確実です。

指名停止は別の検索画面

同じサイトには、建設業者の検索とは別に、「建設工事(公共事業を含む)」の中の「指名停止」の検索画面があります。画面は処分等の年月日で期間を指定する形式で、建設業者の検索とは入口が違います。開設時の発表では、公開対象の指名停止は国土交通省直轄公共工事のものと書かれています。

都道府県や市区町村が出した指名停止は、このサイトの範囲とは限りません。入札参加を前提に取引先を確かめるときは、発注者ごとの指名停止の公表ページも別に確かめる必要があります。

結果を読むときの注意

  • 載っていないことは、処分がないことの証明ではありません。掲載期間を過ぎた処分や、このサイトの対象外の処分は出てきません。
  • 処分の詳しい内容は処分した行政庁に確かめます。サイトの案内では、個別の処分等の問い合わせは、事業分野ごとの担当部署へ行い、担当部署から地方整備局や都道府県の担当部署に案内されることがあるとしています。
  • 同名の会社に注意します。名称だけで判断せず、所在地・代表者名・許可番号で同じ会社か確かめます。
  • パソコンが使えないとき。開設時の発表では、国土交通省本省や最寄りの地方整備局などの広報担当で検索結果の情報を提供するとしています。

処分歴があることだけで、取引の可否は決まりません。処分の内容と時期、その後の是正を確かめたうえで、自社の判断として決めてください。

確認した一次資料

確認日:2026年10月15日。掲載期間は2007年の発表資料にもとづくため、最新の扱いは検索サイトの案内で確かめてください。

まとめ

  • ネガティブ情報等検索サイトは、国土交通省などが出した処分歴を一か所で検索できるサイト。
  • 建設業者の情報公開期間は、開設時の発表では5年。載っていないことは処分がない証明にならない。
  • 名称・所在地・代表者名は部分一致。年と月はセットで指定する。
  • 指名停止は別の検索画面で、国土交通省直轄公共工事のものが対象。
  • 詳しい処分内容は、処分した行政庁や担当部署に確かめる。

この記事は公開情報の見方の説明で、特定の事業者の評価や取引の可否の判断は行いません。正式な評点は審査結果が優先します。評点表・算式の転記元は一次資料・出典一覧で確認できます。

よくある質問

ネガティブ情報等検索サイトに載っていなければ、処分歴はないと言えますか?
言えません。開設時の報道発表資料では、建設業者の情報公開期間は5年とされています。掲載期間を過ぎた処分や、サイトの対象外の処分は出てきません。
指名停止は建設業者の検索で調べられますか?
別の検索画面です。サイトには「建設業者」とは別に「指名停止」の検索があり、処分等の年月日で期間を指定します。開設時の発表では、公開対象の指名停止は国土交通省直轄公共工事のものです。
年や月はどう指定しますか?
年と月をセットで指定します。年だけ、月だけを指定すると、検索条件を指定していないものとして扱われると「検索の使い方」に書かれています。
処分の詳しい内容はどこで確かめますか?
サイトの案内では、個別の処分等は事業分野ごとの担当部署に問い合わせる扱いで、担当部署から地方整備局や都道府県の担当部署に案内される場合があります。

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