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経審P点の最高点は2,159点・最低点は163点|満点の内訳を実測で確認

制度上の上限と下限を、国土交通省の資料とエンジン実測の両方で確かめます。

国土交通省の告示・改正概要
編集:建設経営ラボ編集部(合同会社フューチャープロンプト) / 運営方針・出典

経審の総合評定値P(P点)には、制度上の上限と下限があります。5つの評点それぞれに最高点・最低点が定められているためです。この記事では、国土交通省の資料に記載された公式値と、本サイトの計算エンジンで全評点を最大・最小にして実測した値を突き合わせて確認します。

最高点は2,159点

国土交通省「経営事項審査の主な改正事項(令和8年7月1日施行)」より:総合評定値P = 0.25X1+0.15X2+0.20Y+0.25Z+0.15W(最高点:2,159点/最低点:163点

経審P点の理論上の最高点は2,159点です。これは5つの評点をすべて制度上の上限まで満たした場合の値で、国土交通省の改正概要と関東地方整備局の手引き本編の両方に記載されています。

本サイトの計算エンジンで全評点を最大にして試算しても、同じ2,159点になります。

項目
計算式0.25×2,309+0.15×2,280+0.20×1,595+0.25×2,441+0.15×2,073
計算結果2,159.45
P点(小数点以下四捨五入)2,159点

本サイトの計算エンジンで実測。評点テーブルはすべて国土交通省の告示・地方整備局の手引きから転記し、独立した二重チェックを行っています。

5つの評点それぞれの最高点

P点の上限は、5評点それぞれの上限をウェイト(重み)で合計したものです。

評点内容最高点ウェイト
X1完成工事高2,309点0.25
X2自己資本額・平均利益額2,280点0.15
Y経営状況1,595点0.20
Z技術力2,441点0.25
W社会性等2,073点0.15

評点そのものが最も高くなるのはZ(技術力)の2,441点で、しかもウェイトも0.25と最大です。ただしこれは技術職員数値15,500以上・元請完成工事高1,000億円以上という水準で、大手ゼネコンの規模になります。

W(社会性等)の2,073点は、W1〜W8の項目合計237点を「項目合計×10×175÷200」の式で評点に換算した値です。詳しくはW点(社会性等)とはで解説しています。

最低点は163点(0点にはならない)

すべての評点が最低でも、P点は0点にはなりません。

評点最低点備考
X1(完成工事高)397点完成工事高が0円でも397点
X2(自己資本額等)454点0円未満は0円とみなす
Y(経営状況)0点下限0点でクランプ
Z(技術力)456点技術職員0人でも456点
W(社会性等)▲788点唯一マイナスになる評点
総合評定値P163点0.25×397+0.15×454+0.20×0+0.25×456+0.15×(▲788)=163.15

X1・X2・Zには「下駄」にあたる最低点があるため、実績がゼロでもP点は163点残ります。区分表の最下位区分が0点ではなく、一定の点数から始まる設計になっているためです。

W点だけがマイナスになります。民事再生法・会社更生法の適用(▲60点)、営業停止処分(▲30点)、指示処分(▲15点)といった減点項目があるためです。項目合計が最低の▲90点になったとき、W評点は▲788点になります。

「2,136点」という数字について

経審の最高点として「2,136点」という数字を目にすることがあります。しかし国土交通省の資料に記載されているのは2,159点です。

本サイトでは、公表資料の記載と計算エンジンの実測が一致した2,159点を採用しています。「2,136点」の出どころは特定できていないため、断定は避けますが、改正前の古い基準による数字である可能性があります。

出典: 国土交通省「経営事項審査の主な改正事項(令和8年7月1日施行)」および関東地方整備局「経営事項審査の手引き」。いずれも総合評定値の最高点を2,159点、最低点を163点と記載。

現実の会社は何点になるか

2,159点は、完成工事高1,000億円以上・技術職員数値15,500以上といった最上位区分をすべて満たした場合の理論値です。実在の企業がここに到達することはまずありません。

本サイトのモデルケース(年間完成工事高3億円・元請2億円・自己資本5,000万円・技術職員6名の小規模建設業者)で試算すると、次のようになります。

評点モデルケース理論最高
X1(完成工事高)842点2,309点
X2(自己資本額等)647点2,280点
Y(経営状況)700点1,595点
Z(技術力)714点2,441点
W(社会性等)621点2,073点
総合評定値P719点2,159点

理論最高が2,159点なのに対し、このモデルケースは719点です。P点は自社の完成工事高・技術者数・財務内容で決まるため、平均や相場を一般化するより、自社の数値で試算するほうが確実です。経審P点シミュレーターで確認できます(無料・登録不要)。

まとめ

  • 経審P点の理論最高点は2,159点、最低点は163点(国土交通省の改正概要に記載)。
  • 評点自体が最も高いのはZ(技術力)の2,441点で、ウェイトも0.25と最大。
  • 実績がゼロでもP点は163点残る。X1・X2・Zの区分表に最低点があるため。
  • マイナスになるのはW(社会性等)だけで、最低は▲788点。
  • 最高点は令和8年改正の前後で変わっていない(W点の項目合計の上限237点が据え置きのため)。

P点の計算方法は経審P点の計算方法、点数を上げる考え方は経審の点数を上げる方法を参照してください。

よくある質問

経審P点の最高点は何点ですか?
2,159点です。国土交通省「経営事項審査の主な改正事項(令和8年7月1日施行)」に総合評定値の最高点として記載されており、関東地方整備局の手引き本編にも同じ記載があります。本サイトの計算エンジンで5評点すべてを理論上の上限にして試算しても、同じ2,159点になります。
経審P点の最低点は何点ですか?
163点です。すべての評点が最低でも0点にはなりません。X1(完成工事高)は完成工事高が0円でも397点、Z(技術力)は技術職員0人でも456点というように、区分表の最下位区分が一定の点数から始まる設計のためです。唯一マイナスになるのはW(社会性等)で、最低は▲788点です。
P点の最高点は令和8年改正で変わりましたか?
変わっていません。新基準・改正前基準とも2,159点です。改正で変更されたのはW(社会性等)の一部項目ですが、W1〜W8の項目合計の上限(237点)は改正前後で据え置きのため、P点の上限も変わりませんでした。

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