Y(経営状況)は、決算書から算出する8つの財務指標をもとに計算される評点です。総合評定値Pへの重みは0.20で、X1・Zに次いで大きな影響を持ちます。
8つの財務指標
| 指標 | 算出式 | 単位 |
|---|---|---|
| 純支払利息比率 | (支払利息-受取利息配当金)÷売上高×100 | % |
| 負債回転期間 | (流動負債+固定負債)÷(売上高÷12) | ヵ月 |
| 総資本売上総利益率 | 売上総利益÷総資本(2期平均)×100 | % |
| 売上高経常利益率 | 経常利益÷売上高×100 | % |
| 自己資本対固定資産比率 | 自己資本÷固定資産×100 | % |
| 自己資本比率 | 自己資本÷総資本×100 | % |
| 営業キャッシュフロー | 営業CF÷1億円(2年平均) | 億円 |
| 利益剰余金 | 利益剰余金÷1億円 | 億円 |
各指標には上限値・下限値が定められており、範囲外の値はクランプ(上下限に丸める)されます。
経営状況点数からY評点への変換
経営状況点数(A)=-0.4650×純支払利息比率-0.0508×負債回転期間+0.0264×総資本売上総利益率+0.0277×売上高経常利益率+0.0011×自己資本対固定資産比率+0.0089×自己資本比率+0.0818×営業キャッシュフロー+0.0172×利益剰余金+0.1906
Y評点=167.3×A+583(最高1595点・最低0点)
Y評点=167.3×A+583(最高1595点・最低0点)
8指標それぞれに係数を掛けて合計し、経営状況点数(A)を求めます。そのAをY評点の式に代入すると最終的な評点になります。
計算例
純支払利息比率2.0%・負債回転期間5.0ヵ月・総資本売上総利益率20.0%・売上高経常利益率3.0%・自己資本対固定資産比率100.0%・自己資本比率30.0%・営業キャッシュフロー0.3億円・利益剰余金0.5億円という財務内容の場合、次のようになります。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 経営状況点数(A) | 0.03 |
| Y評点 | 588点 |
本サイトのP点シミュレーターでは、経営状況分析結果通知書に記載のY点をそのまま入力する方法と、この8指標から自動計算する方法の両方を選べます。
まとめ
- Y評点は8つの財務指標から2段階(経営状況点数A→Y評点)で計算する。
- Pへの重みは0.20で、X1・Z(各0.25)に次いで大きい。
- 令和8年改正の対象外のため、新旧基準で共通の式・評点。
- 結果通知書のY点をそのまま入力するか、8指標から自動計算できる。
P点全体の計算方法は経審P点の計算方法を参照してください。