受審後の実務

成田市の入札参加資格|等級の点数区分・工事成績の主観点・随時申請の受付期間

千葉県成田市の建設工事の入札参加資格を、市の審査基準と随時申請の案内から整理します。F・A・B・C級の点数の区切り、工事成績と社会保険の加減点、令和8・9年度の随時申請の受付期間がわかります。

成田市 令和8・9年度 随時申請
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

成田市の建設工事の等級は、経審の点数(客観点数)を土台に、市の工事成績や社会保険の加入状況などの主観点を足して決まる仕組みです。ただし審査基準の附則は、当分の間は客観点数だけで等級を格付けるとしています。

2026年10月23日に確認した内容です。最新の案内は成田市「令和8・9年度入札参加資格の申請について(随時申請)」でご確認ください。

F・A・B・C級の点数の区切り

審査基準は、客観点数(経営事項審査の結果)と主観点数の合計点数で、等級をF・A・B・Cの4つに分けると定めています。区切りは工事の種別ごとに決まっています。

成田市の等級と合計点数の区切り
等級土木・舗装・建築工事設備・その他工事
F1,200点以上1,000点以上
A740点以上1,200点未満740点以上1,000点未満
B640点以上740点未満640点以上740点未満
C640点未満640点未満
附則は、第6条の定めにかかわらず、当分の間は客観点数に基づいて格付けをするとしています。この附則は令和8年4月1日施行の改正でも残っています。主観点が実際の等級にどう効くかは、市の発表で確かめてください。

客観点数のもとになる経審の総合評定値(P点)の見方は、経審のP点の計算の仕組みで説明しています。

主観点の項目と加減点

主観点数は、次の項目の点数の合計です。

成田市の主観点の項目(審査基準第5条)
項目点数
市発注で契約金額200万円超の工事の成績(審査基準日の前2年以内に竣工検査が終了したもの)成績の平均点×1.4−82(小数点以下第1位を四捨五入)。成績が80点以上なら30点
審査基準日の前2年以内に賃金不払いで労働基準監督機関から直接指摘を受けた−10点
下請業者の賃金不払いで、責任があると認められる−10点(解決したときは−4点)
建設業退職金共済組合と退職金共済契約を結んでいない(対象者を使用することが予想される場合)−4点
健康保険の被保険者資格取得届を出していない(対象者を使用している場合)−10点
労働災害防止協会に加入している+6点

工事成績の式に当てはめると、平均点が75点なら75×1.4−82で23点です。平均点が80点を超えても上限は30点です。

適格審査では、金銭的信用を著しく欠くときと、申請書類に故意に虚偽を書いたときは不適格とされます。経営状況が著しく不健全なときなどは、不適格とすることができるとされています。

随時申請の受付期間と名簿登載日

令和8・9年度の随時申請は、月ごとに12回に分かれています。書類が各期間の末日までに共同受付窓口へ届いたものを審査し、名簿への登載は審査の完了が条件です。

令和8年10月以降の受付期間と名簿登載予定日
申請受付期間名簿登載予定日
令和8年10月16日から11月16日まで令和9年1月1日
令和8年11月17日から12月15日まで令和9年2月1日
令和8年12月16日から令和9年1月15日まで令和9年3月1日
令和9年1月18日から2月15日まで令和9年4月1日
令和9年2月16日から3月15日まで令和9年5月1日
令和9年3月16日から3月31日まで令和9年6月1日

名簿の有効期間は、名簿登載日から令和10年3月31日までです。対象は建設工事のほか、測量・コンサルタント、物品、委託です。同じ千葉県電子自治体共同運営協議会の窓口を使う市の例として、佐倉市の入札参加資格も参考になります。

書類の送り先と変更の届出

申請は、ちば電子調達システムで電子申請をしたあと、申請マニュアルに書かれた添付書類を付けた申請書を共同受付窓口へ送る流れです。

成田市は、書類を直接受け付けていません。市へ直接送らないよう、市の案内が注意しています。送り先は、千葉市中央区市場町1の1の千葉県庁南庁舎2階にある千葉県電子自治体共同運営協議会(共同受付窓口)です。

名簿の登載内容に変更が生じたときは、直ちにちば電子調達システムで変更申請をします。電子申請の方法は、申請マニュアルの「ちば電子調達システムFAQ」とシステム内の「よくある質問検索」で確かめられます。

確認した一次資料

申請の可否や個別の判断は、市の最新の案内と審査結果が優先されます。

まとめ

  1. 成田市の等級は、F・A・B・Cの4つ。土木・舗装・建築はFが1,200点以上、設備・その他は1,000点以上。
  2. 主観点は、市の工事成績(平均点×1.4−82、上限30点)、賃金不払い、退職金共済、健康保険の届出、労働災害防止協会への加入で加減される。
  3. 審査基準の附則は、当分の間は客観点数だけで格付けするとしている。
  4. 随時申請は千葉県電子自治体共同運営協議会の窓口へ送る。令和8年10月16日から11月16日の受付分は、令和9年1月1日付で名簿に載る。

次に知りたいことは、こちらの記事で確認できます。

よくある質問

成田市の建設工事の等級は、何点で分かれますか?
土木・舗装・建築工事は、合計点数が1,200点以上でF、740点以上1,200点未満でA、640点以上740点未満でB、640点未満でCです。設備・その他工事は、Fが1,000点以上で、A以下は同じ区切りです。
成田市の主観点には、どんな項目がありますか?
市発注工事の成績、賃金不払い、建設業退職金共済、健康保険の被保険者資格取得届、労働災害防止協会への加入です。加入や成績で加点され、不払いや届出の漏れで減点されます。
成田市の工事成績は、主観点でどう計算されますか?
審査基準日の前2年以内に竣工検査が終わった、契約金額200万円超の市発注工事の成績の平均点に1.4を掛け、82を引きます。たとえば平均75点なら23点です。成績が80点以上のときは30点です。
成田市の入札参加資格の申請書類は、市に送りますか?
市では直接受け付けていません。ちば電子調達システムで電子申請をしたあと、添付書類を付けた申請書を、千葉県電子自治体共同運営協議会の共同受付窓口へ送ります。
成田市の随時申請で、令和8年11月に出すと、いつ名簿に載りますか?
11月16日までに窓口へ届いた分は令和9年1月1日、11月17日から12月15日までの分は令和9年2月1日が登載予定日です。名簿への登載は審査の完了が条件で、有効期間は令和10年3月31日までです。

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