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建設業者・宅建業者等企業情報検索システムで取引先の建設業許可を確かめる手順

国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、取引先の建設業許可(許可番号・許可行政庁・業種)を調べる手順を整理します。あわせて、このシステムで見られるものと、経営事項審査(経審)の結果は別の窓口で見ることを区別します。

国土交通省の案内ページと検索画面で確認
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

新しい取引先や下請の建設業許可を確かめたいとき、国土交通省の企業情報検索システムは、許可番号や商号から調べられる公的な検索画面です。ただし、このシステムは許可業者の企業情報(許可の内容)を載せるもので、経営事項審査の結果を見る場所ではありません。経審の結果(総合評定値P点など)は『建設業情報管理センターの経審結果公表の見方』で説明する別の検索で確かめます。この記事では、許可の確認に使う検索画面の入力項目、掲載の更新時期、掲載内容に誤りがあったときの連絡先を、国土交通省の案内で整理します。

このシステムで調べられるもの、調べられないもの

国土交通省の案内ページによると、このシステムで見られる事業者は12種類です。建設業者のほか、宅地建物取引業者、マンション管理業者、住宅宿泊管理業者、賃貸住宅管理業者、不動産鑑定業者、測量業者、建設コンサルタント、補償コンサルタント、地質調査業者、不動産特定共同事業者、不動産投資顧問業者が含まれます。

建設業者の検索画面にある項目は、商号・名称(カナ・漢字)、許可番号、所在地、業種、一般建設業か特定建設業か、といった「許可」に関するものです。検索画面の補足には、大臣許可業者について「保険加入状況」を先行して掲載しているという説明もあります。一方、検索画面と案内ページを確認した範囲では、経営事項審査の結果(総合評定値など)を検索する項目は見当たりません。

確かめたいことと、見る場所
確かめたいこと見る場所
建設業許可の有無、許可番号、許可行政庁、業種企業情報検索システム(この記事)
経営事項審査の結果(総合評定値P点・審査基準日)建設業情報管理センターの経審結果公表
過去の行政処分国土交通省ネガティブ情報等検索サイト

表の区分は、各検索画面で確認できた項目にもとづく整理です。保険加入状況は、案内によると過去の許可申請等の際に許可行政庁が確認した結果で、現在の加入状況を保証するものではありません。現在の状況は事業者に確かめてください。

建設業者を検索する手順(入力項目)

  1. 国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」の案内ページから、企業情報検索システムを開きます。
  2. 次の画面で、見たい事業者として「建設業者」を選びます。
  3. 取引先の情報を入れます。商号・名称は、株式会社・有限会社などを除いた名称で入力する案内になっています。AND条件・OR条件を選べます。
  4. 許可番号が分かるときは、許可番号欄に入れます。許可行政庁は「国土交通大臣」と「知事」から選びます。
  5. 必要に応じて、本店の都道府県、業種(土・建・大・左…の略号)、一般建設業・特定建設業で絞ります。所在地を空欄にすると、営業所の所在地も検索対象になります。
  6. 結果の並び順(許可行政庁・許可番号・商号・代表者名・所在地)と、1ページの表示件数(10〜50件)を選んで検索します。

同じ名称の会社が複数出ることがあるので、名刺や契約書にある許可番号、所在地、代表者名で突き合わせると取り違えを防げます。

掲載はいつ反映されるか(更新は月2回)

システムのお知らせでは、掲載情報の更新は建設業者・宅建業者で月2回です。更新のタイミングによっては、実際の情報とタイムラグが生じることがあると断っています。国土交通省の案内ページには、新規の許可取得や許可内容の変更は、おおむね1か月程度で検索システムに掲載されると書かれています。

許可を取ったばかりの会社や、業種追加・更新の直後の会社が検索に出ないときは、掲載前の可能性があります。見つからないことだけで無許可と決めつけず、相手に許可通知書や許可番号を確かめてください。

掲載内容が違うとき(許可行政庁へ連絡)

掲載情報は、許可等行政庁が登録した情報です。国土交通省の案内では、まれに建設業許可業者の企業情報(代表者名、所在地、電話番号など)が誤って反映されている場合があり、その場合は各許可行政庁がデータを修正するので、許可行政庁へ連絡するよう求めています。個別業者の掲載内容や修正は、許可等行政庁に問い合わせる扱いです。

画面で文字が正しく表示されず、空白や「・」「■」になることもあります。正しい文字は許可等行政庁に問い合わせる、と案内されています。

許可のあとに確かめること(経審の結果・処分歴)

許可の有無が分かったあとは、目的に応じて次の確認に進みます。公共工事の入札参加を前提にした取引なら、経営事項審査の結果が公表されているか、有効期間内かを建設業情報管理センターの検索で見ます。結果が出る時期の目安は『経営事項審査結果の公表はいつから』にまとめています。処分歴を知りたいときは、国土交通省のネガティブ情報等検索サイトを使います。

どの検索結果も、公開されている情報の範囲での確認です。相手の信用や工事の品質を保証するものではありません。取引の可否は、契約書や許可通知書の確認とあわせて判断してください。

確認した一次資料

確認日:2026年10月15日。画面の項目や更新の頻度は変わることがあるため、実際に調べるときは国土交通省の案内ページを開いて確かめてください。

まとめ

  • 企業情報検索システムは、建設業許可の内容(許可番号・許可行政庁・業種など)を調べる検索画面で、経審の結果は載っていない。
  • 商号は株式会社などを除いて入力し、許可番号・所在地・代表者名で同名の会社と取り違えないようにする。
  • 更新は月2回で、新規許可や変更の掲載は概ね1か月かかる。見つからなくても無許可とは決めつけない。
  • 掲載内容に誤りがあれば、許可行政庁へ連絡する。
  • 経審の結果は建設業情報管理センター、処分歴はネガティブ情報等検索サイトで別に確認する。

この記事は公開情報の見方の説明で、個別の取引の可否や法的な判断は行いません。正式な評点は審査結果が優先します。評点表・算式の転記元は一次資料・出典一覧で確認できます。

よくある質問

企業情報検索システムで、経審の結果(P点)は見られますか?
検索画面と案内ページで確認した範囲では、経営事項審査の結果を検索する項目はありません。画面にあるのは商号・許可番号・許可行政庁・所在地・業種・一般/特定といった許可に関する項目です。経審の結果は建設業情報管理センターの公表で確かめます。
新しく許可を取った会社が検索に出ないのはなぜですか?
国土交通省の案内では、新規の許可取得や許可内容の変更は概ね1か月程度で掲載されます。更新は建設業者・宅建業者で月2回のため、直後はタイムラグがあります。見つからなくても無許可とは決めつけず、相手に許可番号や許可通知書を確かめてください。
掲載されている代表者名や所在地が違うときはどうしますか?
国土交通省の案内では、各許可行政庁がデータを修正するので、許可行政庁へ連絡するよう求めています。個別業者の掲載情報や修正は、許可等行政庁への問い合わせです。
商号はどう入力しますか?
株式会社・有限会社などを除いた名称で入力する案内になっています。同名の会社が出るときは、許可番号・所在地・代表者名で突き合わせます。

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